こそーーっと、怖い話なんかしちゃったりして・・・

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38壁に耳あり、障子にメアリーさん
何年か前、若い女性漫画家が東京都江東区の自宅で絞殺死体となって
発見されたというニュースがあったのを覚えているだろうか。
この事件はまだ解決しておらず、警視庁のサイトでも情報を募集している。
実は最近になって、この事件に関する奇妙な噂を耳にするようになった。
いわく、死んだはずの被害者にそっくりな女性を都内で見た、と。
つまらない幽霊話と思わずに続きを聞いて欲しい。目撃談は複数あり、
そのうちのほとんどが「水」と「赤」と「鳥」に関係するのだ。
むろん全てではない。しかし、神社に真っ赤なワンピースを着て頭からびしょ濡れで
ハトのえさを買いに来た姿を見たとか、赤い羽根のついた帽子をかぶって
某ミネラルウォーターを大量に買いに来たとか、水あめを手に
持ったまま、京浜東北線で赤羽から鶯谷までずっとかき混ぜていたとか
まるで奇行としか言いようがない状態が目撃され、そして姿を消している。
このすさまじき話を彼女の生前のある知人に話したところ、その知人は
すっかりおびえてしまい、それ以後我々とは連絡が取れなくなった。
さて、その知人は何におびえたのか。被害者らしき女性の奇行の意味はなんなのか。
実はすでに今までの話の中にヒントがあるのだが・・・あなたにはわかるだろうか。