1 :
壁に耳あり、障子にメアリーさん:
2ちゃんねらー出版サービスは、板やスレ住人で、本をつくってみようと
いうときに使えるサービスです。あらかじめ、原稿を揃えることさえできれば、
タダで本を作ることができます。また、オンデマンド出版ですので、在庫を抱
えることもありません。尚、販売定価の5%は、自動的に2ちゃんねるへ寄付
されます。
基本的にどなたでも参加できますが、あまりに売れないと電波2ちゃんねる
が赤字になっちゃいますので、事前に簡単な企画書を提出してもらい、審査さ
せてもらいます。そこらへんはよろしくです。企画書といっても簡単なもので
いいんで、お気軽にどうぞ。その代わり不合格もありえますので、そうなって
もおこらないでね。よろしく。
http://dempa.2ch.net/misc/pub2ch/
2 :
壁に耳あり、障子にメアリーさん:02/10/22 14:32
=====★終了★=====
ただいまより壁住人が各自お勧めの本を紹介するスレになりました。
>2002/09/30まで
・・・・・・。。
『君たちはどう生きるか』
吉野源三郎 岩波文庫
ジャンルとしては子供達へ向けられた道徳・思想関連の本である。
戦時中に書かれた本であるが、良書のため現在まで改訂されながら読み継がれています
古臭さは感じさせません。何年経っても人間の道徳観は共通です。
本を読まなくなった大人にだって読んで欲しい
「どう生きてゆこうか」「どう生きてゆくのが正しいのか」迷ったときに未だに手にします
読書の秋、是非、是非読んでみてください。
俺的ベスト3に入ります。
誰か読んだらスレで感想教えてね。
あえて一冊選ぶなら
『ソラリスの陽の下に』
スタニスワフ・レム ハヤカワ文庫SF
惑星ソラリスの「海」には高度な知性がある。しかしそれは人類の知性とは
あまりにも異なるものであった...
リア厨のとき先輩のすすめで読んで、世界観が変わるほどのショックを受けた。
旧ソ連映画界の巨匠タルコフスキーにより「惑星ソラリス」のタイトルで
映画化されたが、こちらもおすすめ。
わたしも一冊お薦めします。
『ゲーデル、エッシャー、バッハ――あるいは不思議の環』
ダグラス・R・ホフスタッター (著) 野崎 昭弘 (翻訳) 白揚社 価格:¥5,500
ループにハマってしまった思考を解きほぐすのに最適の一冊です。
アキレスと亀の対話が秀逸。
内容は小難しくて、読むのが大変ですけど、理解が深まるほど
目から鱗の内容です。
理系の学生は、学生時代に一度は読んでみて損はないと思います。
高い本なので、図書館で見つけた時にでもどうぞ…
仕事終わって本屋へGO!
●『ソラリスの陽の下に』 見つからなかった・・・ 明日別の書店へ行ってみるとする。
SF系なんてしばらく読んでない。どきどき。
●『ゲーデル、エッシャー、バッハ――あるいは不思議の環』
あった。。。 値段相応に分厚い。簡単なケースに包まれている。
ふっふっふ。特に迷わず買い (;´Q`)ハァハァ・・・
JR中央線・総武線で役一時間 東京横断しながら社内で分厚いハードカバーを読む俺。
アキレスと亀の直前まで読破。どきどき。
しかし事前知識がないと少々辛いかもしれませぬ。ゆっくり時間をかけて読むとします。
『君たちはどう生きるか』
昔読みました。
今でも実家にはあるはず。読み直そうかな...
『ゲーデル、エッシャー、バッハ――あるいは不思議の環』
うちみたいな田舎の書店では置いてないだろうなぁ。
図書館でもあるかどうか...
あぁ、読んでみたい。
私的おすすめベスト3の第2位
『論文の書き方』
清水幾太郎 岩波新書
著者の思想にはさまざまな批判もあるが、彼の文章に対する真摯な姿勢には
心を打たれるものがある。よい文章を書こうと思ったらまず読むべし。
社会科学系の学生なら必読でしょう。
同じ著者の『私の文章作法』(中公文庫)も内容は若干ダブるがお勧め。
こちらの方が内容は入門者向けのようです。
『論文の書き方』
これはもう定番ですね…
これと併せて読む定番が、梅棹忠夫の『知的生産の技術』だったような…
今は野口悠紀雄先生の『超』シリーズに押されてますが…
>8
すかさず買ってしまうなんて…
漢ですね…
>>11 >『知的生産の技術』
そっちに行きますか。
次は三木清あたりがおすすめかなぁと思っていたのですが。
読んだ本の中で紹介されてた本って、どうしても読みたくなりません?
何でも良いの・・・? ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
>>13 いいのでは?
ひょっとして
エ ロ マ ン ガ で つ か ?
浅草弾左衛門 (塩見鮮一郎/小学館文庫、全6巻)
幕末から明治に掛けての動乱の時代
父祖数百年の悲願、穢多非人の醜名の撤回が成るも
その差別の壁に守られていた権利は多く
また人の心の中の差別までは取り除きがたく・・・
関八州の被差別部落の支配を任されていた弾左衛門
その名を継ぐ、最後の男の波乱の人生
改めて見たら帯書きみたいだ・・・(;´Д`)
>>15 今読んでる本にたまたま「弾左衛門由緒書」が出てきたんですよ。
その本も読んでみたいですな。
こうして読みたい本が増えていく...
一体何読んだら弾左衛門由緒書なんて出てくるんだろう・・・(;´Д`)
>>18 『幻の漂泊民・サンカ』沖浦和光著/文芸春秋という本です。
昨日のうちに読み終わる予定だったのですがまだ読み終わってません。
昨日は図書館行きました。
『ゲーデル・エッシャー・バッハ』(以下GEB)借りてきました。
ついでに『浅草弾左衛門』もチラッと見てきました。面白そう...
GEBを読み終えたらこっちも読んでみたいですな。
サンカとかなら新國民社ですな
ムーテイストな雰囲気が・・・(;´Д`)ハァハァ
>>20 残念ながら陰謀論とか秘密組織とか出てくるトホホなサンカ本ではありません...
漢文カナまじりの史料の引用が多く、読むのに時間がかかるのが難点。
こういうのすらすら読み書きできるんだから、昔の人ってすげぇや。
そこまでムーじゃねぇΣ( ̄口 ̄;)
結構まともに捉えてます
でもサンカ自体がムーテイストだから扱いを間違えると・・・・・・
『幻の漂泊民・サンカ』やっと読了しました。
サンカ秘密組織とかサンカ文字とか、誇大妄想的なサンカ像を悉く否定して
すごくあっさりした内容でした。
サンカの起源についても、天保以後の飢饉が頻発した時期に流民化した
農民の一部が川魚漁や竹細工で生計を立てていたものだとしています。
ロマンはないけど、現実にはそんなところが真相なんでしょうね。
おすすめするほどではありませんが、なかなか面白い本でした。
>>6 亀レスですが、その映画は見たことがありますよ。
私の場合女優さんのあまりの美しさに、それしか印象に残っていなかったりしますが(w
読書の秋です。みなさんのお勧めを教えてください。
あげあげー
※『ゲーデル、エッシャー、バッハ――あるいは不思議の環』
お勧めしてもらって買ったは良いが読む時間が無い。。。
そやねぇ。
明日は、おこたで本読もう。
『神秘学大全』
ルイ・ポーウェル/ジャック・ベルジュ
伊東守男 編訳
お薦めはクトゥルー神話大全のあれこれ
>>24 ナタリヤ・ボンダルチュクという女優さんらしいです。
私は首都高を走るシーンがかなり印象的でした。
GEB、ほとんど読み進まないうちに返却期日が来てしまいました...
以前別の板でも書いたことがあるんですが、
『影響力の武器』
これはかなりお勧めです。
あと、
『人間この信じやすきもの』
両方ともかなり高いんですが、それだけの価値はあると思いますよ。
>>27 レスどうもでございます。
これから早速画像の検索などを(w
それにしてもロシア映画ってのは最近あまり話題になりませんね。
娯楽性が薄いからなんでしょうかねぇ。
エイゼンシュテインの昔からあの国は映像に関する才能を持った
人が結構いたのかと思ってるところがあったんですが・・・
アニメーションのノルシュテインもすごいなぁ・・・
思想に関する入門的な本があったら教えてください
思想ってのは難しいですね・・・
哲学とかそういう関係のことでしょうか?
でしたら・・・ソフィーの世界!・・・とかいったら怒ります?(苦笑
あと『Eureka! 哲学がわかった!』
これは値段もそこそこで結構面白いかと。
最近あんまり本読まないんですわ・・・もうバテバテで。
>>31 ありがとうございます。言葉足らずで申し訳ないですが
哲学ではなくて政治思想みたいなのをおながいします。
ソフィーみたいに中・高校生向きのもので良いです…
んじゃまぁ、お約束はいってる気もしますが・・・( ̄ー ̄)
「レオニーの選択」
これをお勧めしておきます。
「ソフィーの世界」の政治版、と出版社自身も書いてますし(笑
この本、帯の文句が『あなたは民主主義を疑ったことがありませんか』
もうこれだけで購入決定でした(苦笑
ただ民主主義についてかかれたもの、というよりも、民主主義って何?
何が出来る?何が出来ない?・・・それに答えるために時には『アテナイ
民主制』に触れてみたり、あるときにはナショナリズムについて考えてみ
たり・・・
ぼんやりしていた(今の政治の問題点)の輪郭が、この本を読めば少しは
見えてくるんじゃないかなと。
そんな感じでしょうか。
たまには軽い本でもいかがですか。
「随園食単」
猿 枚 著
青木 正児 訳
岩波文庫
古今の文人が食の蘊蓄には必ず引用しているにも関わらず料理人から
の評価は極端に低いという本。
この本を「嘘ばっかり!」と糾弾するのは容易なのですが、それでは猿枚
の策中にまんまとはまってしまいます。
実はこの本は、「レシピ集の体裁を取った文学書」という点で、ボルヘス
の幻獣辞典以上に精密な出来であると言えるのです。
筆者の頭の中にある料理を如何にうまそうに、かつリアリティを持って描
写する猿枚の筆力は、やはりただならぬものがあり、さすがは「子不語」
という洒脱な怪異小説集をものにした著者だけのことはあります。
同様の本に「アピーキウスの料理書」などがあります。
ちなみにこの岩波文庫版、著者猿枚と訳者青木正児の時空を越えた
バトルも見所の一つです。
>>36 なんか微妙に違ってそうな気もするんですが、
日本で公開されたらとりあえず観に行っちゃうんでしょうな...
私はやっぱり女優さん次第ですかねぇ・・・(w