421 名前:新中 投稿日:2002/03/01(金) 15:46 ID:???
異端者 うにゅう へじほ
ちたん T イェイ 鈴木五郎
ねおぎこ ケイ・メイ ふにゅう スコール=本物
女好き 洋芥子ラゴン
ダースドラゴン 1000ワッカ 考える鳥 マターリ もう明やい シャル カレー信者
ビビ 名無子
名無し龍 緑茶
ひろゆき
(敬称略)
勝手に使ってごめん。
422 名前:鬼畜兄貴@あとがき 投稿日:2002/03/01(金) 16:00 ID:???
やっと終わりました。初めてのコテ小説。
予定では100話以内でまとめようとしたんですが・・・・。
今回のテーマは「情報」でした。
なぜかいつもハッピーエンドにはしないというクセがありますね・・・。
この物語は「警察」と「テロリスト」、そして「マスコミ」。
現代社会にうごめくこの微妙な三角関係を描きたくて書きました。
ハリウッド映画によくありがちなストーリーです。
ドカーンとかズガーンとかで表現するのも限界がありますが、書いてる本人は
マンガや落書きでも書くようなつもりで、ただはしゃいでるだけです。
バトロワのような小説は僕には書けません・・・・。単純なものしか・・・。
最後まで読んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。
転載完了。
コテハンやっててよかったなあと思う次第でした。
205 :
◆WufFFF/2 :02/03/01 21:01
majika!sugoina!
>>63 サンクス!!
では、
>>57-58の答えです。
A.= 4.谷川俊太郎
B.= 1.北原白秋
C.= 2.寺山修司
D.= 3.和田誠
どうでしょう?
予想は当たりましたか?
それにしても、このスレが異常な進み方をしていて、一瞬焦りました。
違うスレだったかと思いましたよ。(w
今夜は、ダメなんだけど、今度ゆっくり拝見させていただきま〜す。
ちなみに今夜は赤ワインのんでま〜す。
ここ厨房板よりかなり連投に甘い。。厨房板はすマイルさん作のを転載したんだけど
かなりエラー出た。
厨房板出のツールにやられないといいけど…。
>>205 ここまでの名作が2chに書かれないのは惜しいからね。壁はあまりdat落ち厳しくないので。
>>206 いや、すごいのは当然お主だよ。よくこんな短期間で書き上げた!感動した!!
>>207 一気にものすごい数のコピペしたからね。。かちゅの方はさぞかし重かったな(笑)
カンで、Bだけは当たりました(笑)
文章ではBが一番イイ!ミ・∀・ミ
>208
先日全部読みました。
紙にプリントアウトされるんじゃなくって、モニター通して読むのが
ベターなのでしょうね。
ほとんど知らないコテハン達なのですが、知っていると楽しさ倍増
なんでしょうね。
まざあぐうす、私のお薦めもBの北原白秋ですよ。原文に忠実ではないけれど
言葉の感じがまァるくってすきです。
>209
感謝!作者さんが1週間2chに出てこないので心配。。。
FFドラクエ板のコテハンのみが登場しているのれす。
青空文庫で読めるかな?作品…
>210
ツールか……厨房板はいいとしてなぜばたーまで
oyasumi
厨房板ほぼ壊滅状態。。
何か、大変のようですね。
復帰しました♪♪
自治スレとか結構話し合ってみたりなんかした。面白かった。
保守
作者どんがしばらく休業するそうなので
DQ小説を転載しにきた。
http://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1015472259/ 70 :K :02/03/20 00:06 ID:???
今から1億年以上も前のこと・・・・・・
歴史上では白亜紀やジュラ紀といった弱肉強食の世代・・・・
この世界にまだ人類が誕生していなかった頃、地上には爬虫類や鳥類に近い
「恐竜」という生物が君臨していた。
するどいツメやキバを持った恐竜たちは肉食動物の中でも
王の中の王という存在であった。
・・・・だが今から6500万年前、恐竜たちは突然この世界から姿を消す・・・
・・・・・・そして 現在 西暦2002年・・・・・・・・
71 :K :02/03/20 00:07 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号
72 :K :02/03/20 00:09 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE1
西暦2002年 7月25日 夏
アフリカ南部 ザンビア 首都ルサカより北東153Km地点のある森にて・・・・
気温40℃の中、シムサン考古学者とその助手ラゴンの二人は
ある遺跡を調査しにこの森へやってきた。
シムサン「この辺りのはずだが・・・・・。む?あれか・・・・!」
ラゴン「ふぅ・・・暑いなぁ・・・。大先生、ち、ちょっと休みませんか・・・。
足がもうヘトヘトで・・・それにノドも乾いて・・・・・。」
シムサン「ははは。ラゴンくん、もうへばったのか?ついに遺跡を発見したぞ。
おそらくこの中に何か手がかりが見つけられるかもしれん。」
ラゴン「大先生、あれは本当に存在するんですか・・・?僕には現実離れしすぎて
とても信じられないんですが・・・・・二千年前にこの世界とは別に
もう一つの世界が存在していたなんて・・・・・。」
シムサン「ああ・・・・、それを証明させるためにここへ来たのさ・・・。
私が世界中を回って探しあてたこの古文書によると、この遺跡には太古の昔
とてつもない大穴が開いていたそうだ。・・・そしてこの地上にかつて
存在していたモンスター達は何者かによってその大穴の中へ追放された
らしい・・・・。どうやら大穴はこの世界ともう一つの別世界とを繋ぐ
入口だったようだ。」
ラゴン「へぇ・・・・モンスターなんて生物がこの世に存在していたなんて
ちょっと信じられないなぁ・・・・・。」
73 :K :02/03/20 00:11 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE2
シムサン「モンスターだけじゃないぞラゴンくん、かつてこの地上に君臨していた
恐竜の生き残りだって・・・・。」
ラゴン「え・・・・?やだなぁ大先生、恐竜は6500万年も前にとっくに
絶滅したはずじゃないですか・・・・。」
シムサン「これは私の仮説だが・・・一部の恐竜は生き残り、そしてその恐竜が
進化した生物が存在していたのだと思う・・・・。」
ラゴン「進化・・・・・・?」
シムサン「そう、サルからヒトへ進化していったようにね・・・・・。」
ラゴン「・・・・・・・・」
シムサン「そして・・・・その進化した伝説の生物は、ある人物を追って
その大穴へ入っていったともされている・・・・。」
ラゴン「・・・・ある人物?・・・それはいったい誰ですか?大先生。」
シムサン「・・・本名までは分からない、でも彼の出身はオーストラリアから
はるか東の小島で生まれ育ったらしい。」
ラゴン「なんだか僕にはよく分かりませんが・・・この遺跡の中へ行けば
何かが分かるかもしれませんね・・・・。」
シムサン「ああ・・・・、もう大穴は閉じているだろうが壁画くらいは
見つけられるかもしれん。・・・さあ行こうか、ラゴンくん。」
ラゴン「はい、大先生。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
74 :K :02/03/20 00:13 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE3
遺跡あと 洞窟にて
シムサン「おい!ラゴンくん!このカベを見ろ・・・!」
ラゴン「・・・・?鳥のような絵が描かれていますね・・・・。大先生、
この絵はなんですか・・・?」
シムサン「これは紋章だ・・・・。おそらくこの鳥のような絵は、私が先ほど君に
話した恐竜が進化した伝説の生物を表しているのだと思う・・・・・。」
ラゴン「大先生!こんなところに書物が・・・・!!」
シムサン「む・・・、この書物の中に何か別世界についての記録があれば・・・・
・・・・・・あった!!この書物に違いない・・・!!」
ラゴン「やりましたね大先生!は、早く読んでみてくださいよ!」
シムサン「うむ・・・・それほど昔の書物ではないようだ・・・・。年代までは
記していないようだが、おそらく100〜200年前のものか・・・」
ラゴン「なんだかドキドキしますね・・・・・・・。」
シムサン「えーと、なになに・・・・[むかしむかし はるか むかしのこと]・・・
むぅ・・・どうやらこれは子どもが読むようなおとぎ話のようだ・・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
75 :K :02/03/20 00:16 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE4
むかしむかし はるかむかしのこと・・・・
この世界に魔法と呼ばれる不思議な呪文や、鉄を金に変えてしまう
錬金術と呼ばれる技などが発達していたころのお話です。
そしてそこに生息している動物はモンスターと呼ばれており、中には
その時代よりももっとはるか昔に絶滅した「恐竜」と呼ばれる爬虫類と鳥類に近い
生物が進化した伝説の生き物もおりました。
それはその時代で「ドラゴン」と呼ばれる生物で、この世界の天上には
どんな願いでも叶えてくれる神の竜が存在するとも言われておりました。
しかしドラゴンの子孫の中には人間たちをおびやかす悪いドラゴンも誕生しました。
悪いドラゴンはたくさんのモンスターたちを従え、自らを竜王と名乗り、
この世界をわがものにしようとたくさんの人々たちを苦しめました。
それを見た神さまは地上のすべてのモンスターともども、悪いドラゴンを
この世界とは別な世界へ追放させました。
・・・こうしてこの世界にはモンスターは一匹もいなくなり、魔法に代わって
科学という文明が発達しました。
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE5
・・・・しかし別な世界へ追放された悪いドラゴンは、そこでもその世界を
わがものにしようとたくらみ、「光の玉」と呼ばれるその世界の平和の源である
美しい宝玉をうばいました。
その世界はアレフガルドと呼ばれる神さまの使いがお創りになった世界であり、
かつてその世界には大魔王が君臨していたそうです。
悪いドラゴンはかつて大魔王が住んでいた城を乗っ取り、たくさんのモンスター
たちを部下にひきこみ、このアレフガルドをわがものにしようとたくさんの
人々たちを苦しめました。
しかしある日、ひとりの勇敢な若者によって悪いドラゴンをやっつけました。
そして光の玉を取り戻し、このアレフガルドに平和をとりもどしました。
人々は歓喜にあふれ、若者をたたえました。
その若者はその昔「ロト」と呼ばれた伝説の勇者の子孫だったのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
勇者ロトとは、かつてこのアレフガルドに君臨していた大魔王をたおし、
この世界に光を与えた伝説の勇者として語り継がれていました。
・・・・そして勇者ロトの子孫たちはこの世界の未来を何度も危機を救い、
永遠にアレフガルドの伝説として語り継がれてゆきました・・・・・。
77 :K :02/03/20 00:20 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE6
シムサン「・・・・・・・・・・・」
ラゴン「やりましたね大先生!世紀の大発見ですよ!!」
シムサン「・・・・・・・・・・いや・・・・」
ラゴン「・・・・・・大先生?」
シムサン「・・・この程度では大発見とは言えないな・・・・。かんじんの
裏の世界アレフガルドについての情報がほとんど記されていない・・・。
第一伝説の勇者ロトが大魔王を倒してから、その後の行方がまったく
書かれていない・・・・。やはり100〜200年前の書物ではな・・・。」
ラゴン「・・・・そうですか・・・・・・。」
シムサン「・・・・・・うん?これは・・・・・」
・・・・・・そのとき考古学者シムサンは書物の中にはさんであった古い手紙
らしき紙を見つけた・・・・・・・・・・・・
シムサン「・・・・・・・・・・・・・!!」
ラゴン「大先生!!それは何ですか?!誰の手紙なんですか・・・?!」
シムサン「・・・・[あなたの愛する息子より・・・・母上へ・・・・]・・・・
こ、これは・・・・まさか・・・・・」
ラゴン「息子・・・・?母・・・・・??」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
78 :K :02/03/20 00:24 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE7
・・・・・・・・あなたの愛する息子より 母上へ・・・・・・
このアレフガルドという不思議な世界へ足を踏み入れてどれくらいの年月が
経ったかわかりません。
どうかこの手紙だけは母さんの元へ届くことだけを願っています。
私はこのアレフガルドで、何人かの仲間たちとともに大魔王と戦い、
この不思議な世界に光を取り戻しました。
大魔王を倒したのち、私なりにいろいろと試みてみましたが、どんなことをしても
もう元の世界へは戻れないことがわかりました。
今からここへ書くことはおそらく母さんたちにはとても理解できないような
ことかもしれないでしょう。
母さんたちのいる世界からやってきた竜のモンスターは、たくさんの部下を
引き連れて今も私を追い続けています。
かつて私の仲間だったみんなも次々に殺され、とうとう私一人になってしまいました。
・・・・・・・・・そもそもの始まりはあのとき竜の女王からこのような
光の玉などを受け取ってしまったために・・・・・・・・
79 :K :02/03/20 00:27 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE8
母「おきなさい おきなさい、わたしのかわいい息子や・・・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
母「ここからまっすぐ歩くとお城です、王様にキチンとご挨拶するのですよ。
さあ行ってらっしゃい・・・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
竜の女王「あなたがもし魔王を倒すことができるのなら・・・・・あなたにこの
光の玉を授けましょう。生まれ出るわたしの赤ちゃんのためにも・・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シュヴァァァァァーーーーーーーーー!!!・・・・バシュゥゥゥンンン!!
ゾーマ「ほう・・・わがバリアーをはずす術を知っていたか・・・・・。
しかし無駄なこと・・・・、さあ わが 腕の中で息絶えるがよい!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゾーマ「よくぞ倒した・・・・・・。だが光 あれば 闇も またある・・・・・
ワシには見えるのだ・・・・この世に再び何者かが現れよう・・・・
だがそのときはお前はすでに年老いてこの世にはいまい・・・!!
わははははは・・・・・・!!!・・・・・・ぐふっ・・・!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
80 :K :02/03/20 00:31 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE9
王「よくぞ大魔王を倒してこの世界に光りをよみがえらせた!そなたに
ロトの称号をあたえよう!・・・・勇者ロトよ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戦士「おいロト、どうした?お前も飲めよ。」
ロト「ああ・・・・・」
賢者「どうしたの?大魔王を倒したってのに元気ないわね?」
魔法使い「・・・・・ロトよ、このアレフガルドも悪くない世界じゃぞ。
そなたの故郷アリアハンを想う気持ちは判るが・・・・。」
ロト「ごめん・・・・ちょっと外に行って風に当たってくるよ・・・・。」
戦士「そうか・・・・・・じゃあ後でな・・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
81 :K :02/03/20 00:33 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第一章〜 PAGE10
かくして勇者ロトは ここ アレフガルドの 英雄となる。
だが祝いの宴が終わったとき 勇者ロトの 姿は どこにも なかった。
そして彼が 残していった 武器や防具は ロトの剣 ロトの鎧
聖なる守りは ロトの印 として
のちの世に 伝えられて いったという・・・・・・・。
88 :K :02/03/20 05:07 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜
89 :K :02/03/20 05:08 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE11
ラダトーム城 明け方・・・・
城の地下にて
*「ぐぅぐう・・・・・」
ロト「・・・・すみません、ちょっと起きてください・・・・。」
*「・・・・ん?むにゃむにゃ・・・・ハッ!こ、これは・・・ロト殿・・・。
失礼、どうなされたのですか・・・?」
ロト「うん・・・・、あなたにこれを・・・・。」
*「これは・・・・太陽の石・・・。なぜこれをワシに・・・・?いや、
なにもおっしゃらなくても結構です・・・・。あなたの考えていることは
分かっておりますぞ・・・・・。」
ロト「ありがとう・・・・、この世界の未来のためにその石を後継者たちのために
役立ててください・・・。ボクはここにいても・・・・」
*「・・・・やはり行くのですな・・・・。」
ロト「・・・・・・帰れるかどうか分からないけど・・・・。」
*「・・・・・そうですか・・・。あなたがいなくなると寂しくなりますな・・・。
しかしワシもあなたが無事、故郷へ帰れることを願っております・・・・。」
ロト「ありがとう・・・・、仲間たちには何も言ってないけど・・・彼らはこの
世界が気に入ったみたいだし・・・・。」
*「・・・・・・お気をつけて・・・・勇者ロト殿・・・・。」
ロト「うん・・・・さよなら・・・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
90 :K :02/03/20 05:11 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE12
マイラの村から西の塔 最上階にて
ロト「・・・・・・ルビス様・・・・・」
ルビス「よくやりましたね、勇者ロト・・・・・・。大魔王ゾーマを倒してこの世に
再び光を取り戻したことを心から・・・」
ロト「ルビス様、もうそのセリフは世界中で聞き飽きました・・・・。それよりも
ボクはアリアハンに・・・元の世界へ帰るにはどうすれば・・・?」
ルビス「・・・・・・・・・・・・・」
ルビス「・・・・勇者ロト、残念ですがギアガの大穴はすでに閉じてしまいました。
この私でももうどうすることもできません・・・・。これからはこの地で
生き、この地で子を産み、この地に骨を埋めていってはどうでしょう・・・?」
91 :K :02/03/20 05:12 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE13
ロト「・・・・・母さんたちに・・・ボクは身内の者たちに何も言わずに
この世界へ来たんです、この世界は嫌いじゃないけど・・・・・やっぱり
ボクには帰るべき場所があります、それはこの世界ではありません・・・。」
ルビス「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロト「ルビス様、・・・・何か方法はありませんか・・・?」
ルビス「・・・・・・・・・・・・」
ルビス「・・・・私には無理ですが・・・・方法は・・・ないことも・・・・。」
ロト「ホントですか・・・?!そ、それはどんな・・・?!」
ルビス「・・・・神竜に頼めば・・・・あるいは・・・・・でも・・・
神竜はこのアレフガルドではなく上の世界に存在します・・・・・。」
ロト「神竜・・・・・??」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
92 :K :02/03/20 05:14 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE14
上の世界 竜の女王の城にて・・・・
A「何をしているの?」
B「あの竜の子の成長ぶりを日記に書いているのだよ・・・。」
A「そう・・・・・。あの子信じられないスピードで成長しているものね・・・。」
B「ああ・・・・怖いくらいにな・・・・。」
A「あの子誰にもなつかないし、それどころかこないだなんてあたしに
おもいっきり噛みついてきたのよ。」
B「ふむ・・心配だな・・・ワシもこないだ夢を見た・・・あの子が大きくなって
恐ろしい竜になって人々たちを苦しめる夢を・・・・・・。」
A「・・・・でもあの子は・・・女王さまからの頼みだし・・・・。」
B「うむ・・・・・、単なる思い過ごしだといいが・・・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
93 :K :02/03/20 05:16 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE15
生まれてから一日目
その竜の子が卵から出てきたとき、まわりに私達がそばにいたのにも
かかわらず、その子は誰にもなつかず、そして母親を捜そうともしなかった。
この種族には`すり込み’という習性がないらしい。
私達はその瞬間、この子は卵の中にいるときから私達の話し声を
聞いていたのだの理解した。
`この子は自分の母親はもうすでにこの世にいないということ知っている’
そしてその子は卵から孵化してわずか2分たらずで飛ぶことを覚えた。
それから1時間もしないうちにその竜の子は[何か]を探し始めた。
食べ物を探しているのか、母親の亡骸を探しているのか私達にはさっぱりだった。
そして竜の子は私達に訴えかけるように吠えだした。
まるで竜の子は[貴様らアレをどこに隠した]と脅迫しているかのように、私達に
襲いかかるように吠えだした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
95 :K :02/03/20 05:20 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE16
生まれてから二日目
まだ何も教えてもいないのに竜の子は突然言葉をしゃべりだした。
どこで聞いて覚えたのかは知らないが、ともかくその子が最初に覚えた言葉は
`ぶち殺すぞ’
だった。私達はこの子を一度、神竜様に会わせたほうがよいのではないかと
思い始めていた。
この竜の子は一度暴れ出すと一時間はそこら中に炎を吐き、目にとまる者を
次々に噛みついたりする。
今はまだ私達数人がかりで何とか取り押さえられるが、これ以上成長すれば
私達の身が危険になるかもしれない・・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
96 :K :02/03/20 05:22 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE17
生まれてから一週間後
わずか一週間にして竜の子はドラゴン種族の成人体型になる。
どうやら竜の子は母親の形見である「光の玉」を探していたようだ。
この城にないと分かると竜の子は突然私達に問いかけた。
`勇者のガキはどこへ行ったか知らねェか?’
彼は以前仲間たちとともにここへ現れたことがある。
しかしその後の彼の行方など私達が知るわけがない・・・・。
竜の子は私達が本当に知らないと分かると機嫌をそこねたのか、城の外壁を
破壊し、私達の仲間を数人半殺しにされた・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
97 :K :02/03/20 05:24 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE18
生まれてから10日目
ゆうべはなぜか竜の子はこの城にいなかった。
どこに行っていたのか聞きたかったが、最近は恐ろしくて何も聞けない。
だが竜の子は私に言った。
`神竜に会ってきた、テメェらじゃ話にならねェからな。’
私は危うく持病の心臓発作を起こしそうになった。
心の中まで読めるのか・・・・・・・・・・。
神竜に会うためには真の勇者しか行けぬはずなのに・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
生まれてから11日目
ついに竜の子はこの城から去っていった。
私達はほっとしたが、女王さまからのたっての願いを叶えてあげられず
ただどうすることもできなかった自分達に腹立たしさを感じた・・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
105 :K :02/03/21 05:17 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE19
・・・・・そいつはドラゴンのような姿をしてはいるが、パワーを抑えるために
人間と同じ姿にも変身できる・・・・・・
・・・・・だがそいつは人型の形態でもすさまじい戦闘力を持つ・・・・・・
・・・・・・私(ロト)が見るかぎりでは、ヤツは間違いなく・・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ドムドーラの町 武器屋にて
竜王「まずはこの町から当たってみるか・・・・。竜の姿では目立つから
人型の形態になっておくかな・・・・。」
売春婦「お・に・い・さん。あなたけっこうイケてるわね♪。わりとあたしの好み
だから安くするわよ♪2000Gでどう?」
竜王「目障りだ、消えろ。テメェのような薄汚ねェ娼婦なんぞに用はない。」
売春婦「まぁなによ!!失礼ね!あんたカオはハンサムなクセして口が
めっちゃ悪いわね!ば〜か、こっちから願い下げよ!!」
竜王「くだらねェ町だな・・・・そのうちブッ潰してやるか・・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
106 :K :02/03/21 05:20 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE20
ゆきのふ「ここは武器と防具の店だ、どんな用かね?」
竜王「・・・・ロトというヤツがここへ来なかったか?」
ゆきのふ「ほう・・・!お客さん運がいい!実は勇者ロトが装備していたという
鎧がウチにあるんですよ!ほら、これがそうです。・・・・見て下さいよ、
この完璧なまでの防御力、そして美しいまでの光り輝いた・・・」
ガツッ・・・!!
ゆきのふ「う!ぐ・・・ぐぁ・・・ぁぁ・・!!な、なにをするんだ・・・!」
竜王「オイ、オレはヤツが着ていた鎧なんぞに興味はねェんだ。勇者ロトの
行方を捜している・・・・。知っていることを話せ、このまま絞め殺すぞ。」
ゆきのふ「ぅぅ・・!!・・・・ぼ、僕は・・・なにも・・・・・!」
戦士「おい!お前!何をしているんだ!放してやれ・・・!」
竜王「・・・ん・・?誰だテメェ・・?いや・・・声は聞き覚えがあるな・・・。」
ドサ!!
ゆきのふ「はぁ・・・はぁ・・・!!」
戦士「大丈夫か・・・・?」
ゆきのふ「は・・・はい・・・・な、なんとか・・・・。」
107 :K :02/03/21 05:22 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE21
戦士「乱暴なやつだな、用があるのなら俺が聞いてやる。ちょっとそこまで
顔を貸してもらおうか・・・・。」
竜王「ホゥ・・・、威勢がいいな。ちょうどいい、テメェに聞くことにしよう・・。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ドムドーラの町はずれにて
戦士「ぐ、ぐぉぉぉおおお・・・・バ、バカ・・・な・・・!この俺が・・・!!」
竜王「どうした、もう終わりか?テメェは呪文も使えねェのか・・・?
呪文が使えないのならせめて身体を回復させるようなアイテムぐらい
持っておくべきだったな・・・・・。」
戦士「・・・・(こ、こいつなんて強さだ・・・・!!)・・・・」
竜王「テメェの声にはどうも聞き覚えがあると思っていたが・・・・テメェは
勇者ロトの仲間だな・・・?」
戦士「・・・・!!な、なぜそれを・・・・?!」
108 :K :02/03/21 05:24 ID:???
DRAGONQUEST ロトの称号 〜第二章〜 PAGE22
竜王「卵の中でテメェらがオレに話しかけてたのを覚えている・・・。あいにく
オレは一度聞いた声は必ず覚えてしまうのでな・・・・。勇者ロトは
どこにいる・・・・?」
戦士「卵・・・・・?!・・・そ、そうか・・・!貴様はあの竜の女王の・・!!
だ、だがギアガの大穴は閉じてしまったはずだ・・!なぜこの世界に・・・!」
ザシュッ!!
戦士「うぉぉぉぁぁあああ!!・・・・く・・・くそ・・!!」
竜王「オイ、そんなことテメェに話してオレに何か得があんのか?もう一度だけ
言うぞ・・・・。勇者ロトの野郎は光の玉を持っているはずだ・・・、
ヤツはどこにいる・・・・・」
戦士「・・・・・し・・知らん・・!俺たちだってあいつを捜して・・・」
竜王「・・・・・フン、では質問を変える。他の仲間はどこだ・・・?」
戦士「・・・き、貴様のようなやつに・・・だ、誰が言うものか・・・!!」
竜王「・・・・そうか、時間を取らせて悪かったな。・・・・あばよ。(ギィィィン・・・)」
ズガァァァァーーーーーンン・・・・・・!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
252 :
:
a