アニメ最萌トーナメント2011 投票スレRound88

<<佐倉杏子＠魔法少女まどか☆マギカ>>　支援【ストーリー支援1/20】（ネタバレあり）
　　　　　 　 .＿, --ヽ／,__--ヾヽ
　　　　　　 ﾉ:://__ヽヽ,---`---ヽ,　　　 魔法少女の代償に対しキュゥべえに抗議するも、
　　　　　,. -': ;.-_ ',-; -: ヽ. ,:/ヽﾄ.、　　　奇跡の対価だと冷静に指摘され気落ちしているさやか。
　　　 ／／`:i: : :ヽ: : : : ヽ: :ヽ: :ヾヽ　　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/639/anko_str3_001.jpg
　　／:: :i: : :∧:ﾄ : :ヽ: : : :ヽ : ヽ: ヽij
　./;ｲ: : .|-:/　ヾ ヽ'丁ヽi: : i : : !: |:ｌ　　　「いつまでもショボくれてんじゃねーぞボンクラ」
　i/|.: |: :�W_　　 〃う￣｀>: ｌ: _ |: :ﾄ:|　　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/640/anko_str3_002.jpg
　　.|: ヽ:|'うﾊ　　　弋＿i.| /`' iY: | |j
　　ヽ: ト.代.」　　　___ '''/,.'.,_-ノ: :ｌ　　　　そんなさやかを見かねて、杏子はさやかを外に連れだします。
　　　V .ｌ'''　　ｬ‐ '-ｖﾉ .',. ': : : : : ∧　　　「ちょいとツラ貸しな。話がある」
　　　　　｀ ヮ‐.ｪ￣-＜-、: : : : : ヽヽ　　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/641/anko_str3_003.jpg
　　　　　　/: i　/<.0.>ヽ,へ、 : : : ヾ ヽ、　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/642/anko_str3_004.jpg
　　　　 , .', : :ﾄ |:::::十:::::|:i >｀>: : : : :ヽ｀`
　 　 ／ﾌ : ;ｲ:| .}::::::|:::::::ｌ',ヘ/、::ヾ　、: ＼ 歩きながら、杏子はさやかへ語りかけます。
　　　 /: ／ |:i`/:::;イヽ:::ヽ-'　 ヽ::ヽ ヽ 、 「アンタさあ。やっぱり後悔してるの？こんな身体にされちゃったコト」
　　　.i:./　　.!/::／i'-ヽ 、:ヽ　　 ヽ:.i　　.ヽ ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/643/anko_str3_005.jpg
　　　.V　__／／i_」' ｀┤__ヽヽ　　 V　　　

<<佐倉杏子＠魔法少女まどか☆マギカ>>　支援【ストーリー支援2/20】

　　　　　　　　　__ r -r-―-ゝVム ､:.-､　「あたしはさ。ま、いっかって思ってるんだ。
　　　　　　 ,.ノ: : : :｀:´:.ヽ:,:r:-､: : ヽ;;;;､ヽ!　なんだかんだで、この力を手に入れたから好き勝手できてるワケだし。
　　　　ーァ: : : : ィ: : : :,i: : : : : : : : ヽ;;;r､|　後悔するほどのことでもないってね」
　　　　　 /: : :/i/_|: : / |:i: : :,: : : : : : |: : l　「……アンタは自業自得なだけでしょ」
　　　　　|,i: : /- ､ l:./　/_|:_/_|:i: : : : :|: :.|　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/644/anko_str3_006.jpg
　　　　　!.l:i:.:| {_ｿ　´ 　 -r-､/.|: : : :/: : |
　　　　　 ﾘ.!ヾ　　 '　　　!_ソ' l: : : :/: /:/　「そうだよ。自業自得にしちゃえばいいのさ。
　　　　　 　 ヽ 　　､　　　　 ,/ィi,./: /ﾚ　　自分のためにだけ生きてれば、何もかも自分のせいだ。
　　　　　　　/:i＼_ ＿＿__, r.―.i: :/　　　　誰を恨むこともないし、後悔なんてあるワケがない」
　　　　　　 /: i:,: ',|　　　 ト-､:__: : :|　　　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/645/anko_str3_007.jpg
　　　　　 ,「/´ / ´　,　 ／　／,へ: |
　　　　 / | |　|　　　 ／　／／ 　 !:.!　　　「…そう思えれば、大抵のことは背負えるもんさ」
　　　　/,ｲ |　|ー-／　／／　　　 .|:.:!　　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/646/anko_str3_008.jpg
　　　,r|/ ヽヽ|:::/　 ／ '´ ､　! 　 ヽ|:.:.､
　　　| |　　ヽﾚ, - '´　　　 .|./　　　.|:|ヾ.､　そして二人は廃墟となった教会に辿り着きます。
　 　 | ﾞ､　　ﾑ　　　　　　　!'　　　　|:.ﾞ､ ヽ　「……こんなところに連れてきて、なんなのよ？」
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　/　　　|　　| ヽ｀ 　　 　,ハ　　　　|:|i:.|

<<佐倉杏子＠魔法少女まどか☆マギカ>>　支援【ストーリー支援3/20】

.i:::::::::l　,､　∨　 　 　 ´ ﾉ　 ):/　|:::::::j;;;;;:::::::::|;;;;;;;;;|i;;;;;;;;;;;:::::::::| 「ちょっとばかり長い話になる」
人:::::::', | 抃　 　 　 　 ,ｯ=ﾗ示≧!::::/ﾐ;;;;;::::::::j;;;;;;;;;|;!;;;;;;;;;::::::::::| そして杏子は持っていたリンゴをさやかに放り投げます。
　 .＼:::', ｉ;jﾉ　　　　　　　/::;;j:::j/|::/　ﾐ;;;;::::::/;;;;;;;/;;|;;;;;;;;:::::::::::| ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/648/anko_str3_010.jpg
　　 .j＼',　､ 　 　 　 ,　　辷少　j/　 ﾐ;;;;::::/;;;;;;;/;;;;j;;;;;;;::::::::::::j
　　《　　　　　　　　　 ´, ';' , , ,　　　 ''‐ﾑｲ;;;／|;;;;/;;;;;;;::::,:::::/! 「……食うかい？」
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　　　 .|＼　　　　　　　　　　　ノ.ｰ--‐;;´;;;;;;;;;;;;!;;;;|;;;;;;::;;:::/:::::!
　　　 .|:::::｀:..､　　　　　 　 ≦ У⌒v､＞-､:::::::!;;;;|;;;;;;;;;:/;;::::::!　しかしさやかは敵の施しは受けないとばかりにリンゴを投げ捨てます。
　　　 .|:::::::::／`¨ ∧　　　　／ 　　／　　　｀ヽ|;;;;|;;;;;;;/;;;;;::::::!　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/650/anko_str3_012.jpg
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　　 .l. 　 〈　　_,:':::::::::／l＼_,;'´:::::::;;;;'´::::::;;;,､＿___};/;;;;;;;;;;::::::|
　　 .|. /　　 「　￣￣　 .! 　 ￣￣￣￣￣　　　　￣|;;;;;;;;;;:::::!　すると穏やかだった杏子の様子が一変し、さやかを掴み上げます。
　　 .|/　　　.|　　　|　　 |　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |;;;;;;;;;;;::::|　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/652/anko_str3_014.jpg
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「食いものを粗末にするんじゃねえ。……殺すぞ」
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<<佐倉杏子＠魔法少女まどか☆マギカ>>　支援【ストーリー支援4/20】

　 /:.:.:.l:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:./:ｲ　ヽ:.l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.l＼ しかし途中で我に返り、さやかを放します。
　/:ｲ:.:,:.:.:.:.:.l:.ﾄ:.:.:.ll:.{　　 ',:ﾄ､:.:|ヽ:.__l:.:.:.:l:.ヽ　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/655/anko_str3_017.jpg
　l:l:.:.:ｲ:.:.:l:.:|_| ',:.:.|ﾘ　　　ﾘ ,斗!´ ﾘl:!:.:.:.|､:.:..　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/656/anko_str3_018.jpg
　 |:./人:.:.:.:|ﾘ　ﾄ-!､　　　　　,ｨ示オ!:.:.,:.lヽ:.
　 |/ｲ:.:.:､:.:.|下示ォ　　　　　 込j　|:.:./､!:.　　落ちたリンゴを拾い直し、杏子は訥々と語りはじめます。
　　､:|:l,:.:,ヽ:.:.　 込ｿ　　 ,　　　　　 |:./ｲ/:.,　　「……ココはね。あたしの親父の教会だった」
　　 l从l:.l,ゞ,ミ､　　　　　　　　　 　 /,-':.:.:.:,　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/657/anko_str3_019.jpg
　　　　 '，:ｰ-`､　　 　　vっ　 　 ,.ｲ:.:l:.:.:.:.:.:.　 ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/658/anko_str3_020.jpg
　　　　　l:.:.:.l:.:l:.＞　 . _　　　,.イ:.:.:|:.:.:.,:.:.:.:.:.:.
　　　　　|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:.:lr,l　￣　　!ﾆヽ､:.:.l:.:.:.:.:.:.　「正直すぎて、優しすぎる人だった」
　　　　　|:.:.:.|, -r''"´ {　_　　,- /　　｀ｿ｀ヽ､:.　少し誇らしげに、杏子は言います。
　　　　　|:.:,ｲ　 |　 　,＿_｀_＿,/　　 /　　/｀　 ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/659/anko_str3_021.jpg

杏子の父親は聖職者で、他人を救うことを真剣に考え、正しいことを正しいと言える人でした。
しかし周りからはただの『新興宗教』という括りで白眼視され、誰からも相手にされませんでした。
一家は極貧生活となり、食べるものにも事欠くありさまでした。
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<<佐倉杏子＠魔法少女まどか☆マギカ>>　支援【ストーリー支援5/20】

　　　　 /: /: : : : : :ﾊ: : : : ﾊ:{　ヽ:ヽ: : : :ﾊ: : : : : ヽ:ﾊ　「5分でいい、ちゃんと耳を傾けてくれれば、
　 　 　 {: :l : : : :/: ハ: : : ハ:! 　 }ハ: : :ハ: }: : : : }: :!　正しいことを言ってるって誰にでも分かったはずなんだ！
　 　 　 |: : : : : :ハ:{　 ヽ: {　{　　j　 }: /　 Vi: : : : j :j　 ……なのに、誰も相手をしてくれなかった。悔しかった。許せなかった。
　 　 　 l: :! : : :√V￣ ｰV´　　　￣′￣｀ハ: : :ｲ: ′ 誰もあの人のことを分かってくれないのが、あたしには我慢できなかった」
　　　　 V:ﾍ : : |'〒＝ミ　　　　　　彡==〒┐: /: : |　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/662/anko_str3_024.jpg
　　 　 　}: |: :ハゝ{:::::;:}　　　　　　　 {::::::;:} /:ィ: : l :|　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/663/anko_str3_025.jpg
　　　　/: /: :ﾊ　　ゞ‐'′　　　　　　 ゞ‐‐' ´　!: : :V
　　　/: /l: : :ハ　"""" 　 　 ´　　　"""""　人 : ﾄ:＼　「だからキュゥべえに頼んだんだよ。
　　/:／　!: : : : ゝ.＿　　　　─　　　　　. .ィ : l: : :l ＼ゝみんなが親父の話を聴いてくれますように、って」
　／　　 ,′:' : : /: /: 二T ｰ─　 Tﾆ: ´:i : : : :l: : :l 　 ｀ ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/664/anko_str3_026.jpg
　　　　 .l : /: : :/: :／　V　　　　　V　＼: : : : :ヽ: :ヽ　　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/665/anko_str3_027.jpg
　　　　/: /: : ／＼　　　ヽ　　　　/　　　＞ ﾍ: :ヽ: :ヽ
　　　 /: /: : 人＿　｀ヽ　 ヽｰ-:７　　- ´　 　 ｲ: :ヽ: :ヽ 杏子も自分と同じように、他人のために祈っていたことを知り驚くさやか。
　 　 /;ィ: : /::::::::/｀ｰ-- 二 ∨二￣ -‐┬::´::::}: : : ﾊ: :　ttp://dl8.getuploader.com/g/1%7CY/666/anko_str3_028.jpg
　　/://;/: i::::::::V 　 　 　 　 {}　 　 　 　 V:::::::::}: : :ヽヽ: ＼

願いのおかげで杏子の父親の話を聴く人が増え、信者はどんどん増えていくようになりました。