ここまでページ数が飛びぬけて多い1話(56ページ)を紹介しましたが、一休みをかねて脇道にそれてみます。
■Waqwaq元ネタ探訪・その1
このマンガ「Waqwaq」には、あちこちに元ネタになる言葉や名称が出てきます。
まずはこの世界「ワークワーク」の名前の元ネタ考察。
・ワークワーク:ワクワクとも呼ばれ、中世アラビアで東の彼方にあるとされた伝説の島の名。蓬莱。
日本の古名「倭国」が訛ったものとされる(諸説あり)。
「ワークワーク」と「ワコクワコク」。響き的に似ていると思います。
マンガの中でシオが持っている地図も、実在する中世の地理学者「アル・イドリーシ」の地図と酷似。
↓比較↓
ttp://manga.x0.to/00/saimoe/src/moe34125.jpg (シオの持っている地図)
ttp://manga.x0.to/00/saimoe/src/moe34126.jpg (中世アラビアの地理学者アル・イドリーシの地図)
また、このワクワクは黄金の国であるという伝説もあり、マルコ・ポーロの「東方見聞録」の
記述に通じるかもしれません。(日本は砂金が沢山取れることで有名でした)