第三回漫画最萌トーナメント 投票スレ29

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735<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>>支援2/5
これはまた別の土地・・・少しだけ、前の時間の物語。
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 自身への呪術を解く手がかりを求めて、隠秘学研究の博士の下へと訪ねるクロ。
 最初のノックから4時間弱……呼び出しに応えのないことに静かに苛立ちを感じるクロ。

 「ふむ……なら暗くなる前に、少し邪魔させてもらおうか。」
 「へ!? ちょっ…オイ!!」

ガシャ────ン!

 業を煮やしたクロ。は、屋敷への強行進入を図ることに。
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   「きたよ きたよ  きたのは はかせ?」

 「そこに誰か、いるのか?」
 そこで出会ったのは、耳としっぽのある二人の不思議な少女たち・・・
                             ・・・対応に困って思案に暮れるクロ。
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736<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>>支援3/5:2009/08/12(水) 13:50:46 ID:RRBSPruu
少女と呼ぶにはあまりに幼い二人は、それぞれ名前を「ニジュク」「サンジュ」と名乗った。
それは「はかせ」からもらった、特別な名前だという・・・

   「あたしたちなのったー こんどはそっちのばんー あなたはだぁれ?」
 その問いかけに「じゃあ、黒いから・・・旅人の『クロ』かな?」
   「へんななまえー」
 クロ。はどうやら、二人と打ちとけあえたようだ。
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 旅を共にする「セン」の調べで、どうやら博士は、別の凶暴な実験体により
 無残にもこの世から「旅立つ」ことを余儀なくされたらしいことを知るクロ。
  しかし「死」の概念が理解できないニジュクとサンジュは
   「じゃー どこへいけばはかせにあえるの?」
  と、無垢な質問を返してくる。
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 「どんな理由で…この子達が造られたかは分からないけれど
  この世界に生を受けたのだから…私達と一緒に来るかい? 外の世界へ、それを、探しに。」
二人に言葉をかけ、クロ。は、ニジュクとサンジュを外の世界へと連れていくことにしました。
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737<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>>支援4/5:2009/08/12(水) 13:51:46 ID:RRBSPruu
黒い旅人と白い子供達の、ちょっとかわった旅の始まりです。
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  道中道草をする、遊びたい盛りのニジュクとサンジュ。
  野山をいっぱいに駆け回る二人を、クロ。はようやく捕まえます。

  「ほら、つかまえた! さあ、きみは ニジュク サンジュ どっちだい?」

・・・・・というか、この茶色い物体は、誰?

  ニジュク・サンジュの持つ不思議な能力・・・それは、自然から色を「分けてもらえる」事。
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  ニジュクは面白がって、クロ。にも「色を分けようと」します。
  しかし、クロにかけられた呪いはニジュクの身体を、逆に、黒く蝕んでしまう・・・
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   「クロちゃをみどりくしたかったのに、あたしがくろくなっちゃった」と不思議がるニジュク。
  「それは、『黒』だからだろうね。黒い絵の具には、何を混ぜても黒にしかならない」と、諭すように語るクロ。
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738<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>>支援5/5:2009/08/12(水) 13:52:46 ID:RRBSPruu
  「このまま一緒にいたらいつか、あんな風に私が二人を真っ黒にしてしまうかもしれない」
  落ち込むクロ。に、かけ寄るニジュクとサンジュ。

   「えい、えい」「んむー」
  「・・・何を、してるんだ?」
  不可解な行動をするニジュクとサンジュに、問いかけるクロ。

   「あたしたち、あげてるの」
   「あたしたちのしろいのを、クロちゃんにあげてるの」
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  ニジュクとサンジュの好意に、激しく叱責するクロ。
  「さっき言っただろう!? そういうことはしちゃいけないって!!」

  「下手したらまた君たちが、黒くなりかねないんだ
       今度やったら、旅の途中だろうと捨て置くからな」

不器用なクロ。は、ニジュクとサンジュの「やさしさ」を素直に受け止められなくて
気持ちとは裏腹に、不器用な態度をとってしまうのだった・・・
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