第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-17
世界史板よりFF・ドラクエ板支援(全5回)
「歴史系元ネタ探し」
・カーバンクル
→FFシリーズでは、味方全員にリフレクの効果で有名な召喚獣。
元々は南米に入植したスペイン人たちの間でささやかれていた伝説の獣で、
額に大きなルビーのような赤い石を輝かせていると言われていた。
・イフリート
→FFシリーズでは、敵全体を炎で攻撃する召喚獣。元々はイスラームの
聖典で、通常『コーラン』と呼ばれる『クルアーン』に登場するジンの一種。
ジンはアラブ世界の妖怪であり、イフリートは五段階に分かれたジンのラン
クでは上から2番目に属する強力な存在とされ、『千一夜物語』にもしばし
ば登場している。
・カトブレパス
→FFシリーズでは、相手を石化させる召喚獣。元々古代ローマの博物学
者プリニウスが『博物誌』の中でエチオピアに棲むとしていた獣で、目を
見ると死ぬと伝えられていた。
重い頭は常に下に下ろしていたといい、これはゲームでも再現されている。
FFタクティクスの「獅子戦争」に因んで「○○戦争」集め
・薔薇戦争
教科書にも登場する有名な戦争。15世紀にイングランドのヨーク家(紋
章は白薔薇)とランカスター家(紋章は赤薔薇)が戦ったことに因んで、こ
の名で呼ばれるようになった。
最終的にはランカスター家の血を引くヘンリーがヘンリー7世として即位
し、ヨーク家のエリザベスと結婚して和解している。
・百合戦争
フランス王家の紋章は百合だったが、王家が断絶して先王の従兄弟が跡を
継いだフランスの王位継承権を、イングランド王エドワード3世(母がフラ
ンス王家出身)が主張して始まった百年戦争の最中、エドワード3世はフラ
ンス王位を主張するために自身も百合の紋章を使うようになる。
そのことから、薔薇戦争になぞらえて「百合戦争」と冗談めかして書いて
いる人もいるが、正規の呼び名ではない。
ちなみに、それまではイングランドの上流階級の間では、先祖の出身地で
あったフランスの言葉が話されていたが、エドワード3世の時代になってよ
うやくイングランドの言葉が使われるようになっている。
・菊戦争
後鳥羽天皇以降、皇室の紋は菊が使用されていたことから、欧米の史家が
時々南北朝時代の戦争を薔薇戦争になぞらえて「菊戦争」と書くことがある。これまた、正規の呼び名ではない。
ちなみに、江戸時代菊は菊門(肛門)に通じることから、男色を連想させ
るものと考えられることがあった。
薔薇王家に百合王家に菊王家って……。
・豚戦争−1
1859年、英領カナダとアメリカの境界線上にあったサンホアン島で、英
国人の豚がアメリカ人の農場に迷い込み、射殺されるという事件が起きる。
これだけならまだよかったのだが、豚の持ち主が要求した賠償が支払われず、
両者とも国に訴えたことから、軍が派遣されて一触即発という大騒ぎになって
しまった。
しかし、双方の指揮官が「豚一頭に馬鹿馬鹿しい」と兵士の命がかかるよう
な戦闘を行わなかったため、死者ゼロの内に終結している。
詳しくは以下の歴史Flashを参考にされたし。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/2816/flash/pig_war.html ・豚戦争−2
1906年、農業国であったセルビア王国の主要輸出品目であった豚肉に、
対立していたオーストリア・ハンガリー二重帝国が高い関税を課し、圧力を
かけた。
ところがフランス帝国やドイツ帝国が代わりに豚肉を購入し、自国の製品
を輸出して利益を上げてしまい、セルビアを刺激したオーストリア〜が損を
した上に評判を下げたというお粗末な結果に終っている。