第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント投票スレ0386

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99清き一票@名無しさん
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本選1回戦 勝手に「この二板にこの二冊」
   r―――――――――――――――――
   | G1組:<<遊園地>>・・・ジュリアン・バーンズ『イングランド・イングランド』
   | H1組:<<プロ野球>>・・海老沢泰久『監督』
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   |   /
   |  ./ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | /. |G1組。『フロベールの鸚鵡』で「作家」と「評伝」を、『10と1/2章で書かれた世界の歴史』で「聖書」と「歴史」を
   |./  |    徹底的にいじり倒した、ある意味で英国最強の作家、ジュリアン・バーンズが母国“イギリス”と“伝統”に
   '⌒ヾ  , '⌒ヽ 挑んだ野心作。(というか、バーンズはいつだって野心作しか書かないのだ)
 ¶  . '´ ▽ヾヽ ¶ 第一部が意外と普通に読ませる短編で、今回は趣向を変えてきたのかと思いきや
. ヽ_/ iヾ、_,リi〉ノ 。    。  /⌒\  /⌒ヽ第二部から得意のバーンズ節、下世話で猥雑で滑稽でどこか物悲しいストーリーテリングが炸裂。
  ¶ .!《 ゚ ヮ゚ノ》/      \l ( ´∀` )   “本物のイングランドよりイングランドらしいイングランド”が売りのテーマパーク「イングランド・イングランド」と
   Vi   つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ⊂ V≡V/  l それに関わる人々が織り成す物語の顛末やいかに。
  ┌───┐        ┌───┐    H1組は「広岡達朗が架空のプロ野球チームを率いてペナントレースを戦う」という奇策によって、
  │ 龍   |        │ 龍   |    “実在の人物を取り扱うことによる物語的制約”と“架空の設定を使うことによるうそ臭さ”の二律背反を
                             完璧に手玉に取った意欲作にして、読んでて胸が熱くなる傑作スポーツ小説。問答無用でお薦めだ!
                          
                                 完全G由投票主義@投票所