第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-16
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'''l^~ (__人__ノ -‐‐‐‐-l- <おいらは奥田のトヨ太郎〜♪歴史上画期的だった商品をだだっと説明していくぜ。
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l^'‐-:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::--‐'^l (C)化学板さんありがとうございます。
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(。・-・) まずは資生堂の「MG5」ね♪1967年に社運を賭けて開発した男性用化粧品なのよ。
/っ日~―‐-.、
(´ )
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(1)資生堂 MG5
1964(昭和39)年の東京、銀座みゆき通りに現れた“みゆき族”。
ずん胴型シルエットのスーツやブレザー、洗いざらしのボタンダウンシャツ。
小脇に抱えているのは、「VAN」のロゴが入った紙袋。
彼らのファッションは今までのどの流行とも違ったものでした。
ヘアスタイルも、短髪を七三分けにしてきちんと整えるアイビーカットでした。
このアイビーカットは、髪を自然のままソフトに仕上げるため、ポマードやチックではうまく整髪することができません。
彼らがまず目を付けたのは、1962(昭和37)年にライオン歯磨(現ライオン)から発売された「バイタリス」でした。
油性の液体整髪料なので、ポマードやチックに劣らない整髪力を持ちながらも、テカテカ、ベタベタせず、
若者向けのマーケティングも功を奏し、またたくまに彼らに支持されていきました。
これを悔しい目で見ていたのが化粧品最大手の資生堂。
今まで女性中心だった化粧品市場をなんとか男性にも広げられないか…
元々そう思ってたところにこのバイタリスの大ヒットがありました。
「絶対に男性用化粧品ビジネスで成功せねば・・・」
資生堂は総力を挙げて「MG5」を発売します。1967年でした。
この整髪料は2つの意味で全く斬新でした。
1つ目はその名前。
まるで記号のような商品名は、当時流行っていたクルマ「MG」と、
「モダン・ジェントルメン」の略を掛け合わせたものでした。
しかし社内会議ではお偉方が「こんなふざけた名前で売れるか」という声も出たそうです。
それだけ斬新なネーミングだったと言えるでしょう。
2つ目はそのデザイン。
社内デザイナー・杉浦俊作の手になるものですが、
それまで女性用化粧品で多かった細口のびんから、円筒形の太口にしたことと、
シンプルで男性的という理由からダイア状の市松模様を採用しており、
今までの化粧品とは断絶されたデザインでした。
この2点をセールスポイントに、資生堂は若者を中心とした広告戦略を繰り広げます。
CMには当時の人気俳優の団時朗さんや草刈正雄さんを起用、
「商品ではなく若者たちの生き方そのものをメッセージとして伝える」CMを作成することにしました。
商品発売から1年後の1968年、「MG5」はついに「バイタリス」を追い抜く人気商品となりました。
今でも現役商品であり、当時の若者である団塊の世代からは強く支持されています。
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| ∧
|∀・) 当時の若い男性には本当に人気があったらしいですよ
|_uノ エムジーファーイブ♪
次はアース製薬の「ゴキブリホイホイ」だ!
ゴキブリに直に触れずに退治できるこの商品は、物凄く話題になったんだよ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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(_` | (゚Д゚ ) パッパカパ- (´´
| Ю⊂)_√ヽ (´⌒(´
(  ̄ ∪ )^)ノ ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
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(2)アース製薬 ゴキブリホイホイ
1960年代の高度成長で衣食住の環境が飛躍的に良くなっていった結果、
家庭にはある侵入者が増えるようになりました。それが「ゴキブリ」です。
当時はゴキブリの生け捕り式捕獲器しかなく、その捕獲器は透明で、
入ってるゴキブリが外から見えるものでした。
これを水に入れたり踏んだりして始末するのですが、主婦にとっては決して心地よい作業ではありませんでした。
また捕獲器にはエサを常に入れなければならず、手間もかかるものでした。
「なんとかならないか・・・」。アース製薬の開発陣は新商品のアイデアに苦しんでいました。
まずはゴキブリの生態を徹底的に解明、エサに変わる強力なゴキブリ誘引剤を
見つけることから始めました。
社内に4畳半くらいの部屋を2つ作り、ゴキブリを大きな容器に入れ、寒さに弱いゴキブリの為、
室内を冷暖房完備にして研究を始めたのです。
1971年、ついに強力な誘引剤を発見しました。それは生物的な要素を多く含んだ混合香料でした。
あとはこの誘引剤をどうトラップに仕掛けるか、捕獲器のように主婦が手を下さず始末ができ、
さらにゴキブリの姿も見えないように・・・。アース製薬開発陣は研究を重ねました。
たまたま彼らは雑誌でアメリカ製のネズミ捕獲器の広告を目にします。
それは粘着シートに誘引剤をしみこませたものでした。
「これだ!」と叫ぶとすぐに粘着シートの開発にとりかかりました。
紙で作った箱の中に誘引剤をしみこませた粘着シートを置き、
そこに入り込んだゴキブリを捕まえる…理屈はその時点でできていましたが、
肝心の粘着シートがなかなか満足のいくものができませんでした。
粘着力が強すぎるとシートが剥がれず紙を破いてしまい、弱すぎるとゴキブリが逃げてしまいます。
まだアース製薬にはちょうど良い強さの粘着シートを作る技術力がありませんでした。
「ならば・・・」と次に思いついたのは、チューブの中に誘引剤入りの接着剤を入れることでした。
これを台座紙に塗ってもらうことで、粘着シートの代わりにする方法です。
チューブからの液漏れなど問題も起こりましたが、改良を重ねなんとかクリアしました。
そして1971年、いよいよ新商品の販売を開始しようとしていたときに社長からの一言がありました。
「これはゴキブラーという名前で売るのかい?それはとっつきにくいからゴキブリホイホイの方がいいよ。」
またこうも言われました。
「君たちは定価を250円にするようだが、値段というのは原価で決まるのではない。商品がお客さんに与える
メリットで決まるのだよ。これは450円でも売れる商品だよ」
結果、商品名を「ゴキブリホイホイ」、定価を450円に設定して販売を開始しました。
これが大当たりしました。早速スーパーから問い合わせが殺到、お客さんからも「とにかくよく獲れる」と感謝の声が相次いだのです。
また450円と高めに定価を設定したおかげで利益率が高く、傾いていたアース製薬の建て直しにも貢献しました。
1978年に悲願の粘着シートを開発に成功、売上げをますます伸ばし、今でもアース製薬の中心商品として活躍しています。
∧_∧
(*゚Д゚) ゴキちゃんを徹底的に研究した成果が出たんだね
|つ旦~
〜( つつ
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[( ・∀・)< 次は印鑑に革命をもたらした、シャチハタの「Xスタンパー」!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \朱肉を作ってたメーカーが、なんと朱肉いらずの印鑑を販売!すごい発想だったんだよ
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(3)シャチハタ Xスタンパー
皆さんは朱肉が要らない印鑑のことを「シャチハタ」と言ってませんか?
シャチハタは実は会社名で、この朱肉不要な印鑑の正式名称は「Xスタンパー」と言うのです。
シャチハタ社は1925(大正14)年に出した「日の丸印の萬年スタンプ台」が売れに売れて、
1960年代には自社ビルを建て替えるほどの大きな企業になっていました。
しかし、創業者の舟橋高次は、それだけでは飽き足らず皆があっと驚く事を考えていたのです。
高度成長にともなって日本のあらゆる会社で事務作業が煩雑化し、
舟橋はいちいち朱肉に印鑑を押す作業がなんとかならないかと考えていたのです。
ここで考えたのが「よし、朱肉がいらないスタンプを作ろう」。
これは、朱肉を売って来た自分の会社の全否定してしまうアイデアです。
しかし舟橋はこの画期的なアイデアを推し進めて行きました。
舟橋の考えた朱肉いらず印鑑の中身はこうでした。
印鑑の中にインキを入れます。名前を彫ってある表面のゴムには多数の穴を開けておきます。
そうして中からゴムの表面へインクが浸透するようにし、押したときにインキが印面に
滲み出てくるようにするというものです。
しかしゴムにどうやって穴を開けるかが厳しい問題になりました。
考えに考えた結果、天然ゴムの練りこみのときに塩を使うことにしました。
塩が混ざったゴムをまず作り、それを水に浸すことで塩が溶け出し、
そこがインクが染み出るちょうど良い大きさの穴になったのです。
シャチハタはこの商品を「Xスタンパー」と命名。いよいよ1965年に発売を開始しました。
しかし予想よりも全然売れませんでした。PR不足が原因でした。
そこで当時人気の”てんぷくトリオ”を起用し、大々的なPRを行ったのです。
このPRが功を奏し、人気商品の仲間入りをするかと思われましたが…。
「使っているうちにインキが薄くなる」「数日でインクが出てこなくなった」という客からのクレームが殺到したのです。
インクが出てこなくなるのは、ゴムの中でインキが詰まってしまうため。これはゴムの穴の大きさを再検討することで解決できました。
次にインクを改良し、日にち経過によるインク薄れを抑えることに成功しました。
そうして品質改良に成功、1970年の万博に向けシャチハタは大プロジェクトを遂行します。
万博の「生活産業館に」Xスタンパーのコーナーを設置し、大々的なデモンストレーションを実施したのです。
いろんなパビリオンをデザインしたスタンプをこの「Xスタンパー」で作成し、来園客のスタンプ集めに利用してもらうことで、
大きなPR効果を見込みました。
予想は当たりました。スタンプ集めに夢中になる客が多く、それらの客へのPRになったばかりではなく、
会場に来ていた銀行関係者にも注目を集めたのです。
ここから銀行を初めとして瞬く間に全国のオフィスへ「Xスタンパー」は広がっていきました。
∧ ∧ ∧ ∧
( ・∀・) (・∀・ ) こんなに画期的な商品でも、すぐには売れないものなんだねー
(∩∩) (∩∩)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─| 最後は大正製薬の「リポビタンD」!
鮪|____ ____┌───────────────────
|賊∨老 [ニニ]< それまでは、お薬をジュースのように冷やして
─┴─┴─(゚Д゚,,)- | おいしく飲む発想がなかったんでさあね。
∧_∧ 〓⊂| |___________________
 ̄( ´∀)日 ̄ ̄| £ ∝ 〆
―( つ――――――
○___)
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 ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄
(4)大正製薬 リポビタンD
ドリンク剤の代名詞的存在として誰もがご存知でしょう、大正製薬のリポビタンDです。
2000年度の業界調査によると、100mlドリンク剤のシェアにおいて、リポビタンDはなんと50.8%を占めています。
他のリポビタンシリーズの商品を含めると、その数字は60%近い。ロングセラーであり、
同時に驚くべきガリバー商品なのです。
このドリンク剤の歴史は1960年に同社が販売したアンプル剤「リポビタン液」(20ml)に始まります。
タウリンやビタミンを水に溶かしたものでしたが、薬品としては味が良く、すぐに順調に売り上げるようになります。
しかし、社長の上原正吉はそれだけでは満足していませんでした。
「うちのリポビタン剤はアンプルにしては味が良いと評判だ。
ならば、もっと味をよくして量を増やしてみよう。」
味付けにパインを使用し、さらにジュースっぽく飲めるドリンク剤を追求することにしました。
2年後の1962年、「リポビタンD」の販売が開始されますが、
ここで社長は実に型破りな販売方法を思いつきます。
「美味しく飲むためにはリポビタンDは店で冷やしておかないと」
今まで、薬品を冷やして飲むという考えは日本にはありませんでしたし、
当然薬局も販売の為の冷蔵庫など持っていませんでした。
ならばと上原社長は薬局に冷蔵庫の導入を勧めます。
サンヨー製牛乳ストッカーを改良したものを転用、次々とお店に導入していったのです。
暑い日に訪れたサラリーマンなどが飛びつき、当時としては高価(150円)だったに関わらず、瞬く間に人気商品となりました。
今でも薬局に行くとかならず栄養ドリンクが入った小さな冷蔵庫がありますよね。
また商品の陳列でも斬新な方法を取りました。10本入りの箱を、まるでタワーを築くように重ねたのです。
薬局によっては「こんなに積めない」と抵抗もありましたが、インパクトを重視する上原社長の強い勧めもあり、
どの店でもこれに習いました。効果はてきめんでした。
またCM戦略でも巨人軍・王選手を起用し、
体にいいドリンクというイメージを前面に出してPRしました。
その後は「ファイトー!一発!」で直接的なマッチョイメージに転換、
こうしてリポビタンDは今でも圧倒的なシェアを誇る栄養ドリンク剤になったのです。
ファイトー イッパーーツ!
(・∀・) (・∀・) (・∀・)
ヽ|〃 .ヽ|〃 .ヽ|〃
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_∧ ∧ ∧ < 以上で歴史上画期的だった商品開発を終わります。
(_・ | (´∀`) \ ビジネスnews+からの支援物資は以上です。ご覧くださり、ありがとうございました。
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