第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-14
□◆三国志大戦 全国大会の歴史◆□
アーケード板で絶賛取り扱い中のゲーム、『三国志大戦』(解説と公式サイトは
>>443>>450)。
その本スレは2004年10月以来1911スレを数え、アーケード板一の回転の速さを誇ります。
三国志大戦(発売前の*ロケーションテスト時に立ったスレ)
http://www.geocities.jp/mirrorhenkan/sono39/?u=http://game9.2ch.net/test/read.cgi/arc/1097912045/ 今現在、全国大会 『「三国志大戦」覇業への道〜英傑乱舞〜』のエリア予選が開催されております。
この全国大会は今回で4回目を数え、数々の名場面を生んでいます。
そこで、今日は過去執り行われた3回の『覇業への道』の抜粋、
ならびに、それとは別枠で2回行われたファンイベントとしての大会、『宴』シリーズについても触れながら
わずかながらでも熱気を感じていただくことにします。
なお、プレーヤーの敬称は原則として「君主」、プレーヤーがゲーム内の称号を当時所持していた場合は、
その称号も併記、あるいはその称号を使用することとさせていただきます。あらかじめご了承ください。
*ロケーションテスト…ロケテ。ゲームを数店舗で先行稼働させ、バランス調整や市場調査などを行うこと。
この時の意見を参考に改良が加えられることも多く、熱心なファンほど進んで参加する。
あまりに結果が悪いと、一般稼働中止に追い込まれることもある。
『覇業への道 〜雄飛の刻〜』 〜地獄を見せてやります〜
三国志大戦史上初めて、全国で予選を行いその勝者が一堂に会して行うトーナメントとして行われたこの大会。
実況にファミ通のライターのブンブン丸氏と三国志大戦広報の西嶋氏を迎え、冬ながらもかなりの盛り上がりの中で行われた。
過去あった格闘ゲームなどの大会のようなマイクパフォーマンスによる“口撃”合戦も交えつつ、
地区予選を勝ちあがった猛者たちが、非常に白熱した戦いを繰り広げていった。
そんな一回戦のさなか、ついにあの言葉が出る。
「で、勝負なんですけども。んっと、まあ正直こんなとこで止まっていたくはないので、来る相手全てに地獄を見せてやります」
当時全国一位の「栄斗」君主だった。彼は無印の三国志大戦では最後まで全国一位であり続け、特殊称号「大都督」を所有し、
元祖の鉄板デッキ「覇王デッキ」で確固たる地位を確立した男だった。
だがその当時すでにバージョンアップによる調整でデッキの流行も変遷していたが、自らのデッキを変えずそれに対抗する立場にあった。
「自分は何が来ようと迎え撃ってやる」。そんな全国一位の誇りと覚悟を胸に秘めて、口にした言葉だったのだろう。
だが、その初戦では当時強さを遺憾なく発揮した「暴虐反計」の「MABUI♪」君主に敗れ去り、逆に地獄を見る羽目になった。
高校の卒業式と出場を天秤にかけたという「SHIN」君主、備え付けられたヘッドホンでBGMにノリノリだった「♪王異♪」君主(都督)など
個性溢れる君主がいる一方、「暴虐反計」の使い手二人、大都督を破った「MABUI♪」君主と「うーたん」君主が台風の目となった。
そんな大会を制したのは、「回復の舞い」で知られ始めていた参加者中最年少の16歳だった「荀銀STO」君主(当時・都督)だった。
「MABUI♪」君主を破った「♪王異♪」君主(都督)に対し準決勝で仇討ちに成功した「うーたん」君主との死闘を制して
優勝した「荀銀STO」君主には「大軍師」の称号と青龍刀の模造刀が授与された。
『三国志大戦2 全国大会 覇業への道〜龍虎の咆哮〜』 〜オイスィー〜
前回大会から半年、今回は真夏の暑い中各地区から代表が選ばれ、セガの本社にて執り行われた。
今回もブンブン丸、西嶋両氏の実況の元、文字通り真夏の熱戦が繰り広げられた。この回は衣装などで魅せる君主も出てきた。
「必殺の炎、放つのはNowだ!」のセリフで知られ、武将カード「R曹操」のコスプレで参上した「シフクノ」君主、
前回も出場した「全武将が○○」君主と仲むつまじく登場した「アシミニ」君主(名士)(両方とも男)らがそれに当たる。
そんな中、前回覇者の「荀銀STO」君主(大軍師)はデッキのキーカードの「甘皇后」のコスプレイヤーをはべらせ登場し、全国を唖然とさせた。
そんな中、先ほど取り上げた「アシミニ」君主(名士)に対して挑発を仕掛けた男がいた。
「3時のおやつには早いですけど、"オイシ"くアシミニさんをおやつとして頂きます」
「栄斗」、「ノイ」に続く三人目の「大都督」、「黄金の隼」君主である。
この「オイシく」というのが解説陣のお気に入りとなったのか、かなり連呼された。
試合は「黄金の隼」大都督が「アシミニ」君主を「オイシく」料理する結果となったが、「黄金の隼」大都督は二回戦であえなく敗れ去った。
この大会は前回覇者の「荀銀STO」大軍師が前回とは打って変わったふてぶてしさを見せ勝利を重ねた。
それを準決勝でストップしたのが「YO3」君主である。彼が使った「人馬馬騰」は守りに強く失敗も少ない、とても強いデッキだった。
こういった俗称「馬単」を使っていた君主は数多くおり、彼はそんな先達たちの「弟子」というべきポジションだった。
前回覇者を下し勢いに乗る「YO3」君主は決勝では、「シフクノ」君主を準決勝で破った「ポポポ」君主も下し、「炎帝」という称号を手にする。
『三国志大戦2 〜若き獅子の鼓動〜 ファンイベント「ありあけの宴」』 〜若い子には負けません!〜
三国志大戦2も長くファンたちに愛されてきたということで、初めてファンイベントとして開催されたのがこの大会。
通常の大会とはレギュレーションも異なり、雑誌推薦枠、ファン投票枠、そして2.1からの要素「武勲」により選出された。
このためにサブカードを必死に鍛え上げる君主もおり、たとえば「♪王異♪」都督と思われる「♪クー老師♪」という君主出場した。
このイベントはファンイベントらしく展開し、午前の部では雑誌選出の3人とくじ引きで選ばれた君主が対戦するイベント、
三国志大戦シリーズ武将のコスプレイヤーによる絶叫大会、全国大会風物詩の中国雑技団の演技などがあった。
ここでお騒がせだったのはあの「シフクノ」君主である。
対戦イベントに乱入するわ、コスプレ絶叫大会にはドラ○もんのような格好(「Nowえもん」というらしい)で現れるわ、
お騒がせの限りを尽くした。ちなみに彼は午後の部である大会の出場者ではない。
「地獄を見せる」という言葉のせいで「地獄大都督」というあだ名が付いた雑誌選出枠の「栄斗」大都督が二勝するなど、
盛り上がったこの大会を制したのは、トッププレーヤーでは比較的年長に当たる、こちらも雑誌選出枠の「全武将が○○」君主だった。
前回大会ではいわゆる「誤爆」によって苦汁をなめ、そのために「計略ロックボタン」が開発されたという逸話もある彼。
毎度毎度苦しい戦いをしながらも、綿密なデッキ作りと老獪な戦術眼によって勝利を重ねていった。
そして決勝。セガのゲーム史上初の二回目の制覇がかかる若い「荀銀STO」大軍師を心理戦も用い下したのだ。
大会では前回今回と若干ヒールに位置づけられた大軍師。それを下しての優勝で一言。
「えーっと、若い子には負けません!」
彼には「先生」の称号と、カードイラストも手がける漫画家の川原正敏氏のサイン入り肉筆画色紙が贈られた。
『三国志大戦2 全国大会 覇業への道〜若獅子の覚醒〜』 〜……いいと思います〜
規模も全国大会進出者も増えたこの大会、大田区産業プラザPiOに場所を移し開催された。
この大会もいろいろパフォーマンスを行う君主が出た。18歳になっても相変わらず「甘皇后」コスプレの女性を従え登場する「荀銀STO」大軍師、
馬の覆面をかぶり登場する「全武将が○○」先生や「三国玉露同盟」君主、ガチャピンの格好をして現れる「むっく」君主などなど。
そして前回覇業への道覇者の「YO3」炎帝は「張姫(張飛の娘で劉禅の二番目の妻)」のコスプレイヤーと、
「シフクノ」義勇兵がコスプレする「大喬」と「☆モッティ☆」義勇兵(男性)がコスプレする「小喬」に囲まれて登場した。
特に「☆モッティ☆」義勇兵の「小喬」には、不覚にも萌える人が続出したという。
大会は実力者がしのぎを削る展開となったが、結果的には新世代の台頭を思わせる結果となった。
ほぼ大軍師と同じ年代の若手一番格の「ザビ〜」君主が『ありあけの宴』で敗れた相手、「全武将が○○」先生にリベンジを果たし、
さらにはその「荀銀STO」大軍師も下すという快進撃を見せた。
一方反対の山では同年代の「馬龍☆」豪傑も並み居る猛者をばったばったと倒していった。
そして決勝。両雄あい対する中、「ザビ〜」君主は「馬龍☆」豪傑のデッキと自分のデッキとの相性を聞かれ、こう答えた。
「……いいと思います」
事実、彼のデッキにとって相性の悪い相手はトーナメントの中で倒されていっていた。
彼自身も後に、当たりたくなかった君主と当たらずにすんだのが勝因だと回顧している。
勝利した「ザビ〜」君主には「雷帝」の称号と漫画家の川原正敏氏の肉筆画色紙が贈られた。