第3回2ちゃんねる全板人気ﾄｰﾅﾒﾝﾄ宣伝ｽﾚ-10

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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜秋の日の　ヴィオロンの　ためいきの　身にしみて　ひたぶるに　うら悲し
　　　　　　　　こんばんは＆おはようございます。軍事板です！
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（＿）'　|ﾐ　＜馬です。

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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜昨日は６月６日でしたね！！
　　　　　　　　
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（＿）'　|ﾐ　＜そうだな。ということは…

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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜そう！Ｄ・Ｄａｙ！昨日は１９４４年にノルマンディー上陸作戦が行われた正にその日だったのです！！
　　　　　　　　ということで今日はノルマンディー上陸作戦について簡単に紹介したいと思います。

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（＿）'　|ﾐ　＜というか、なんで昨日の話なんだ？

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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜まずは何故ノルマンディーへの上陸が行われることになったのか？
　　　　　　　　そこからはじめましょう。

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（＿）'　|ﾐ　＜・・・・作るの間に合わなかったって正直に言えよ・・・・

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ｶﾞﾗｯ!! |　┃　　　　 |　　 　＝'" 　 　 | 　＜ ファシスト打倒のために第二戦線を形成してくれたまえ！
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　　　　|　┃　　　　 ヽ､oヽ/ ＼　 /o/　 | 　　　　　　　　　１９４３＠テヘラン会談

【第二戦線】
第二次大戦初頭、英仏軍はドイツ軍の電撃的侵攻に圧倒されることになります。
奇跡的なダンケルクからの撤退とバトルオブブリテンでのイギリスの懸命な防空戦によって
イギリス本土は守りぬかれるものの大陸における連合軍拠点は失われてしまいます。

一方のドイツは、イギリスに対して大西洋の壁という防衛線を築きつつ１941年から独ソ戦を開始します。
緒戦はソ連の不備もあってポーランドやフランスと同様優勢となりますが
モスクワを手前にして冬の到来と共に独軍攻勢は頓挫し、ここから終戦まで地獄のような独ソの激戦が始まるのです。

東部戦線においてドイツとの戦いを一手に引き受けることになってしまった同志スターリンは、こうした状況から
その負担軽減のためにイギリス・アメリカに対し東ヨーロッパで行われている第一の戦線に次ぐ
第二の戦線の形成を求めていました。　
そして１９４３年のテヘラン会談においてフランスへの上陸作戦の実行が決定されるのです。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜これこそが１９４４年６月のノルマンディー上陸作戦「オーバーロード」となります。

【作戦計画】
ノルマンディーへの上陸が行われる前にもいくつかの小規模な作戦などが行われました。
しかし例えば１９４２年のカナダ軍主体によるディエップへの上陸ですが、稚拙な計画もあって完全な失敗に終わっています。
米英にしても、北アフリカなどでの戦闘が一段落つくまでは本格的な作戦は取れないという事情もあったようです。

そうして最終的に計画されたのが１９４４年(北アフリカ戦は終了し対日戦も安定化)の「オーバーロード(大君主)」作戦です。
上陸地点候補は２つ、イギリスから最短距離にあるカレーとノルマンディーとなります。
当然ながら最短距離にあるカレーはドイツ軍も上陸を警戒し防御は最も堅固になっており、
補給基地となり得るシェルブール港が付近にあり、防備も手薄と見られたノルマンディーが上陸地点と決められました。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜総司令官はドワイト・Ｄ・アイゼンハワー将軍に決まり、大掛かりに準備が進められていきます。
　　　　　　　　ところで当初の上陸予定日は６月５日でした。６月６日になったのは悪天候の影響で一日遅らされたためです。

【作戦準備】
物資の集積はかなり早い段階から進められ、人員・艦艇・航空機の動員も莫大なものとなりました。

ディエップなどの戦訓から上陸前に本格的な準備砲撃を行うことが決められ、
また上陸後の支援のため水陸両用に改造した戦車や地雷除去戦車、架橋戦車などの特殊な車両も用意されます。

さらにドイツ側に上陸地点の察知を遅らせ、上陸地点へ戦力を向けにくくするために大規模な欺瞞作戦も展開されました。
これはフォーティチュード作戦と名づけられ
ダミーの戦車や上陸用舟艇を用意する、架空の軍団を作りパットン将軍をそこに任命する、
実在しない部隊の交信を傍受させる、イギリスに寝返っているドイツ側スパイに偽の情報を流させる
などの諜報活動が行われました。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜かなり気合入った諜報戦仕掛けてます。
　　　　　　　　特にカレーへの上陸の情報は元々ドイツも警戒しているものだったため信憑性も高かったのです。

【ドイツ軍】
さてドイツ側の状況も簡単に触れておきましょう。
まず以前に触れた大西洋の壁ですが、カレーなど一部にはそこそこ防御陣地が構築されているものの
他の地点においては微々たるものでした。
というのもドイツ軍は独ソ戦に全力を投じる形になっており、防衛線構築にも力を注いでいたとはいえ
あまりにも広すぎる海岸線を要塞化するほどドイツには余裕がありませんでした。

また配備されていた部隊も東部戦線への注力の必要と、東部戦線に比すれば後方地域に当たるということで
捕虜からの志願兵や占領地から徴募したような、明らかに戦意に劣るであろう兵士で構成されている部隊も多かったようです。

また司令官の防衛方針をめぐる相違もありました。
敵上陸部隊の水際での殲滅を図り、海岸線の防御を固めようとしていたロンメル元帥と
敵を内陸部に引き込むことで殲滅を図るルンテシュテット元帥の考え方です。
結果として折衷的な案がとられることになります。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜この２人の考え方は２人の経歴の違いによるようですね。
　　　　　　　　アフリカでの空軍力の伴わない不利な防御戦闘の経験から、堅固な陣地での防御を唱えたロンメル元帥に対して
　　　　　　　　ルンテシュテット元帥は緒戦の優位な戦闘の経験が多く、戦車の機動力を生かす戦闘を重視しました。

【作戦開始】
作戦は上陸に先だってドイツ軍の攪乱などを目的に夜半の空挺降下で始まります。

ところで連合軍は作戦をかなり隠匿しようとしていましたが、それでもドイツ国防軍情報部は作戦開始の兆候を察知します。
ところがこの情報を受けた司令部はほとんど動きを見せませんでした。
というのもロンメル元帥は６月の上陸は考えていなかったようであり、さらに前日の悪天候のためです。

さて空挺作戦ですが、内陸侵攻のための橋梁や砲台などの破壊、街の開放などを目指しまして行われました。
このうち米第８２、１０１空挺師団は一部パイロットの経験不足などから海に降下してしまい溺死者を出したりするなどしましたが
おおむね目標を達成し、また予想外に広範囲に降下してしまったことがドイツ側の戦力把握を混乱させたりもしました。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜ロンメル元帥が休暇をとってドイツ本国に帰国していたという話は割と有名ですね。

【上陸作戦】
いよいよ上陸作戦が始まります。
上陸に当たっては５つの管区が設けられました。
東からイギリス軍管轄の「ソード」「ジュノー」「ゴールド」アメリカ軍管轄の「オマハ」「ユタ」です。

そして上陸作戦は、猛烈な事前砲爆撃のあと妨害物を除去する工兵隊を先頭に、水陸両用戦車などを伴い
午前６時半、５つの管区で一斉に開始されました。
「オマハ」をのぞく４つの上陸地点では独軍は砲爆撃などでかなり打撃をうけておりほぼ順調に上陸に成功します。

一方「オマハ」においては支援の特殊車両が少なく、水陸両用戦車の一部が上陸前に沈んでしまったこと
さらに数日前に配備された独第３５２歩兵師団が、ドイツ人で構成された比較的まともな戦力だったことに加え、地形が急峻だったため
上陸した米第１歩兵師団は海岸に釘付けにされ、大きな損害をだすことになってしまいます。

しかし、増援も来ることなく、各個に防戦する独軍陣地は最終的には米軍に破壊され
米軍はオマハビーチにも橋頭堡(≒拠点)を築くことに成功します。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜プライベートライアンをはじめ、よく映画に出てくるノルマンディーのイメージはこの「オマハ」のものですね。

【その後】
前述の通り対空砲火などから、想定外な広範囲に空挺降下が行われてしまったことによる戦力把握の遅れと混乱
またドイツ側はノルマンディーへの上陸が、カーン上陸の牽制なのではないかという疑心を終始持っていたことから、
ドイツ軍の上陸部隊に対する攻撃は遅れ、連合軍完全撃退のチャンスは失われ橋頭堡の確保に成功されてしまいます。

そんな状況にありながらも、６日正午過ぎに海岸線への攻勢を開始した第２１装甲師団は、
対戦車砲に阻まれ６日中には後退せざる得なくなりますが、隷下の擲弾兵連隊が一時的に海岸線まで進出することに成功します。
その後も第１２ＳＳ装甲師団"ヒトラーユーゲント"をはじめドイツ軍は防戦に奮闘しました。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜これらの奮戦もあってシェルブールやカーンといった、作戦目標でもあった重要拠点の確保は遅れてしまいました。
　　　　　　　　オーバーロード作戦は完璧な成功を収めたというわけでもないのですね。
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（＿）'　|ﾐ　＜だが、最大の目標たるフランスの上陸という戦略的な目標は達成されたし
　　　　　　　　この後も個別的な戦闘ではドイツが優位に立ったりもするが、全体的な劣勢を覆すことはできなかった。
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜結局ドイツは東西から攻められる、二正面作戦を強いられることになったのです…

　 ∩∩　連　合　軍　の　春　は　こ　れ　か　ら　だ　！　 V∩
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　 　 ｜ 大英　|　 　|　ｱﾒﾘｺ　/　（ミ　　　ミ） 　｜　　　　　|[,|,,伊,|]
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　軍事板６月６日記念企画　　　終
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　i ld,,ﾟヮﾟﾉ ＜以上です。最後までご覧いただきありがとうございました！
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