第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-09
∩∩
(*・ω・) ペット大好き板より、支援物資を投下させていただきます
c(_uuノ
みなさんが普段食べているウズラの卵…
その卵を産んでいるウズラってどういう鳥か、ご存じですか?
多分、ほとんどの人が姿をぼんやりイメージできる程度ではないでしょうか。
今回はそのウズラについて語りたいと思います。
◆ウズラってこんな鳥
ウズラはいかにもキジの仲間といった感じの、茶色に黒のぶちという地味な姿をしています。
メスはあまり鳴きませんが、オスは「ぐるるっぴー!」と結構うるさいです。
大きさは両手に収まる程度。
羽は短めの丸くずんぐりした体型で、ちょこちょこ歩きます。
そんな体型をしておきながら、実はかなりの距離を飛べる渡り鳥です。
ただし着地は下手です。ぼとっと落ちます。
少々臆病で警戒心は強いですが、好物をあげると割と簡単に仲良くなれる単純な性格をしています。
ちなみに好物はミルワームなどの虫ですが、手渡しであげるのが難しい人にはお豆腐がおすすめです。
◆人とウズラの歴史
そんなウズラが家禽として飼養され始めたのは、およそ600年前です。
ウズラの鳴き声を楽しむ風習が中世の武士階級の間に流行し、鳴き声の優劣を競う「鶉合わせ」が行われました。
おおむね桃山時代から始まり、江戸中期が最盛期でした。
また、市民階級では巾着鶉と称して、ウズラを袋に入れ、腰にぶら下げて持ち歩き、座敷で鳴かせることも流行しました。
明治以降にもこの風習が庶民の間に広がり、鳴き声を競う会が頻繁に開かれました。
しかし、この起源となった鳴きウズラは残念ながら絶滅しました。
◆現在のウズラ
現在の家禽ウズラは1910年頃に高産卵率を目的に改良され、日本で馴化されて家禽となったものです。
その結果、現在の家禽ウズラは自分で卵を温めるということをほとんどしません。
ペットとして飼われているものもそうです。
一日一個のペースで卵を産みますが、抱卵環境を整えても、大抵のウズラは卵を産んだら産みっぱなしです。
家禽に対し、野生のウズラは徐々にその数を減らしてしまいます。
2007年には環境省がウズラの生息分布の減少を憂い、5年間狩猟禁止としました。
これによって野生のウズラが増加していくかは今後の人間次第でしょう。
◆ウズラの卵
ウズラの卵はニワトリの卵に比べ栄養価が高く、ビタミンB12は5.2倍、ビタミンAは2.3倍です。
卵だけ見ると小さく感じますが、体の大きさからするとかなり大きい卵です。
ダチョウの卵の重量はその体重の1%、ニワトリの卵は3%、それに対しウズラの卵は8%。
ウズラをダチョウサイズにすると、なんと9.6kgの卵を産んでいることになります(ダチョウの卵は1.2kg)。
ウズラは大変な思いをして卵を産んでいます。
みなさん、心していただきましょう。
ちなみにメスの産む卵の模様はそれぞれ異なりますが、同じメスが産んだ卵はどれも同じ模様です。
軽くこすると模様は削れます。