第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-08
レトロゲーム板はその板名の通り、レトロなゲームについて語る板ですが
その中でも特に1980年代が、話題の中心になっている事が多い訳であります。
ここでは、その80年代をアーケードゲームを中心に、そして家庭用ゲームの話も混ぜながら
かなり簡単にはなりますが、一年ずつ振り返ってみたいと思います。
もし読んで頂いて何か一つでも思い出した事があるなら、是非レゲー板に書き込みに来て下さいね。
レトロゲーム板は30代以上のヤングパワーも大募集中です。
*文中にゲームジャンルの省略表現を使用してる箇所が多々あります
RPG=ロールプレイングゲーム、ARPG=アクションロールプレイングゲーム、ACT=アクションゲーム
STG=シューティングゲーム、SLG=シミュレーションゲーム、ADV=アドベンチャーゲーム
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1980年編 〜
1980年を代表するゲームといえば、ナムコの「パックマン」になります。
インベーダーブーム終息後のインベーダーショック救世主でもあった、1979年の「ギャラクシアン」から
80年代前半に続くナムコ黄金期(と言われています)の始まりを、決定付けた作品でしょう。
「・」の様な点(ドット)を食べる、という意味合いのドットイートゲームというジャンルでは
前年にセガが発表した「ヘッドオン」が始祖だったのですが(こちらは自キャラ、敵ともに車)
残念ながら?ゲームとしての完成度の高さで、世界的に特大ヒットしたのはこちらのパックマン。
現在は最も成功した業務用ゲームとしてギネス入りまでしています。
ナムコは同年に「キング&バルーン」「ラリーX」などを発表し、一気に業界での地位を固め始めました。
同世代のゲームには、80年を代表するのはナムコじゃなくて日本物産です!
と思わずにいられないニチブツの名作「ムーンクレスタ」「クレイジークライマー」の二大巨頭。
トラックボールを利用した、これまた名作のアタリ「ミサイルコマンド」(国内販売はセガとタイトー)。
他にもタイトー「クレイジーバルーン」、新日本企画(後のSNK)「サスケVSコマンダー」なども人気で
一時下火になったアーケードゲームが、再び賑やかになってきた頃だったのですね。
この年のPCゲームでは「ウルティマ」というRPGの源流が生まれ
家庭用ゲームでは電子ゲーム機(LSIゲーム)が急速に広がっていました。
そして任天堂がゲーム&ウォッチを発表したのがまさにこの年で、この先しばらくは品切れする程のブームが続きます。
携帯ゲームの歴史もちょうど始まった年でもあった訳ですね。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1981年編 〜
世界初のスクロールシューティング、米国ウィリアムズの「ディフェンダー」登場から少しして
コナミから初の強制横スクロールシューティング「スクランブル」が登場。
全6面で以降ループ、面が進むと火の玉、迷路、敵基地など構成が変化していきます。
分かる人ならすぐに分かるでしょうが、まさにグラディウスシリーズの原点と捉えられています。
原点と言えば、あのマリオの原点(悪役ですが…)でも有名な任天堂の「ドンキーコング」もこの年になります。
こちらはほぼ説明不要だと思いますが、全4面の良く練られたステージが(後のファミコン版は全3面)
一つのゲームから様々なゲーム性を産み出していましたね。
そして、この年のナムコもSTGの「ギャラガ」、同じくSTGで初の8方向スクロール「ボスコニアン」など名作を残していますが
特にギャラガは敵の攻撃のバリエーション、合体によるデュアルファイター、ボーナス面のチャレンジングステージの爽快さ。
これが、開発陣営のさほど流行らないだろうという予想を見事に裏切り
ドンキーコングと同じく超長期に渡るロングヒットとなります。
ギャラガは続編の「ギャプラス」(1984)が出るまで、そして出た後も普通に存在し
駄菓子屋のおばちゃんの生活を長きに渡り支えてきた名機、と言えるでしょう。
この頃からゲームは1面、2面と進む面構成の多様化が、以前に増して分かりやすくなってきた様にも思われます。
家庭用では家庭用テレビゲーム機で国内初の波がやってきます。エポック社の「カセットビジョン」ですね。
商戦で当面のライバルはLSIゲームとガンダムのプラモデル、な感じもあった様ですが、着実に売り上げを伸ばし
1982年末までに30万台近く売ったそうです、とまあ、数字は82年までで留めておきましょう…
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1982年編 〜
画面がスクロールするゲームは徐々に増えつつありましたが、1982年のヒット作もまだ固定画面が中心でありました。
ナムコの「ディグダグ」に始まり、そのディグダグをアレしたユニバーサル(現アルゼ)「Mr.Do」
セガ「ペンゴ」、コナミ「プーヤン」、データイースト「ハンバーガー」などなど
どれも長期に渡り設置され、一度は画面を見た事ある人も多いのではないでしょうか。
もちろん、コナミの「タイムパイロット」の様な8方向スクロールシューティングもあり
クォータービュー(斜め上方からの視点)スクロールをするセガの「ザクソン」は、82年の異色作としては一押しでしょう。
しかし、そのザクソンも慣れが必要な、いまいちとっつきの悪い作品であったりして
技法・技術的にも、スクロールゲームはいまだ模索中な部分を多く抱えていたのかもしれません。
そんな中でナムコの大型筐体「ポールポジション」は、後方視点3Dレースゲームの映像表現を急速に進化させています。
その他ゲーム周辺では、パソコン(当時はマイコンでしたが)関連の動きが激しくなりつつあった様です。
BASIC(なんと日本語記述ですが)でゲームが作れる、トミーの「ぴゅう太」の様な製品が低価格で登場したり
市場拡大につれて「ログイン」「マイコンベーシックマガジン」「Oh!○○」などが次々と創刊
さらに、シャープ提供の「パソコンサンデー」というテレビ番組が始まったのもこの年ですね。
昨年のカセットビジョン登場までは、家庭用のテレビゲーム機もそれなりの値段がした製品が多く
ゲーム機はダメでもパソコンならママも安心…という需要を感じたメーカーもいくつかあったみたいで
翌年のゲームパソコンとも言える「MSX」登場、の様な流れが生まれたのかもしれません。
お父さんがちょうどこの頃から始まったエロ(ry をする為に、PC市場が拡大した、なんて話も聞いたりはしますが…
さて、年末にはそれまで人気のあったLSIゲームが下火の傾向に、家庭ではいよいよ本格的にテレビゲームの時代を迎える事になります。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1983年編 〜
ナムコの縦スクロールシューティングゲーム「ゼビウス」登場、またナムコです。黄金時代なので仕方ないですが
これにまつわるエピソードも膨大にあり、純粋にゲーム音楽だけのレコードが登場したのも、このゼビウスから始まっています。
ナムコは「マッピー」でもヒットを飛ばし、まさに時代の頂点だったかもしれません。
同世代にはタイトー「エレベーターアクション」、コナミ「ハイパーオリンピック」
ジャレコ「エクセリオン」、アイレム「ジッピーレース」など
すぐ後に紹介する某家庭用ゲーム機にも移植されたお馴染みのソフトも登場しています。
始祖の中には、子供の夢を叶えてくれた元祖プロレスゲーム、テクノスジャパン「ザ・ビックプロレスリング」
LD(レーザーディスク)ゲームの基礎を築いたシネマトロニクス「ドラゴンズ・レア」も、”一応”元祖と言えるでしょう。
ありがとうカセットビジョン、こんにちはファミリーコンピューター。という訳でファミコンの登場です。
同日にはセガが「SG1000」などを発表、他にもツクダオリジナル「オセロマルチビジョン」
学研「TVボーイ」、バンダイ「アルカディア」、関東電子社「マイビジョン」(開発は日本物産)
そしてついに伝説の巨人、米国のアタリ社が「ATARI2800」を引き連れて日本に上陸。
急激な乱立状態の中、全てのメーカーがアタリの動向を気にしていたはず?ですが
蓋を開けてみればファミリーコンピューターの一人勝ちとなりました。内容の質の差が明らかだった訳ですね。
この年のクリスマスはファミコンが売り切れ続出の為、店舗を何軒も回る親子間で
セガでいいでしょ、MSXとかいうのでいいんじゃない、なんていうやりとりも相当行われていたと思われます。
追記として、エニックス「ポートピア連続殺人事件」のPC版が発売、PCではADV隆盛に。また、SLGで信長も登場。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1984年編 〜
世界初のアクションRPGとも言われる、ナムコ「ドルアーガの塔」が登場。
ナムコは同年に「パックランド」も発表。大まかにはセガの「ジャンプバグ(1981)」からの流れを汲んだ
横スクロールアクションゲームとして、数年後に家庭用で登場するあの怪物ソフトも意識した部分が多かったと思います。
続いて、グラフィックの美しさも目立ったテーカン(現テクモ)「ボンジャック」
しばらくして同じくテーカンの縦スクロールシューティング「スターフォース」の登場です、人気がありました、連射時代到来です。
ゼビウスから各メーカーがなかなか脱却出来ない中、STGを次世代へと昇華させましたね。
STGではカプコンも「1942」で追撃、データイーストの「B−WING」も外せないところです。
他の注目ゲームでは、UPL「忍者くん 魔城の冒険」、カプコン「ソンソン」、ジャレコ「フォーメーションZ」
コナミ「サーカスチャーリー」「ロードファイター」、テクノスジャパン「空手道」、挙げればキリが無いですが
任天堂の「パンチアウト」や、ハイローラーでお馴染み(な人がいればいいんですが)のアタリ「マーブルマッドネス」など
大型筐体ゲームの新しい試みもいくつか見られました。
そしてファミコンですが、「テニス」「ピンボール」「ゴルフ」「F1レース」など、基本を抑えたソフトが主に
「ワイルドガンマン」などの光線銃シリーズや「ファミリーベーシック」も登場しています。
特筆すべきは任天堂のみの体制から、ソフト開発のサードパーティーとしてのナムコ(ブランド名はナムコット)の参入でしょうか。
パックマン、ギャラクシアン、ゼビウス、マッピーを移植し、益々ファミコンの売り上げに影響を与えています。こっそり「Beep」創刊です。
最後に、PCゲーム界ではドルアーガに触発されたのか、12月にT&Eソフトがあの「ハイドライド」を発表しました。
この頃のジャンル区分や名称は適当かつ迷走状態でもあったので、現在から歴史的に辿れば、ARPGの元祖はこちらと言えそうです。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1985年編 〜
コナミ「グラディウス」誕生です、とにかく進化しました。コナミの知名度を押し上げた転機でもありますね、次の転機はときめ…
…で、横スクロールSTGの開花とも言えます。ナムコさん、今までありがとう。 注)個人的には大好きなメーカーです
そんな訳で、ゲーセンはグラディウスで染められたかな、とも言える一年ではありましたが、他メーカーはというと
これまたコナミ「ツインビー」とぶつかって登場時期が悪かった不運の名作、カプコン「エグゼドエグゼス」
後追いはSNK「ASO」、日本物産「テラクレスタ」など、今も根強いファンがいる名作です。
STG以外では、この先ファミコンでもお馴染みとなるカプコン「戦場の狼」「魔界村」も登場し
アイレム「スパルタン]」、コナミ「イーアルカンフー」、ジャレコ「シティーコネクション」(開発はNMK)、アタリ「ガントレット」
タイトー「タイガーヘリ」(開発は東亜プラン)、そしてナムコも「ドラゴンバスター」を筆頭に多数作品を発表はするのですが
各メーカーが熾烈な争いを繰り広げる中では、良作、佳作止まりとなってしまいました。
この年の終盤は、セガの「ハングオン」、さらに「スペースハリアー」と、体感ゲームの登場でびっくりさせられる事となります。
はい、「スーパーマリオブラザーズ」です、売り上げ本数世界一。そんな最中に登場したライバル機が「セガマークV」。
徳間書店「ファミリーコンピューターマガジン」が創刊し、この年は69本のファミコンソフトが登場。
「バルーンファイト」「アイスクライマー」「マッハライダー」「チャレンジャー」「スターラスター」などなど。
また、記念すべきハドソンの全国キャラバン第一回がファミコンの「スターフォース」で行われてます。
PCでは日本ファルコムのARPG「ザナドゥ」が40万本の大ヒット、こちらもPCゲームの記録として現在も破られてないそうですね。
また今後のシミュレーションゲームの行く末を決定づけた「三国志」「現代大戦略」の登場など、今となっては色々と凄い年だった気がします。
この様に家庭用ゲーム周辺が急速に拡大した一方、アーケード業界は良かれ悪かれ『新風営法』で一時縮小の方向へ向かっていたのでした…
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1986年編 〜
未成年の不良が深夜に○×△、というイメージの払拭などもあって、昨年から新風営法が施行されゲームセンターの深夜営業が禁止。
さらに出店基準の規制も含まれ、店舗としてはしばし冬の時代を迎えていたのですが、開発されるゲーム達は元気でした。
この年の筆頭はセガのSTG「ファンタジーゾーン」でしょうか。大部分に実験的な要素をちりばめつつも
奇跡のバランスを取ってしまった一品ですね。セガのシューティングの歴史を振り返っても、やはり奇跡だったのでしょうか…
他にコナミ「沙羅曼陀」、ナムコ「源平討魔伝」「イシターの復活」、セガ「アウトラン」、タイトー「アルカノイド」「バブルボブル」
テクノス「熱血硬派くにお君」、テクモ「アルゴスの戦士」、東亜プラン「スラップファイト」、SNK「怒」。
ハードの進化でデカキャラの動きにwktkさせられ、それが宣伝文句に使われる事も良くありましたね。
とりあえずゲームの最先端はアーケードゲームでしたが、流れは家庭用ゲームに流れつつあり、ゲームセンターの変化は必然だった様です。
この年は「第1回AOUショー」開催、アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」創刊、そして「ファミコン通信」も創刊であるあるあるある(残響音含む)
既に爆発的な人気のファミコンでしたが、全盛期はまだまだ始まったばかり。
発売ソフト数は増えたものの、その質は保たれていました。何かしらの前兆はありますが…伝説の糞ゲーの豊作はもう少し後ですね。
「たけしの挑戦状」とかは分かってやってる部分もあったのかもしれませんが、この年だったりします。
ハードではディスクシステム、ツインファミコンの登場、DDRの始祖「ファミリートレーナー」もお目見えし
「ゼルダの伝説」「ドラゴンクエスト」「悪魔城ドラキュラ」「ファミリースタジアム」「がんばれゴエモン」などが登場。
そしてスーパーマリオは2が登場するものの、初代スーマリがまだまだ売れ続けてます。
テレビでは「ファミっ子大作戦」が放送開始、高橋名人を筆頭にした名人ブームも過熱し
映画「GAMEKING 高橋名人VS毛利名人」の公開もあり。盛り上がり過ぎですね。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1987年編 〜
この年は大型筐体でヒット作がいくつか生まれました、代表はなんといってもセガ「アフターバーナーU」ですね。
ゲーマー以外の一般世間でもちょっとだけ認知されたり、何より今後のゲームセンターの大きな方向性の一つでもありました。
他には通信対戦レースゲームの元祖である、ナムコ「ファイナルラップ」も一般層を呼び
3画面筐体のSTG、タイトー「ダライアス」も、従来のシューティングゲームファン以外の興味を引いていました。
さらに90年代の格闘ゲームブームの発端となった、カプコン「ストリートファイター」登場。
初代の基本形はアップライトに大きなボタンを叩いて良い運動なゲームで、一大ブームはいわゆるスト2登場まで待つことになります。
そして通常筐体のゲームでは、後のシューティングにかなりの影響を与えたアイレム「R−TYPE」がありました。
巨大戦艦に目を引かれがちですが、とにかく無敵であるフォースのアイディアが秀逸で
現在までも数多くのゲームでフォースの亜流が見られます。アイレムがメーカーとして大化けした一品でもありますね。
その他では東亜プラン「究極タイガー」、セガ「SDI」、ナムコ「ドラゴンスピリット」、カプコン「1943」
タイトー「レインボーアイランド」、データイースト「スーパーリアルダーウィン」、NMK「ぶたさん」、テクモ「ジェミニウィング」。
そして青少年ならこっそりと遊んだはず、の脱衣麻雀ゲーム、セタ「スーパーリアル麻雀PU」も登場です。
家庭用はやっぱりファミコン、186本のソフトが登場です。
「新鬼ヶ島」「月風魔伝」「女神転生」「ドラゴンクエストU」「ロックマン」「ファイナルファンタジー」など。
そして、年末には久々の対抗ハード登場となります、NEC「PCエンジン」、セガ「マスターシステム」ですね。
PCゲームでは日本ファルコム「イース」「ソーサリアン」が人気と、国産RPG周辺が盛り上がってます。
そしてコマンド探しからの解放、後のノベルゲー、ギャルゲー?への貴重な一歩、エニックスのADV「ジーザス」を挙げておきます。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1988年編 〜
88年はコナミ「グラディウスU」が登場です。未だにSTG最高傑作の呼び声高く、これで一年持った感もあります。
しかし、結果的にこの時がまさにシューティング隆盛の頂点で、ジャンルとして一時終息に向かうターニングポイントでした。
その他STGでは、アイレムから昨年のR−TYPEに続き「イメージファイト」、東亜プランから「達人」が登場。
また今年も大型筐体で、セガ「パワードリフト」「ギャラクシーフォースU」
ナムコ「ウィニングラン」「メタルホーク」、タイトー「トップランディング」などが有名所となります。
通常筐体ではタイトー「サイバリオン」、コナミ「サンダークロス」、ナムコ「スプラッターハウス」
カプコン「大魔界村」「ロストワールド」、データイースト「チェルノブ 戦う人間発電所」、セガ「獣王記」など。
この頃のゲームセンターは、素性の知れない店員さんの店がまだまだあったものの、新風営法後の改革が現れはじめ
アミューズメントスペースなんていうイメージへの一新、大型店舗の増加、かなり明るい店内、制服を着て働く大手のチェーンが目立ち始めます。
そんなイメージをさらに押し上げたと言えるタイトルとして、落ちゲーブーム発端となるセガ「テトリス」の登場ですね。
会社帰りのOLさんがテトリスをしている、なんて光景も見られましたし、呼び水として店頭のUFOキャッチャー人気も現れていた様です。
さて、セガ「メガドライブ」も登場し、次世代対抗ハードの出揃った感もあるファミコン周辺ですが、「ドラゴンクエストV」発売です。突っ走ってます。
「スーパーマリオブラザーズ3」「ファミコンウォーズ」「桃太郎電鉄」「コナミワイワイワールド」「キャプテン翼」などなど。
PCエンジンでは移植作で「R−TYPE」が話題に、『完全移植』なんて概念が生まれ始めたのがちょうどこの頃で
今まではファミコンだからアレやソレは仕方無い…と諦めていたユーザーの望みも、次第に高くなっていきます。
パソコンゲームでは、昨年シャープから登場したX68000がアーケード移植作品の完成度の高さで目立ち
長年に渡りPC界を支えてきたNECのPC88シリーズはそろそろ終焉を迎えます。パソコンゲーム界隈にも転機が起こりつつあります。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る 〜 1989年編 〜
いよいよ80年代最後の年、そして平成の始まりです。
STGではタイトー「ダライアスU」、「R−TYPEU」、「グラディウスV」など
メジャータイトルの続編が噴出しましたが、評価はマチマチで皆の大きな期待に応えるのは難しかった様です。
新規STGタイトルでUPL「オメガファイター」、データイースト「空牙」などが登場、それなりにヒットしています。
その他目立ったタイトルでは、カプコン「ストライダー飛竜」「天地を喰らう」、タイトー「ナイトストライカー」「WGP」
セガ「ターボアウトラン」、アタリ「ハードドライビン」、データイースト「ミッドナイトレジスタンス」などなど。
個性的な所では、今後も地道に頑張るビデオシステム株式会社の「スーパーバレーボール」
クイズゲームでヒットしたカプコン「アドベンチャークイズ カプコンワールド」
同じくカプコンから格闘アクション「ファイナルファイト」が登場。ファイナルファイトタイプなんて呼ばれる形を作りましたが
開発経緯からは後のストUにもつながるものがあり、90年代アーケードの行く末を予感させますね。
80年代最後もファミコンは164本のソフトが登場、「MOTHER」なども発売されましたが
この年は「ゲームボーイ」でしょう、テトリスが400万本以上売れています。とはいえ、真のブームはポケモン待ちでした。
そして同年に米国アタリが「リンクス」という携帯ゲーム機を持ってきます、がしかし、そのサイズ、内容ともにアメリカンで厳しい結果となります。
次世代機では、メガドライブで「ファンタシースターU」「ゴールデンアックス」などが登場し
PCエンジンでは「PC原人」や家庭用機初のCD媒体、CD−ROMROMで「天外魔境ZIRIA」発売。
漫画・アニメ・ゲームのメディアミックス路線なんていうものも加速していく訳ですが
全ての情勢は翌年のスーパーファミコン登場によって大きく変わることとなります。
アーケードゲームを中心に80年代を振り返る、長々と読んで頂いた方がいたら本当にお疲れ様でした。
以下はあくまでおまけです、おまけに本気にならないで下さいね。
初心者にも上級者にもオススメ出来ない、レトロゲーム板の紹介をしている風レゲーラジオ
http://sugar310.dip.jp/cgi/upload/source/up12102.mp3 /)
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/' ̄'ヽ / /
. ( (●))ノ /
 ̄ ,/
フ /
注)レトロゲーム板に生息するミュートロン君は喋れません、きっと幻聴です
作成BGM:ディスクシステム起動音、ナムコ「リブルラブル」、任天堂「パルテナの鏡」、UPL「ミュータントナイト」より2曲
おわります