大阪圭吉作品をもう一つ。
青空文庫で読む古典ミステリー7
海底の炭坑で火災が発生、逃げ遅れ防火扉の向こうに男が閉じ込められた。
まもなく坑道内で連続殺人が発生するが、被害者は共に封鎖作業を行った男だった。
動扉の向こうの男以外動機を持ち犯行可能な者はおらず、
抗夫達は恐怖に駆られる。
>>397で紹介した大阪圭吉の最高傑作の一つと名高い短編です。
全編通して閉塞感漂う文章もさることながら、
ホラー風味たっぷりの前半部分の雰囲気や、
打って変わって論理的な後半の謎解きは圧巻。
出来れば
>>397とのギャップも楽しんでほしいところです。
大阪圭吉「坑鬼」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000236/card46609.html