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RPGさいもえトーナメント投票スレ Round12
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687
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清き一票@名無しさん
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2008/05/11(日) 16:42:57 ID:Q7bUru89
G1-8<<ソーンバルケ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡/暁の女神>>支援1/4
■『生まれるはずの無い子供』 (ソーンバルケ⇔モゥディ支援会話ネタバレ)
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>>620
の動画より
戦闘まっただ中にいきなり「お前の国の話を聞かせてくれ」などとほざいて近寄って来たソーン先生。
普通に怪しすぎですが、ガリア王国の戦士、虎のラグズであるモゥディは喜んで彼に話を聞かせました。
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巨体に似合わず争いの嫌いな心優しい虎、モゥディ。
ベオクの言語「現代語」が少し苦手で、発音に難を持ちながらも
楽しそうに話す彼に、ソーンはぽつりと質問をします。
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「モゥディは自分の国が好きか?」
その問いに、「ガリアは世界一素晴らしい国だ」とまで言うモゥディ。本当に楽しそうです。
そして何の気無しに同じ問いをソーンに返します。
その答えは。
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…え。
和やかだった空気が一気に凍り付くような一言。
しかし急に難しい言葉を使われたモゥディはその意味が解らず聞き返します。
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…え、ちょ、そんなひどい…
688
:
清き一票@名無しさん
:2008/05/11(日) 16:43:30 ID:Q7bUru89
G1-8<<ソーンバルケ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡/暁の女神>>支援2/4
(
>>687
の続き)
その後日、言葉の意味を自分で調べて来たモゥディ。
あんなことを言われたと解ったら距離を置いてしまいそうなものですが、
彼はソーンに真意を問いただします。
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そんなモゥディに、ならばもっと調べてみるがいい、と
再び謎の言葉を投げかけるソーン。
『私は【印付き】だ。』
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いったい【印付き】とは何なのか…。
また後日、その意味を知ったモゥディは複雑な表情でソーンの前に現れました。
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【印付き】…それはこの大陸に共に生き、そして争いを繰り返してきた
ベオクとラグズの混血。
決して生まれるはずが無い子供…。
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689
:
清き一票@名無しさん
:2008/05/11(日) 16:44:28 ID:Q7bUru89
G1-8<<ソーンバルケ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡/暁の女神>>支援3/4
(
>>688
の続き)
物語の舞台テリウス大陸を、そしてベオクとラグズを創ったと言われる
女神アスタルテの定めし理によれば、本来なら異なる種族同士の間に子は生まれないはず。
しかし、ごくまれに存在する例外が彼ら【印付き】たちなのです。
女神の教えに反する不浄な存在として、ベオクとラグズのどちらからも迫害される彼ら。
しかも混血の証である印は血族に受け継がれ、隔世遺伝で後の世代にも現れるというのです。
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生まれ落ちた瞬間から、理不尽な運命を背負わされていた。そのやりきれなさを吐き出すソーン。
モゥディたちに近づき、ガリアの国の話を聞こうとしたのも、
ベオク国家クリミアと同盟を結んだラグズ国家ガリア、そのどちらかになら
自分たちのような存在を受け入れてくれる場所があるかもしれない…
そんな淡い希望からのことでした。
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しかし
>>538-539
のように、実際は同盟とは形ばかりで共存にはほど遠いクリミアとガリア。
モゥディの話からそれを理解したソーンは失望していたのでした。
何も知らず幸せそうに国への愛を語るモゥディに苛立つのも無理はなかったのかもしれません。
690
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清き一票@名無しさん
:2008/05/11(日) 16:45:20 ID:Q7bUru89
G1-8<<ソーンバルケ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡/暁の女神>>支援4/4
(
>>689
の続き)
忌まれる存在である自分の素性を全て明かしたソーンは
一転して卑屈とも取れる態度でモゥディに別れを告げます。
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しかしモゥディは…
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イやだ!
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「モし、女神に会えたら文句を言ってヤる。
ソーンを苦しめるナと。モゥディの大切な友達ナのだと。」
この言葉を聞いたソーンには、先ほどまでの自嘲とは違う本当の笑みが浮かんでいました。
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こうして、二人は種族を越えた親友となったのでした。