漫画さいもえトーナメント 投票スレ37

●ヒカルとの出会い
アキラは、小さい頃からお父さんにこんな質問をする子供でした。
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それに対するお父さん行洋の答えはこう。いい親子です。
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囲碁を愛してやまないアキラは、父行洋のその言葉を誇りに
プロを目指してまっすぐ歩いていました。
父親ゆずりの才能か、小６の時には既にプロ並みの実力を持っていたといいます。

ですがある時、アキラにとって恐らく生まれて初めての大きな挫折が訪れました。
それは父の碁会所にフラリと現れた初心者の少年・進藤ヒカルと対局して負けてしまった事。
　ttp://ranobe.com/up/src/up239039.jpg（再掲）　二人の出会い

ヒカルは碁石を打つ手つきこそ初心者そのものですが、その手強さにアキラは驚かされます。
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はるかな高みから相手が自分の力量を計っている事を感じ、愕然とするアキラ。
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実はアキラと打っているのはヒカルの中にいる佐為なのですが、アキラはそれを知りません。

しかも後日再会したヒカルは軽い気持ちで囲碁のプロを侮辱する発言をしてしまい、アキラは大激怒。

　ちょっとプロになる？　プロの高みを知っているのか！？
　忍耐・努力・辛酸・苦汁………　果ては絶望まで乗り越えて　なお
　その高みに届かなかった者さえいるんだぞ！
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　逃げるなよ　今から打とう！
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それまでお坊ちゃま然としていたアキラが初めてその熱さを見せた印象的なシーンだったのですが、
再戦を挑んだ結果は屈辱的な惨敗。
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それまで誇りとしてきた父の言葉を想いつつも、「みえない大きなカベ」を感じうなだれるアキラ。
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実は佐為は手加減するつもりだったのですが、アキラの予想外の強さがそうさせてくれなかったのです。

　あの子ども　ひと太刀で首と胴を切り離すしかなかった
　頭をなでる余裕など　彼は与えてくれなかった――
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●再会
ヒカル（佐為）に苦い敗北を喫してしばらくの間、アキラは鬱々として過ごしたようです。
ですが一度動き出した運命は、そのまま二人の縁を途絶えさせはしませんでした。
受験のため海王中の下見に訪れたアキラが開催中の囲碁大会をのぞくと、そこにはヒカルの姿が！
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息をつめ見守るアキラの前で、ヒカル（実は佐為）は名門海王囲碁部に見事勝利しました。
その棋譜の美しさに打たれたアキラは、終局後、ヒカルに声をかけます。

　美しい一局だった。　悔しいよ、対局者がなぜボクじゃないんだろう
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ヒカルを越えなければ「神の一手」には届かないと感じたアキラは、
以後ヒカルをライバル視し、全力で追いかけていく事になります。

でも…後日ヒカルがいる葉瀬中囲碁部を訪ねたアキラに、ヒカルは「おまえとは打たない」と宣言。
　ttp://ranobe.com/up/src/up239049.jpg（再掲）　アキラを避けるそのわけは…
　ttp://ranobe.com/up/src/up239050.jpg（再掲）　「待たせるさ。オレが追いつくまで」
ヒカルの中の佐為を追うアキラと、アキラを追うヒカル。二人で紡ぐ囲碁奇譚の始まりでした。
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