漫画さいもえトーナメント 投票スレ35

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■作品紹介
「ジョジョの奇妙な冒険」は、ジョースター家の一族と宿敵ディオ(吸血鬼DIO)の因縁の物語です。
第4部(単行本第29〜47巻、文庫第18〜29巻)の舞台は1999年の日本の地方都市、S市杜王町。
杜王町では、かつてディオの能力を引き出した「弓と矢」によってスタンド使いが増やされ、
不気味な事件が続いていました。ジョセフ・ジョースターの息子東方仗助は、
ジョセフの孫にあたる空条承太郎や他のスタンド使いと共に、町を守る為立ち上がります。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238487.jpg(再掲) 仗助と杜王町の人々(単行本表紙)

■杜王町(もりおうちょう)とは
日本のどこにでもあるような地方都市。特産品は牛タンのみそづけ。
不思議な料理人トニオさんがお客様一人一人に合った料理を出してくれるイタリア料理店「トラサルディー」、
恋人達の約束の場所として親しまれる「アンジェロ岩」など、観光に行きたくなる名所もいっぱい。
少年ジャンプの人気漫画家「岸辺露伴」先生も、静かなこの町に邸宅を構えています。

 ttp://ranobe.com/up/src/up238488.jpg(再掲) 杜王町マップ
 ttp://ranobe.com/up/src/up238489.jpg      杜王町の住民の特徴

しかし平和でありふれたこの町には、一つの不気味な数字がありました。
それは少年少女の行方不明者の数が、全国平均の7〜8倍である事……
 ttp://ranobe.com/up/src/up238490.jpg(再掲)
■吉良吉影(きら よしかげ)簡易紹介
・1月30日生まれ、33歳独身。血液型A。主人公仗助たちが追う、杜王町の連続殺人鬼。
・潔癖症で神経質な反面、生まれながらに「人を殺さずにはいられない」狂気を持つ男で、
 手のきれいな女性48人を餌食とした。殺人の後は女性の手を家に持ち帰って遊んだり、
 大便の後オシリをふいてもらったりすると幸せな気持ちになれる。
・作中で吉良の容姿は、「吉良吉影」本人として過ごしていた時期と
 会社員「川尻浩作」になりかわってからの時期で変化します。
  ttp://ranobe.com/up/src/up238491.jpg 前期吉良(1回戦画像支援の再掲)
  ttp://ranobe.com/up/src/up238492.jpg 後期吉良

・スタンド(※)名:「キラークイーン」
 ネコミミ猫目の萌え系(?)な外見に似合わず、爆弾能力を駆使する凶悪スタンド。
 自分から攻撃する事は好まないが、自分の正体を追ってくる者は絶対に殺す。
 後に、吉良本体が追いつめられた時のみ発動して時間を吹っ飛ばす新能力、
 「キラークイーン バイツァ・ダスト」を会得した。
  ttp://ranobe.com/up/src/up238493.jpg(再掲) 「キラークイーン」画集データ
  ttp://ranobe.com/up/src/up238494.jpg      かめはめ波をも会得したキラークイーン(嘘)

※「スタンド」とは人間が引き出す精神エネルギーを具現化したもので、一種の守護霊のような存在。
 個性的なスタンド達が活躍する華やかなバトルは、ジョジョ最大の魅力の一つでもあります。
■「静かなる人生」への願い
高い知能と女性に好かれる容姿を持ちながら目立つ事を嫌う彼は、
学歴も職務も自分の能力以下のものを選び、ひたすらに「静かなる人生」を送りたいと願っています。
そんな彼への同僚の評価は、「仕事はまじめでそつなくこなすが 今ひとつ情熱のない男」
「悪いやつじゃあないんだが これといって特徴のない 影のうすい男」
 ttp://ranobe.com/up/src/up238495.jpg(再掲)

しかし彼には特殊な「趣味」がありました。それは…
 ttp://ranobe.com/up/src/up238496.jpg(再掲)

手のきれいな女性を殺害しては、その手を持ち帰り恋人のように話しかける吉良。
お昼のサンドイッチを選ぶのももちろん「彼女」と一緒です。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238497.jpg(再掲)
「彼女」が粗相をしてソースをしみ出させてしまうと吉良は…
 ttp://ranobe.com/up/src/up238498.jpg(再掲)

しかし、ピクニック気分で「彼女」との昼食を楽しんでいた時、事件は起こりました。
主人公仗助の友人である「重ちー」が、「彼女」の手が入った袋を自分のお弁当と間違えて
持って行ってしまったのです。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238499.jpg(再掲)
■集う杜王町の人々
「彼女」の手を重ちーに見られてしまった吉良は、自らの「心の平穏」を脅かす重ちーを殺害。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238500.jpg(再掲)
証拠を跡形もなく消し、これで平穏な日常が維持されたと安堵したのですが、
重ちーは最後に吉良への手がかりとなる上着のボタンを、仗助たちに託していました。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238501.jpg(再掲)

実はこれより前、仗助たちは既に町に潜む「殺人鬼」の存在を知っていました。
吉良の最初の被害者である「杉本鈴美」が、幽霊となって彼らに危機を教えたためです。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238502.jpg(露伴支援再掲)
またその直後、車で「彼女」を連れ帰る途中の吉良と、仗助たちはすれ違っているのですが…
 ttp://ranobe.com/up/src/up238503.jpg
彼らはまだ、やがて交わる互いの運命を知りません。

しかし重ちーの死を知った杜王町のスタンド使い達は、吉良追跡に向けて動き出し…
 ttp://ranobe.com/up/src/up238504.jpg(再掲)
町内の店に聞き込みをしていた承太郎と康一くんが、ボタンの修理に出された吉良の服を発見。
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自分が追われている事を知った吉良は焦り、彼らを殺す事を決意します。
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■追いつめられる吉良
承太郎たちのいる店に「爆弾」のスタンドを仕掛けた吉良は、優雅にカフェでお茶を飲みながら、
スタンドが彼らを殺して返ってくるのを待っていました。
が、いくら経ってもスタンドが戻らないばかりか、康一くんのスタンドで左手を「重く」されてしまい…
 ttp://ranobe.com/up/src/up238507.jpg 赤の他人どもの前で『赤っ恥』をッ!
人前で「目立った行動」をする事を何より嫌う吉良にとって、これはかなりの屈辱。

しかも重さでフラフラしながら町を彷徨する途中、チンピラに絡まれて転ばされ、
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靴紐を固結びされ…
 ttp://ranobe.com/up/src/up238509.jpg(再掲)
体力のなさを実感しながら、やっとの思いで康一くんの前にたどり着きました。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238510.jpg(再掲)

それでも、初めて出会う「敵」と対峙した吉良の迫力は本物。
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タイマン勝負で康一くんを圧倒し、公衆の面前で赤っ恥のコキッ恥をかかされた腹いせに
康一くんをなぶり殺すと宣言します。
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しかし…
開き直った康一くんに本名を指摘され、バカ丸出しだとまで煽られて、思わず涙目。
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 ttp://ranobe.com/up/src/up238514.jpg(再掲)

とどめを刺す時も、神経質な性格から康一くんの靴下をはき直させて時間をロスしたばっかりに
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承太郎が駆けつけてしまい、オラオラされてしまいます。
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おまけに仗助たちまでやって来て、隠し通してきた正体がすっかりバレてしまいました。
 ttp://ranobe.com/up/src/up238518.jpg(再掲)
しかし痛みの為に涙と鼻血を流しながらも、彼は「幸福」を諦めませんでした。

 わたしは「生きのびる」…… 平和に「生きのび」てみせる
 わたしは人を殺さずにはいられないという「サガ」を背負ってはいるが…………
 「幸福に生きてみせるぞ!」
  ttp://ranobe.com/up/src/up238519.jpg(再掲)

彼を見ると、生きるのが上手じゃないのに切ないまでに生きる事に執着している人、という印象を受けます。