アニメ最萌トーナメント2007 投票スレRound289

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それでも父を信じて、身動き一つせずにこらえる「それ」。「次こそは…」という希望を捨てずに

しかし、「父」は「それ」の存在自体を忘れたかのように、赤いドレスの人形を
整え始める。「それ」はなおもこらえる。「自分のことを少しの間だけ忘れてい
るだけ」と自分に念じ聞かせる。
しかし、わずかに握りしめる掌に不安は隠せない。紅玉の瞳にも怯えの色が浮かび
始める
赤い装いの人形が整った。「それ」よりもずっと後に作られた人形が・・・
「父」は彼女を抱え上げ、愛しそうに抱きしめる
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「それ」は今までこらえていたものに耐えられなくなり始め、小さな悲鳴とともに
手を差し出してしまう
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しかし、「父」は完全に作りかけの「それ」を忘れたかのように、赤い装いの人形
と鞄を手に、その場を立ち去る
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こらえていた不安が現実のものとなった
「共同墓地の人骨棚」のごとき部品棚から這いずり出て、床に落ち叩き付けられる「それ」
「それ」は腹部より下の無い少女の人形であった