漫画さいもえトーナメント 投票スレ31

■ジョルノとの出会い
人望厚いブチャラティは、ギャングでありながら市民の皆さんからも親しまれる存在。
道を歩けば「ブチャラティ元気ィ？」と声をかけられ、相談事を持ちかけられます。
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しかし彼は一つの矛盾を抱えていました。会話中、「麻薬」の一言を聞いて顔色を変えるブチャラティ。
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ブチャラティはわけあって麻薬というものをひどく憎んでいるのですが、
彼が属する組織「パッショーネ」は、いつからか麻薬の売買に手を出すようになっていたのです。
　ttp://ranobe.com/up/src/up235956.jpg（再掲）　「パッショーネ」組織図

転機をもたらしたのは主人公ジョルノとの出会いでした。
激しい戦闘の中でブチャラティがふと見せた仕草から、その心の底にある「矛盾」を見抜いたジョルノは、
ブチャラティに自分の仲間になるよう言い、「子供に麻薬を流すようなギャングを消し去るため
街を支配する組織でのし上がりギャング・スターになる」という自らの夢を語ります。
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この時ブチャラティは、ジョルノの「黄金のような夢」に賭ける決意をしました。
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■「護衛」の任務
ジョルノを仲間にしたブチャラティは、謎の多いボスに近づいて倒すため、
まずは上司ポルポの遺産である６億円相当の財宝をゲット。組織の「幹部」の地位を手にします。
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昇格と同時に、ブチャラティのチームは一つの任務を命じられました。
それはボスの隠し子である15歳の少女「トリッシュ」を護衛し、ボスの所まで送り届けるというもの。
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ボスは誰も正体を知らない謎の存在です。しかしトリッシュの存在が発覚した事により、
ボスを倒して麻薬ルートを乗っ取ろうとしている裏切り者達が彼女を狙って動き始めていました。
血の繋がった娘ならば、強大な力を持つボスの秘密を知っているかもしれないからです。
　ttp://ranobe.com/up/src/up235962.jpg（再掲）　裏切り者の存在
　ttp://ranobe.com/up/src/up235963.jpg　当初はただの我儘娘っぽかったトリッシュ
　ttp://ranobe.com/up/src/up235964.jpg　この時期の「パッショーネ」関係図

命じられた護衛の期間は一週間。
成功すればボスの信頼を得て、その謎に一歩近づく事ができますが、失敗は死を意味します。
こうしてトリッシュを護衛するブチャラティ達の命がけの旅が始まりました。

■戦闘
ジョジョ５部はギャング達が血で血を洗う抗争の世界。ブチャラティも幾度となく生死の境に立たされながら
数々の名バトル・名（迷）セリフを残しています。物語前半のものをいくつかピックアップしてみましょう。

・この味は！………ウソをついてる『味』だぜ……ジョルノ・ジョバァーナ！
　　ttp://ranobe.com/up/src/up235965.jpg（再掲）　初登場時はどう見ても変態
・こいつにはやると言ったらやる………『スゴ味』があるッ！
　　ttp://ranobe.com/up/src/up235966.jpg（再掲）　拳で語り合って仲間をゲット

・ニャアニャア鳴くのはウミネコだ
　　ttp://ranobe.com/up/src/up235967.jpg　神経使ってしゃべった結果がこのセリフ

・『任務は遂行する』『部下も守る』　「両方」やらなくっちゃあならないってのが　「幹部」のつらいところだな
　覚悟はいいか？　オレはできてる
　　ttp://ranobe.com/up/src/up235968.jpg（再掲）　ブチャラティの姿勢がよくわかるシーン

・「ブッ殺してやる」ってセリフは…　終わってから言うもんだぜ　オレたち「ギャングの世界」ではな
　　ttp://ranobe.com/up/src/up235972.jpg（再掲）
・そして決めゼリフは…
　　ttp://ranobe.com/up/src/up235975.jpg（再掲）　アリアリアリアリアリアリアリアリ……　アリーヴェデルチ！（さよならだ）

■ボスへの裏切り
暗殺者たちとの幾多の死闘を乗り越え、ブチャラティ達はやがて、
ボスの待つサン・ジョルジョ・マジョーレ島に到着します。そこはたった一つの教会だけがある島。
彼らの中の一人が教会の「塔の上」にトリッシュを連れて行けば、任務は完了となるはずでした。
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たった一人でトリッシュを護衛し、「塔の上」へ向かう事になったブチャラティ。
しかしどうもトリッシュの様子が変です。
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トリッシュは、会った事もない父親の所へ連れて行かれる事に不安を感じていたのです。
ブチャラティやジョルノはいずれ彼女の父親であるボスを倒す計画を持ってはいますが、
それはそれ、これはこれ。ブチャラティは彼女に優しく声をかけ、手を差しのべました。
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いったんは強がってその手を払いのけたトリッシュでしたが…
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動き始めたエレベーターの中で、いつしか二人の手はつながれていました。
「父親の事好きになれるのかしら？」という彼女の問いに、ブチャラティは答えます。
　「そんな事を心配する親子はいない」　ttp://ranobe.com/up/src/up235987.jpg

エレベーターは間もなく「塔上」に着こうとしており、このまま穏やかに全ては終了するかと思われました。
ところが、「塔上」に着いたエレベーターの中にトリッシュの姿が見当たりません。
　ttp://ranobe.com/up/src/up235988.jpg　つながれた手の先にあったのは…
　ttp://ranobe.com/up/src/up235990.jpg　なにイィィィィィィッーーーッ

トリッシュの手首は途中から切断され、彼女は何者かに連れ去られていました。
衝撃と共に、ブチャラティはボスが自分達に娘を護衛させた真意を悟ります。

　吐き気をもよおす『邪悪』とはッ！　なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……！！
　自分の利益だけのために利用する事だ…
　父親がなにも知らぬ『娘』を！！　てめーだけの都合でッ！！
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ブチャラティ達にとってトリッシュは、二日前に出会ったばかりの、言わば赤の他人です。
しかしそんな相手のためにさえ、本気で怒る事ができる男がブチャラティなのです。

　あんたの正体だけを知るつもりだったが…　予定がかわったッ！　あんたを始末する！　今ッ！
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