漫画さいもえトーナメント 投票スレ24

<<ナタク＠封神演義>>　・これまでの支援>>676　（登場人物・作品紹介フラッシュ）


■　初登場は親子喧嘩中　■

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ぼけーっと釣りをしていた太公望にいきなり助けを求めてきた一人の男。
彼こそが本日の出場者<<ナタク＠封神演義>>の父にして宿敵の李靖です。
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そしてナタク。一つを身につけるだけでかなりの力を消費する宝貝をなんと三つも！
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李靖を本気で殺しにかかっています。李靖は「心がない」などと言っていますが、本当でしょうか。


■　宝貝人間って？　■

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霊珠という宝貝をもとに造られた生まれながらの仙人、それが宝貝人間です。
これだけだと何がなにやらなので、ナタクの事例をご説明します。

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まず、ナタクの母である殷氏は妊娠三年八ヶ月という異常な状況でした。
お腹の子はすでに死んでいる肉の塊……
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……だったはずなのですが、ナタクはその肉の塊を突き破って生まれて来ました。
宝貝を身につけ生まれた子を不審に思い、李靖が殷氏にその話をしたところ、
ナタクが生まれる直前にある不思議な夢を見たというのです。
それは黒衣の仙人が殷氏の腹に霊珠を授けるという夢──。
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崑崙山で修行したこともある李靖はすぐさま事情を察しました。
ナタクは殷氏の腹の中の肉を利用して造り出された人造人間……そう、宝貝人間であることを。
そしてこの一風変わった親子関係が始まるのです。


■　ナタクは非常に非情なのか　■

ナタクが李靖の言うように心を持たない人間であるのか、もう少し過去を浚うことで確認してみましょう。
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普通に良い子すぎﾜﾛﾀ。
不気味に、と李靖は言いますが、やや口数が少ないだけで悪い子には見えません。多分。

しかし、それでありながら悲劇は起こってしまうのです。
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ただの水遊びだったはずが、身につけた宝貝によって川の霊獣を怒らせてしまい……。
母をも死刑にしようとした霊獣を、ナタクは一撃で殺してしまいます。
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はて、母に対する情はとてつもなくあるような。
それは置いておいて、今度は殺した霊獣の一族がナタクたちへ復讐をしにやってきました。
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……果たして情のない子供が、自分を犠牲に清算をしようとするでしょうか。

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李靖を庇う太公望との対決で、殷氏が巻き込まれそうになったときもこの様子。
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大事がなくホッとして太公望に背後を取られてしまうほど、母への情は深いようです。
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そして、李靖に対してもかなり理解のある発言が。
過去の自分を振り返る姿勢を見ても、心のない人造人間とは到底思えません。

■　ナタクは何故生きている？李靖を憎む？　■

こうして過去ナタクは一度死んだのですが、それは肉体だけの話。
宝貝人間は霊珠が壊されない限りは死なないため、
意識だけの存在として霊珠の埋められた墓に眠っていました。
しかし母が作ってくれた彼の墓をあろうことか李靖が打ちこわし、暴き出した霊珠を河に捨てたのです！
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野ざらしになったナタクの前に現れたのは、殷氏の夢に出てきた黒衣の仙人。
その仙人が何らかの処置を施したのか、ナタクは蓮の化身として蘇り、
自分の本体を打ち捨てた李靖を許せないと追い回し始めました。
「非常に非情」とかくだらんこと言いやがったあのオヤジは、つまり 自 業 自 得 だったというわけです。


■　『心』を持つ宝貝人間　■

が、ナタクの力を持ってすればあのボンクラなど瞬殺できるはず。
結局のところ李靖を憎みきれていないのだという太公望の指摘に、ナタクは癇癪を起こします。
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おじいちゃん（太公望）がガキと張り合うなというツッコミはまた今度。２５日にでも是非。
イラついたナタクの攻撃は李靖へ向かい……

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そこには夫を庇う妻、母・殷氏の姿がありました。
「おぬしの母は」ではなく、「おぬしの親は」という太公望に、ナタクは今度こそ
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いや、また癇癪です。その攻撃は簡単に太公望に軽くいなされ。
あーおじいちゃんが子供泣かせたー。
そしてこのあと、殷氏の「あなたを失ってもこの人（李靖）を失っても私は悲しい」という説得により
ナタクは負けを認め太公望に下ります。
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太公望への質問。自分はもともと宝貝で、肉体を失った今は殷氏や李靖とは何の関係もない。
あの二人にとって自分は何なのかと、ナタクはおじい……太公望に尋ねたのです。
太公望は

人間の子供はある時期父親を憎む。そして自分が腹を痛めたわけではない父親は、
常に「この子は本当に自分の子なのか」と疑い続ける。

という仙人界で教わった知識を教えます。
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が、ナタクの頭ではちんぷんかんぷんでした。