漫画さいもえトーナメント 投票スレ24

◇作品と紹介>>686　補足長文>>699　思想と夢1/2>>701　2/2>>703
シャーマンファイト予選、最初の試合で主人公・葉と刃を交えて語り合い、後に葉の友人となったホロホロ。
その真名に刻まれた碓氷の氏が、氷の文字を持ちながら
アイヌ語の原義はウフュイ＝炎であるように、そしてラストボス・ハオに「炎を意味する氷」と評されたように
ホロホロというキャラクターには、いくつもの相反する傾向が混在しています。
ここからのキャラ紹介は、それを踏まえて見ていっていただければと思います。

初登場シーンでは、好戦的で騒がしく、ファイト優勝を公言して憚らない自信家。
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格好つけて即ヒロインにKOされる、コミカルなヘタレキャラでもあった。
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しかし一転、夢に対する表情は真剣そのもの。視線の鋭さは射るが如く
　　ttp://www7.uploader.jp/user/ssr.sien/images/ssr.sien_uljp00166.jpg　口調もやや堅くなる模様
アイヌの文化や説話を語る姿は力強く、静謐さすら感じさせる。
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試合の後には、結果として自分の夢を足止めした葉の強さを屈託なく祝福した。
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以上が4巻から5巻にかけてのホロホロ。基調のキャラは「荒っぽいけど意外とシリアスでいい奴」でしょうか。

◇作品と紹介>>686　補足長文>>699　思想と夢1/2>>701　2/2>>703　キャラ特徴1/3>>709

言葉遣いは基本的に荒く、リアクションが大きく血の気が多い。
仲間が喧嘩を売られたとき、陣頭に立つのはだいたいホロホロ。
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ホロケウという名はアイヌ語で「狼」を意味するらしいが
群れを重んじ、仲間を傷つけかねないものに極めて厳しい傾向はその名の故もあるのだろうか。

旅の途中、身勝手な理由で葉一行を襲い、仲間に重傷を負わせた少年・リゼルグに
当然のごとく怒りを炸裂させるホロホロ。
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かと思えば、葉たち一行に敵対しているあるシャーマンにかつて両親を焼き殺され
敵討ちのため強い仲間を捜していたというリゼルグの事情を知った次のページでは
リゼルグの暴走をあっさり許すどころか、思い切り感情移入して涙まで流すという
かなりのお人好し具合をみせたりする。
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「仲間でない相手には手厳しいが、ひとたび仲間と認識すればそうとう甘い」のかもしれない。

◇作品と紹介>>686　補足長文>>699　思想と夢1/2>>701　2/2>>703　キャラ1/3>>709　2/3>>710
自分を深い憎しみから解放した葉に、感謝しながらも近づくことをためらっていた蓮の腕を
迷わず掴んで宴会に引き込み、改めて葉と引き合わせたのもホロホロだったりする。
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そんなおおさかさ、不作法と紙一重の優しさがありながら
幼なじみの熊をハンターから守りたくてレンジャーになったという少女を前に
「強い奴が弱い奴を虐げるのは当然」と表情も変えずに言ってのけ
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かと思えば、人間への怒りにとらわれたその熊を人の手から守るため、非武装の生身で巨大熊と相対し
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殴り倒されぼろぼろにされても意に介さず、熊を相手に説得を続けたりする。
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なお、このエピソードのホロホロの言動からは、自然を重んじる民族アイヌと
自然と人間を橋渡してきたアイヌのシャーマンという出自に強い誇りを持っていることが伺える。
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ホロホロが単独で主役を務めたこのエピソードは11巻所収。
きっちり3話で完結しているので、もし機会がありましたらそこだけでも読んでみてやってください。