※0 - 話の舞台・前提
今から三千年以上昔の古代中国、殷という王朝の時代。
名君として名高い紂王のもとに、絶世の美女・妲己が嫁いで以来、国は荒れに荒れていた。
この妲己、実は邪心を持つ仙女で、怪しい術を使って紂王を操っていたのである。
※1 - 「封神計画」
妲己とその手下365名の魂魄を「封神台」なる場所に捕らえ、二度と復活できないようにするための計画。
天空にある仙人界が妲己の横暴を止めるべく発案したもので、太公望はこの計画の遂行者に任命された。
話が進むにつれ、計画の裏側や隠された真の目的が明らかになるが……。
※2 - 周国
殷に対抗するため、太公望が味方につけた人間界の国。
もともと西岐という名の殷の属国(?)であったが、紂王の悪政から民を解放するために立ち上がる。
※3 - 羌族
草原で暮らす古代中国の一民族。支配者である殷族からは家畜以下に見られていた。