アニメ最萌トーナメント2007 投票スレRound122

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その1 >>473 , その2 >>475 , その3 >>614
由乃と祐巳の関係

 リリアン女学院は幼稚部から大学まであり、由乃も祐巳も幼稚部から通っているが、なぜか高等部1年になっても同じクラスになった
ことがなかった。二人の関係は祐巳がひょんな出来事から山百合会に関わるようになってから始まる。
 友人となる最初のきっかけは、『黄薔薇革命』で由乃が入院先の病院に祐巳を呼び、令との関係を解消したいきさつを語った事である。
祐巳はどちらかと言えば平凡な印象の少女で隙のあるタイプであるが、それがかえってある種の親しみやすさを産み出している。
由乃は心臓の持病のため休みがちで校内行事もほとんど参加できなかったため、周囲からはやや浮いた存在になっていた。山百合会で
同級生であったのは志摩子だが、彼女は近寄りがたいイメージのある少女であり、由乃もなかなか心を開けなかったと思われる。
さらに祐巳は、山百合会についても祥子にしか関心がなかったため、由乃についてはまったくと言っていいほど予備知識がなかった。
 由乃は令とは従姉妹でスールであり、その関係は濃密であったが、それ故に「イケイケ」な性格の由乃でも令に対する不満を言いにくい
状態にあった。このような由乃にあって、祐巳ははじめて「安心して愚痴の言える」相手であるように映ったらしい。祐巳にしても妙な先入観を
持たずに由乃の人となりに触れたこともあり、『黄薔薇革命』以降は由乃と深い関わりを持つようになっていき、高等部2年で初めて同じく
クラスとなったこともあり、お互いにとって唯一無二の存在となっていく。
 二人の関係は基本的に前掛かりな由乃に祐巳がブレーキをかけるという構造で成り立っているが、お嬢様学校の中で自分は平凡で
あると思う余り、物事に対してどこか及び腰な祐巳の背中を由乃が押す場面もあり、お互いにないものを補完し合う良い関係に
なっている。最近の原作では祐巳は物事に対して強い意志をもって積極的に働きかけようとする姿勢を見せることがある。これは
山百合会で培った自信のせいとも言えるが、由乃に影響された一面もあるのではないかと思われる。

そしてこの百合っぷり>動画(2期12話より) http://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000248452.wmv pass: saimoe