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ttp://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex43705.jpg
「みんなと同じように遊べない みんなと同じようにお勉強できない」
自分に自身がもてなくなったお姫さまは
どんどん顔が凍りつき とうとう笑えなくなってしまいました。
「かわいそう かわいそう」
人々は もっといっぱい 特別に やさしく してくれましたが
お姫さまの さみしさ は どんどんつもっていきました。
ttp://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex43708.jpg 「このまま全部凍ってしまえばいいのに
そのままずっと目がさめなければいいのに」
お姫さまの病気はどんどん進み
ついに こころ まで凍ってしまいました。
こころ が凍ってしまったお姫さまは
わがまま や 文句をいうようになっていきました。
最初は かわいそう と思っていた人々も
だんだん お姫さま に近寄らなくなってしまいました。
本当に ひとりぽっちになってしまったお姫さま。
ttp://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex43709.jpg でも ひとりだけ 毎日 お姫さま のところに きてくれる人がいました。
お姫さま が生まれたときから 仲良くしていた となりの国の王子さまです。
お姫さま は 王子さま に聞きました。
「私はこんなに わがままをいう 嫌な子なのに どうして仲良くしてくれるの?
私のために 毎日 となりの国から くるのは 大変でしょう?」
すると 王子さま はいいました。
「僕は 姫が かわいそうだから きているのではありません。
僕が 姫に あいたいから 僕が 姫を 好きだからきているのです」
うつむいてばかりだった お姫さまは
そのとき はじめて顔をあげ まっすぐ前をみました。