4コマ漫画最萌トーナメント 投票スレ6

これも、旅の一部の物語

ある暑い日の昼下がり、水浴びに興じるニジュクとサンジュ
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旅路を急ぎたいクロ。 「さあ、もう上がっておいで」
 しかし、ニジュクとサンジュはまだまだ遊び足りない様子

   「もうちょっと、もうちょっと」「おねがい、もうちょっとだけー」
 「……わかった、それじゃあ 100数える間待ってあげる」

   「……ひゃくになったら もどらないとだめ……」
もっともっと水遊びしていたいニジュクとサンジュは、少しだけずるっこしてしまいます
                                それがまさか……あんなことになろうとは……
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遊び盛りのニジュクとサンジュ。へばるセン  そして、少し様子のおかしいクロ。……
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遊びの時間はもうおしまい、クロ。たち一行は再び歩き始めます
 でも、遊びつかれたニジュクとサンジュは
   「あるけないの」「うん あるけない」と駄々をこね始める始末

   「ちょっとだけやすんでもいいでしょ」「うん ひゃくかぞえるあいだだけ」
そんなニジュクとサンジュのお願いに、耳を貸さないクロ。

 「日が沈むまでに街に着きたいんだ もう少しくらい二人は我慢できるだろう?」
   「クロちゃんだって『もうちょっと』ゆってるよ」「なのに あたしたちの『もうちょっと』はだめなの?」
今までやさしく諭すように語り掛けていたクロ。も、さすがに

 「……いいかげんにしろ!! わがままな子供は、私は嫌いだ!!」
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突然のことに、目を丸くするニジュクとサンジュ
   「……っ」 どうしてわかってもらえないのかと、二人をきびしい目で見つめるクロ。

   「……じ じゃああたしたちもきらいだもん!」「えばりんぼクロちゃんだいきらい!!」
クロのことを睨み返す、ニジュクとサンジュ
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 「……わかった だったらそこで気が済むまで休んでいればいい。私は先に行くから」
ニジュクとサンジュを置き去りにし、足を進めるクロ。

目を丸くするニジュクとサンジュ……意地の張り合い。しかし、だんだんと心細くなっていき…… そして……

 泣き疲れ、力尽きるニジュクとサンジュをそっと抱きかかえ、クロ。は旅路を急ぐのでした。
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  『くそ ……なんで私は、こんな旅なんかしてるんだ……』
  話す相手もなく、思考が悪い方へ悪い方へと廻りそうになるクロ。
         『…………よそう 一人きりだと、変なことばかり考えてしまう』
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・・・クロ。は歩く ひたすらに ひたすらに
        子供たちの休める場所を求めて・・・

そして、たどり着いた集落。子供たちを起こし、無言のまま……
 ゆっくりと、ゆっくりと…… 力尽き、そして…… 崩れ落ちるように倒れるクロ。!!
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