4コマ漫画最萌トーナメント 投票スレ6

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536<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> 支援
旅の仲間であるコウモリのセンの助けを借り、賊を撃退したクロ。 ( >>477の続きです )
  十字架を握り締め、怯えた表情のイーダに詫びる <<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> とセン。

 「すまねェな。コイツは必要最低限しか、何───にも喋らない奴だから
  多分お嬢ちゃんにも、変な誤解させたり迷惑かけたんじゃないか?」


 そんな折、クロ。の部屋から二人の幼子が出てきます。
 「あ────、いた────。 クロちゃんみっけ────。」
  それはクロ。と共に旅をしている、ニジュクとサンジュ・・・

 「ね───ね───、あたしたちゆかでねてたのに、おきたらベッドにいたの。 どーしてー?
  ジャンケンにかったひとが、ベッドだってきめたのに───。あたしたちが。」

 「私が運んだ…… たまたまあのベッドは、私には寝辛かったみたいだから。」


 その時、イーダは気づきます。
 それがクロ。の「やさしさ」ゆえの行動だということに・・・・・
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537<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> 支援:2007/05/27(日) 10:24:47 ID:NS8cDQ2C
翌朝。

 くちさがなく <<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> をいぶかしむ宿の客達。
  「何だ あの旅人、棺桶担いでるぞ。」
  「何だか気味悪いな。」
  「裏の商売でもしてるんじゃないか?」
  「もしかして、あいつらが例の吸血鬼だったりしてな────。」

 クロ。の優しさを知った今、イーダはいたたまれない思いに胸を詰まらせる・・・・・

 あわててクロ。を追いかけるイーダ。
  「あの、旅人さん」わずかばかりだが、心のこもった携帯食(?)をクロ。に手渡すイーダ。

  『こうして旅人さん達は また旅立っていきました
   それ以降 私があの旅人さん達と 再び会う事もありませんでした

   けれどもきっと 旅人さんは今も
   この空の下で ながいながい旅の最中で
   このお話もまた そのほんの一部になってしまうのでしょう……』
    http://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex43179.jpg