<<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> 支援と銘打ちながら、いきなり 「なんだこりゃ?」 と思われた方も多いと思います。
そう……
>>839-840 は、あくまでプロローグ。
今回のクロ。支援はここから始まります。
でもその前に
前回支援をご覧になっていない方のために <<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> 前回支援分も再掲載しておきます・・・
どこまで続いて、どこで終わるかもわからない道を
ひたすらに、ひたすらにあるく
私の旅は、どこまで続く
どこまで、どこまで歩けばいいのだろう
もし世界が、手のひらくらいの大きさだったら
きっと旅するのだって、楽だったのに
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冒頭で少しだけ触れた、旅の宿での出来事。
その宿では、近くの森で「吸血鬼が出た」というウワサが・・・
そんな折、旅の宿に現れた <<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> 。
従業員の娘イーダは、クロ。が噂の吸血鬼ではないかと、恐怖に怯えます。
・・・真夜中
ウワサの真偽を確かめようと、クロ。の泊まる部屋を訪ねようとするイーダ。
刹那!
背後から何者かに襲われるイーダ!
刃物を突きつけるその姿は・・・見知らぬ男!?
「────────────そこまでだよ、賊
その娘を放してくれないか」
月明かりに照らされ、現れたその人物は・・・そう、旅人クロ。だった。
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旅の仲間であるコウモリのセンの助けを借り、賊を撃退したクロ。
十字架を握り締め、怯えた表情のイーダに詫びる <<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> とセン。
「すまねェな。コイツは必要最低限しか、何───にも喋らない奴だから
多分お嬢ちゃんにも、変な誤解させたり迷惑かけたんじゃないか?」
そんな折、クロ。の部屋から二人の幼子が出てきます。
「あ────、いた────。 クロちゃんみっけ────。」
それはクロ。と共に旅をしている、ニジュクとサンジュ・・・
「ね───ね───、あたしたちゆかでねてたのに、おきたらベッドにいたの。 どーしてー?
ジャンケンにかったひとが、ベッドだってきめたのに───。あたしたちが。」
「私が運んだ…… たまたまあのベッドは、私には寝辛かったみたいだから。」
その時、イーダは気づきます。
それがクロ。の「やさしさ」ゆえの行動だということに・・・・・
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翌朝。
くちさがなく <<クロ@棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜>> をいぶかしむ宿の客達。
「何だ あの旅人、棺桶担いでるぞ。」
「何だか気味悪いな。」
「裏の商売でもしてるんじゃないか?」
「もしかして、あいつらが例の吸血鬼だったりしてな────。」
クロ。の優しさを知った今、イーダはいたたまれない思いに胸を詰まらせる・・・・・
あわててクロ。を追いかけるイーダ。
「あの、旅人さん」わずかばかりだが、心のこもった携帯食(?)をクロ。に手渡すイーダ。
『こうして旅人さん達は また旅立っていきました
それ以降 私があの旅人さん達と 再び会う事もありませんでした
けれどもきっと 旅人さんは今も
この空の下で ながいながい旅の最中で
このお話もまた そのほんの一部になってしまうのでしょう……』
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