そもそも <<山口如月@GA 芸術科アートデザインクラス>> がこの学校に入ろうと思ったきっかけは、一年前の学校見学。
「うわ────! 私、私立の学校って 初めて入りましたー」
と、先輩に案内されながら巡る校内は……どこを見ても鳥・とり・トリ!
「あははー この学校は鳥を象徴にしてるんだって。
だから学校のいろんな所に、鳥をモチーフにしたモノがあるのよ」
そんな先輩の案内に、おにわとり様を頭に乗せつつ耳を傾ける如月ちゃん。……ふと校舎の屋根を見上げると?
「あそこにあるのって、風見鶏ですよね? めずらし───
あんなのがあるのも、鳥をシンボルにしてる校風からなのかぁ───」
それを聞いた先輩「いや あれは鳥じゃなくて犬」 と、あっさり
煤uええっ!?」
「なんかね─── ここの学校長の干支が、いぬどしなんだってさ」
「────って事があって、入学の決め手になりましたよ───」
「ちょ……待て! どこ!? どこが!? 今の話のどこの箇所に、決め手になるよなポイントが!?」
思わずツッコまずにはいられないトモカネとナミコさん。 学校もさることながら、如月ちゃんも“計り知れない”……。
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そんな <<山口如月@GA 芸術科アートデザインクラス>> もやっぱり女の子。
無理なダイエットがたたって体調不良に。
「なんだか、気持ち悪いです……」
そんな如月ちゃんに、キョージュが差し出したものは……グレープジュース!?
なぜそんなものが「ちゃっかりポケットから出てきたのか?」はさておき…… ぷしこん(缶を開ける音)。
キョージュから差し出されたグレープジュースを一口飲むと、如月ちゃんは体の中いっぱいに糖分が染み渡り……
「もにゃ───」ぷるぷるぷる……
「はぁ!?」
「グレープ味炭酸で酔った!?」 驚愕の声を上げるノダミキとトモカネ!
いるんだ そんな奴!!
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