<<ユカ@エルフェンリート>>支援(再掲載)
−ユートピア論としてのユカの存在−
当方はめずらしくユカに大まじめに萌えている人間です。いつ頃からユカがお気に入り
になったのか?それは多分、下のコマの頃から。
http://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_063511.jpg 「コウタは私よりにゅうちゃんが好きだったのに
どうして気付いてあげられなかったんだろう・・・・」
このコマだけ見ると、完全な三角関係のラブコメもの。ユカにとって、「にゅうちゃん」
ことルーシーは角のある人間では無いんです。ごく普通の、一人の人間に過ぎない。
そして、ルーシーやナナがこれまで苦しんできたのは、まさしくユカのような人間に
出会わなかったから。角のあることにより、ディクロニウス達は虐げられてきました。
狂気と暴力が渦巻く研究所サイドのストーリーと、萌え空間といえる楓荘を、この作品
ではかなり長期にわたり同じ重みを持って描いてきました。
何故でしょうか?
それは、人の狂気にどのように対抗するのか?ということの手段として、ユートピアを
提示したかったんだと思います。楓荘の主人ユカは、徹底して暴力・狂気と無縁です。
たとえ結果としてネタキャラ化したとしても、それでもなお当方はユカが好きです。
http://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_063512.jpg 両親に逆らってでも楓荘を守ろうとしたユカは、やっぱりこの作品の重要人物です。