●ここまでの支援
>>501 第一回支援まとめ
◆「彼女」との出会い
校門まで200m。そこで立ちつくす。
誰が好んであんな場所に校門を据えたのか、長い坂道が悪夢のように延びていた。
時間はすでに1時間目の開始時間。――しかし、周りに登校中の生徒の姿はない。
朋也はそんな桜並木の坂道をため息をつきながら歩いていた。
ふと、前方を見ると、少女が一人、ぽつんと立っていた。
『この学校は好きですか? …わたしはとってもとっても好きです』
ttp://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex25078.jpg 初めは、朋也に話しかけているのだと思った。
しかし、それは違った。
・・・それは、独り言だった。