遊びの時間はもうおしまい、クロたち一行は再び歩き始めます。
でも、遊びつかれたニジュクとサンジュは
「あるけないの」「うん あるけない」と駄々をこねます。
「ちょっとだけやすんでもいいでしょ」「うん ひゃくかぞえるあいだだけ」
そんなニジュクとサンジュのお願いに、耳を貸さないクロ
「日が沈むまでに街に着きたいんだ もう少しくらい二人は我慢できるだろう?」
「クロちゃんだって『もうちょっと』ゆってるよ」「なのに あたしたちの『もうちょっと』はだめなの?」
今までやさしく諭すように語り掛けていたクロも、さすがに
「……いいかげんにしろ!! わがままな子供は、私は嫌いだ!!」
http://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex15078.gif 突然のことに、目を丸くするニジュクとサンジュ。
「……っ」 どうしてわかってもらえないのかと、二人をきびしい目で見つめるクロ
「……じ じゃああたしたちもきらいだもん!」「えばりんぼクロちゃんだいきらい!!」
クロのことを睨み返す、ニジュクとサンジュ
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