第二回漫画最萌トーナメント 投票スレ35

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校門まで200m。そこで立ちつくす。
誰が好んであんな場所に校門を据えたのか、長い坂道が悪夢のように延びていた。

時間はすでに1時間目の開始時間。――しかし、周りに登校中の生徒の姿はない。
朋也はそんな桜並木の坂道をため息をつきながら歩いていた。

ふと、前方を見ると、少女が一人、ぽつんと立っていた。


『この学校は好きですか? …わたしはとってもとっても好きです』
ttp://nonamev2ak.sakura.ne.jp/ex/src/ex8370.jpg
初めは、朋也に話しかけているのだと思った。
しかし、それは違った。

・・・それは独り言だった。