アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound199

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390清き一票@名無しさん
[[A065-OGp1UNk/-SC]]  <<八神はやて@魔法少女リリカルなのはA's>>
彼女を見てると甘えたいという感情と甘えられたいという感情、二つの相反する感情が湧いて出てくる
甘えたいの方は彼女の溢れ(過ぎ)る母性を見てれば甘えたくもなる、それ程までに見事な母親の姿である
母としての理想像のような姿を9歳児に感じることは本来おかしいのであろうが、実際そういう姿なのだから仕方が無い

逆に甘えられたいというのは、彼女の早熟ぶりを見ているとちょっと辛くなってくるが故の感情であろう
余りにも彼女は強すぎる、その姿を見ていると全てを一人で抱え込んでいるんじゃないかと心配になってしまう
彼女の両親は早くに逝き、自らの治るアテも無い動かぬ足、それが彼女に生というものに対して諦観させてしまった
だが、彼女を頼りにする「家族」の存在が、彼女に守るべきものを与え、家族の為に「生きたい」という願いが彼女の強さになった
その強さは闇の書事件において奇跡を起こした、一度は暴走した闇の書を制御し、家族を取り戻す事ができた

しかしその強さの裏には、自分のことより周りのことを優先してしまう「自己犠牲」の精神とでも言うべき物がある
そして彼女の精神と母性が「皆に心配をかけてはいけない」と、強く在る事を彼女に押し付けてしまう
もう少し弱い面を見せてくれてもいいのではないかと、もう少し周りに依存してもいいんじゃないかと思う
そういう意味で甘えられたいという感情が湧き上がってくる、もう少し周りの誰かに寄り掛かってもいいんだよと

彼女の周りには家族や友人がいる、その仲間達は彼女が寄り掛かった時は必ず受け入れてくれるだろう
だからもう少し弱さを見せて、寄り掛かってみてもいいんじゃないかなと思う
マンガ版のエピローグではそんな姿が見れて正直少し安心した、ずっと一人で立ってるといつか疲れてしまうから
たまにはあんな風に誰かに寄り掛かった姿を見せてくれると安心できる