第08話「水の向こう側」
数々の苛酷な体験を経て強い虚無感に襲われたキョウは、生きている実感を求めて現実と虚構のはざまで必死にあがいていた。
シマはそんなキョウが以後の戦力になるか否かを判断するべく試練を与える。現実をしっかりと受け止めさせるため、現実世界の舞浜サーバー
へと向かうキョウ。廃墟の高層ビルの地下で目撃したのは、小さなメモリーユニット。それが自分達の暮らす舞浜の正体だと知らされたキョウは
激しく動揺するが、そんなキョウにメイウーは不安を煽り続け、遂にキョウはメイウーを残してサーバー内の仮想世界へ戻ってしまう。
そこへ敵のゴーネが大量に姿を現す。舞浜サーバーから敵を遠ざけようと、メイウーのアルティールに加え、フリズベルグ、ガルダも
出撃して戦闘を始めるが、敵の装甲が思いの外に強力なため、苦戦を強いられる。
一方、ハヤセとの邂逅やリョーコからのメールをきっかけに、たとえデータでも「みんな生きている」との認識を新たにし、
すべてを受け止めたキョウは、自ら戦闘に戻る決意をする。改めて自らが戦う理由を見出したキョウは、アルティールに戻り、
編み出した戦法を用いたアルティール、ガルダ、フリスベルグ3機のゼーガの活躍で、ゴーネを退けることに成功する。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_056715.jpg 【用語】
舞浜サーバー:現実世界を非常に高速にシミュレートすることが可能な量子サーバーの一つで作品の舞台。
中の人達はサーバー内で同じ年月を繰り返している。
幻体: 肉体がないため現実世界で活動する場合は、ホロニックローダーや母艦であるオケアノスの機能によって、
幻体という形で維持されている。