アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound123

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143清き一票@名無しさん
[[A0630-XLeiQ7LW-SC]] <<シグナム@魔法少女リリカルなのはA's>>
元々は破壊のみを目的とし、力を振るうだけの存在だった「人形」として彼女は生み出された
人形として、「持ち主」の命ずるままに闇の書の完成のために力を振るい、破壊を振りまいてきた戦うだけの人形・・・
彼女は闇の書と共に永き時を生きてきた、しかしとある「主」の下でその運命は大きく動く

此度の主は彼女を「人間」として、「家族」として迎え入れる、それは彼女にとっては大きな驚きであった
しかもその主は闇の書の完成を望まないという、本当にいいのかと尋ねれば「他人に迷惑をかけてまで自分の願いを叶える必要は無い」と答える
そして、更に予想外の命令が返ってくる、それは「闇の書のことは忘れ家族でいて欲しい」・・・彼女はその約束を守る事を誓う

しかし、運命は彼女に安寧を許さなかった、皮肉にも彼女を存在させてきた「闇の書」が主の命を削っていた
主を助けたい、だが彼女にできる事は余りにも少ない・・・彼女が選べた選択肢はただ一つ「闇の書の完成」であった、例えそれが主との誓いを破る事になっても
彼女は全てを捨てて主の笑顔の為に蒐集を開始する


「我ら守護騎士、主の笑顔の為なら騎士の誇りさえ捨てると決めた・・・もう、止まれんのだ!」(A's9話)
――人格なんてなかったはずの「人形」の言葉、余りにも悲壮すぎる明確な「意思」
それは「人形」ではなく、紛うこと無き「人間」の姿・・・