≪涼宮ハルヒの憂鬱 ストーリー支援≫ (22)
>>959の続き
長門は言った「進化の可能性」と。朝比奈さんによると「時間のゆがみ」で、古泉に
至っては「神」扱いだ。では、俺にとってはどうなのか。涼宮ハルヒの存在を、俺は
どう認識しているのか。俺にとって、ハルヒはただのクラスメイトじゃない。
思い出せ、朝比奈さんはなんと言った。それから長門が最後に俺に伝えたメッセージ。
白雪姫、眠れる森の美女。両者に共通することと言えばなんだ? 俺たちが置かれて
いる状況と合わせて考えてみたら答えは明快だ。
俺はハルヒの制服の肩をつかんで振り向かせた。
「いつだったかのおまえのポニーテールは、反則的なまでに似合っていたぞ」
「バカじゃないの?」
抗議の声を上げかけたハルヒに、俺は強引に唇を重ねた。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_055522.jpg 次の瞬間、俺はベッドから転げ落ちて頭を打っていた。
夢か? 夢なのか?
フロイト先生も爆笑しそうな、そんなわかりやすい夢を俺は見ていたのか。
夢だったとすると、俺はいまだかつてないリアルな夢を見たことになる。