アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound110

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712清き一票@名無しさん
≪涼宮ハルヒの憂鬱 ストーリー支援≫ (16)  >>711の続き

古泉にうながされて目を開けると、俺と古泉以外、横断歩道を埋め尽くしていた人々の
群れは跡形もなく消え失せていた。信号機だけがむなしく明滅する灰色で静寂の世界。
「次元断層の隙間、我々の世界とは隔絶された、閉鎖空間です」
横断歩道の真ん中が閉鎖空間とやらの『壁』になっているらしい。手で触れると弾力を
受けてはね返される。
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古泉は説明を続けていた。閉鎖空間はハルヒの精神が不安定になると生まれるとかなん
とか。とにかく、あいつの話は長門の次にわかりにくい。
「始まったようです。後ろを見てください」
遠くの高層ビルの間に、青く光る巨人の姿が見えた。周りの建物をぶち壊している。

ハルヒのイライラが限界に達すると、あの巨人が出てくるという。見ると、小さな赤い
光点が巨人の周りを旋回していた。古泉は自分の同志だと紹介すると、自らも赤い球を
まとって巨人に向かって飛び去っていった。デタラメだな、もう。
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