≪涼宮ハルヒの憂鬱 ストーリー支援≫ (12)
>>398の続き
翌日、クラスに朝倉の姿はなかった。長門が情報操作で転校したことにしたのだ。
それを聞いて大喜びしている奴がひとりいた。言うまでもない、ハルヒだ。
謎の転校生の次は、理由も告げずに転校して行く生徒。好奇心満々である。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_055470.jpg しかし、俺はそれとは別の懸案事項を抱えていた。それは封筒の形をして、昨日に引き
続き俺の下駄箱に入っていた。昼休みに部室への呼び出しを告げる手紙。だが、昨日と
違うのは差出人が朝比奈さんだということだ。俺はさっぱり疑わなかった。
部室のドアをノックすると、中から朝比奈さんの声が聞こえた。しかし、中にいたのは
見たことのない大人の女性だった。朝比奈さんにとてもよく似ている。お姉さんか?
「朝比奈みくる本人です。ただし、あなたの知ってる私よりもっと未来から来ました」
大人の朝比奈さんは証拠を見せてあげると言うと、いきなり服のボタンを外しだした。
面食らう俺に胸元を見せつけ、
「ほら、ここに星型のホクロがあるでしょ。これで信じた?」
信じるも信じないも、俺は朝比奈さんのホクロの位置なんか覚えちゃいない。
「あれ? でも、ここにホクロがあるって言ったのキョンくんだったじゃない」
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