≪涼宮ハルヒの憂鬱 ストーリー支援≫ (3)
>>116の続き
そして、その場で新クラブの名称が告げられた。もちろんハルヒの思い付きだ。
その名も「SOS団」。世界を、大いに盛り上げるための、涼宮ハルヒの、団。
略してSOS団である。好きにしろよ、もう。
かくしてSOS団なる目的不明の団体が結成されたわけだが、ハルヒの暴走は始まった
ばかりだった。コンピューター研究会からパソコンを強奪したり、朝比奈さんを強引に
バニーガールにして校門でビラを配ったり、それはもうやりたい放題だった。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_055397.jpg 俺が日常的な生活とお別れするのはここからだ。実は俺は、長門から本を借りていた。
珍しく長門の方から本を読むよう薦めるので、帰って読んでみたら待ち合わせ場所の
書かれたしおりが挟んであったのだ。長門は自分のマンションに俺を招き入れ、こう
切り出した。
「涼宮ハルヒと私は普通の人間じゃない。情報統合思念体によって創られた対有機生命
体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース。それが私。通俗的な用語を使用
すると、宇宙人に該当する存在」 う、ちゅうじん……?
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