アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound100
[[A0618-qwHjfMOo-KC]] <<リニス@魔法少女リリカルなのはA's>>
本来山猫である彼女は、ごく普通の「飼い猫」として「愛すべき主人」アリシアと、「親」であるプレシアの元で暮らしていた
そこで彼女は「一度死んだ」のである、アリシアと共に、魔導事故に巻き込まれ、その命は空へと還っていった
しかし、運命は彼女に新たな役目を与え、新たな命が宿される・・・「使い魔」として、「主人」プレシアの元に再びその身を置く
「主人」は使い魔となった彼女に役目を与える、それが「あの子を一流の魔導師に」という命令であり、「あの子」と言われた子がフェイトであった
「母性の強い山猫」としての彼女が、「主人」の命令通り「あの子」を育て、使い魔でありながら「主人」への反抗をも辞さぬ愛情を「あの子」へと向け、育てていく
「あの子」の為に惜しみない愛情を注ぎ、「あの子の使い魔」アルフにも同等の愛情で接し、二人を育てていった
そして、その日常の隙間を使い、「あの子」の為の杖、「闇を貫く雷神の槍、夜を切り裂く閃光の戦斧」バルディッシュを作り始める
「守るべきものを守る力、進むべき道を切り拓く為の力」となり、常に「あの子」と共に在らん事を願って
「あの子」と、「あの子の使い魔」と、彼女の日常はある日、終焉の時を迎える、それは「あの子」が魔導師として完成した日である
魔法の師匠として、教える事が何もなくなった日、それはめでたくもあり、悲しい日でもある・・・「あの子」の魔導師としての完成は彼女の「契約終了」、消滅を意味していた
彼女は契約を達成した褒美として「主人」にある願いを出す、それは「あの子」と「主人」が一緒に夕食をとる事だった
「あの子」にはもう少し「子供」でいて欲しかった、「主人」にはもう少し「親」であって欲しかった、そんな彼女の心残り
そして、彼女は再び空へと還っていく、彼女の想いを「閃光の戦斧」バルディッシュに遺し
彼女は闇の書の夢の中で、「あの子」の前に「風の向こうの記憶」そのままに三度登場する
画面上の出番こそ少なかったものの、彼女の存在が「あの子」を夢から解放する為の象徴であった
「道が暗闇に閉ざされた時、ひとすじの閃光となってフェイトの手にあり、闇を切り裂く刃であること」、バルディッシュは彼女の願いを確かに果たし、「あの子」を現実へと羽ばたかせていった