アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound90
[[A069-WE33SLHz-NC]]<<フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはA's>>
彼女は「母さん」の為に、リニスの指導の下で、自分の使い魔アルフと、リニス謹製の愛杖バルディッシュと共に魔導師になる為の訓練を受け続けてきた
そして、「母さん」の願いを叶える為実戦へ移行し、ジュエルシードを集め続けた果てに待っていたのは「母さん」からの絶縁宣言、そして死別・・・
アイデンティティを失ってしまった彼女の瞳に一人の魔導師の姿が映る、それが高町なのはの姿だった
初対面以降お互いに対立しあっていた状況で、「あの子」は常に自分の名前を呼んでくれた、自分が何も言わなくてもずっと呼びかけてくれた
そんなあの子の言葉「友達になりたい」という言葉に真っ直ぐに向き合う事を決めた彼女、別れの際「なのはが私の名前を呼んでくれたらすぐに駆けつけるから」と呼びかけ元の世界へと戻っていく
そんなやり取りから半年後、謎の少女に襲撃を受け、倒される寸前まで追い詰められたなのはが心の中で彼女の名を呼んだ時、彼女は再び現れた、今度は「友達」として
再びなのはの前に姿を現した彼女は、今までの姿とは違い、9歳という年齢に相応しい表情が増えていった
なのはと触れ合う事によって、今まで抑えつけていた感情が表に表れるようになっていったのである
その象徴的出来事が、闇の書を相手にした時の「この駄々っ子、いう事を聞け!」という声であろう
今まで感情を表に出す事は少なかった彼女が、心から叫ぶという事がどれだけの変化であるかは容易に想像がつくだろう
この叫びの直後、彼女は闇の書の夢に囚われ、その中で「母さん」と「もう一人の自分」と出会う
優しい母さんがいて、もう一人の自分がいて皆がいる・・・願っていた「夢」を闇の書の中で見る事ができた、だがそこに「あの子」の姿は無い
夢は必ず覚める時が来る、その瞬間「もう一人の自分」は「愛杖」を取り出し、自分に渡してくれた
今まで自分は浮いた存在だと思っていた、でも「母さん」や「もう一人の自分」、「師匠」の願いが、今の自分をここに存在させている
そして、外の世界には自分を待ってくれている「友達」がいる、「もう自分は一人ではない」、自分のアイデンティティを掴み、彼女は現実へと羽ばたいていく
受験書類放り出し萌文に費やす事三時間、書く場所が無いしかも読み辛いorz