RPG最萌トーナメント投票スレ Round45

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737<<フィーナ@イースシリーズ>>支援
■フィーナとの別れ(1/6)■

 イースの本で「災い」とされていた存在を倒したアドル。
ようやく全てを終えたアドルは仲間達のもとへと帰還します。
一人一人に声をかけて回るアドル。どの顔にも平和が訪れた喜びが浮かんでいます。
そんなアドルにもう一人の女神であるレアは語りかけるのでした。

「700年に渡って、天空と地上に別れていた人間が再び一つになる時が来たのです。
 これからは、女神も神官も必要ありません。
 一人一人が、自分を信じて生きてゆく時代が、やって来たのです。
 私達二人は、この世に魔法がよみがえらないように、
 平和がいつまでも続くように、見守ってゆくつもりです」

 …その言葉は、人が黒い真珠に負けぬ強い心を持って生きていく時代の到来と
人間であるアドルと女神であるフィーナとの別れを意味する物でした。

 見詰め合ったまま何も言えなくなってしまう二人。
そんな二人を気遣った仲間達の計らいで…
アドルとフィーナは最後の時を二人だけで過ごす事になるのでした。
738<<フィーナ@イースシリーズ>>支援 :2006/06/13(火) 21:20:24 ID:7r2KleK6
■フィーナとの別れ(2/6)

・BGM「A STILL TIME」
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a_045971.mid
・ハミング付きのVerも存在します。(pass:feena)
ttp://up2.viploader.net/mini/src/viploader43967.zip

 静かに流れる穏やかな時間…。
見詰め合うだけのその時間を終わらせたのはフィーナの方でした。

「お別れです…アドルさん」

・YS2Eternalよりお別れのシーンです
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 フィーナはゆっくりと語ります。
アドルに…恐らくはこれで永遠の別れになるだろうアドルに。
胸を満たす想いの全てを込めて………。
739<<フィーナ@イースシリーズ>>支援 :2006/06/13(火) 21:21:19 ID:7r2KleK6
■フィーナとの別れ(3/6)

「あんまり胸が一杯が一杯で何を話したら良いのか…」

・自作絵のお別れシーンです。想いだけは込めてみました。
http://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a_045975.gif
 
 溢れる涙は堪えきれずに頬を伝って流れます。
けれど気丈に微笑を浮かべたままで彼女は話し続けます。
きっと最後の自分の姿を…笑顔の自分の姿を覚えていて欲しいから…。

「貴方に助けられた時、短い間だったけどジェバの家で過ごした時。
 何だか全てが分かった様な気がしたの…」

・アドルとフィーナの転載二次絵です。出会った時の二人…村で過ごした時間。
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 アドルに助けられた事で過ごした「一人の少女」としての時間。
その時間に…本当に沢山の事をフィーナは知りました。
740<<フィーナ@イースシリーズ>>支援 :2006/06/13(火) 21:22:03 ID:7r2KleK6
■フィーナとの別れ(4/6)

「自分の知らない世界に素晴らしい人たちが生活しているって云う事。
 そして、イースはもう過去の国なんだって云う事が…」

・別れに戸惑うアドルと笑顔でそれを伝えるフィーナ…
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 そうして過ごした時間で出会えた人々。
彼等は優しくフィーナを受け入れてくれました。
其処で目にした…人間達の日々の営み。
起きて生活をして人と心を触れ合わせて恋をして子を成して…

 そんな彼らの日々を、フィーナは守りたいと願いました。
彼らこそ葛藤するフィーナの背中を押してくれた存在だったんだと思います。
741<<フィーナ@イースシリーズ>>支援 :2006/06/13(火) 21:22:54 ID:7r2KleK6
■フィーナとの別れ(5/6)
 
「そして、何より貴方に会えたことが一番嬉しかった。
 貴方とは初めて普通の女の子として話すことが出来た気がしたから…」

・村でアドルと過ごした短い時間
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 短い間でも、アドルと過ごして…淡い恋に落ちた時間。
それは深く強く…フィーナの胸に刻み込まれました。
一人の少女としての幸せ。それもアドルが彼女にくれた物……。

「レアが待ってるの…そろそろ行かなくちゃ」

・PC98版とPCE版のお別れのシーンです
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742<<フィーナ@イースシリーズ>>支援 :2006/06/13(火) 21:24:14 ID:LHqXXhU5
■フィーナとの別れ(6/6)

「アドルさん、時々で良いから思い出してください。
 私の様な女の子がいたって言う事を………」

・別れの口付けを交わすアドルとフィーナ(転載二次絵
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・岩崎美奈子さんのMEちゃん時代のイラストです
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 最後まで笑顔で…涙を流しながらも笑顔で別れを告げようとしたフィーナ。
そんな彼女の決意に「フィーナ…」と名を呼ぶしか出来なかったアドル。
僅かな時間に心を触れ合わせた二人の…切ない別離のシーンです。

 そうしてアドルとの別れを終えたフィーナは永い眠りにつきます。
そしてアドルもまた一人の冒険者として、新しい旅に旅立って行くのでした。