<<オリカ・ネストミール@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女>>支援1/2
オリカは前半、ネガティブ全開の鬱まっしぐら。居るだけで空気が重くなるとか言われ散々ですが、
主人公達との冒険により、だんだん自信を取り戻し、やがて本来のはっちゃけ娘に変貌します。
というのも、この作品の醍醐味でもある『ダイブ』システムによるものが大きいのです。
ダイブとはレーヴァテイル(RT)の精神世界に文字通りダイブ。
そこでそのレベルのRTと一緒に冒険し、彼女達の抱える傷や悩みを解決することで、より強力な詩魔法を使えるようになります。
しかし彼女達はダイバーに自分の剥き出しの心を晒さねばならず、
さらにダイバーが解決に失敗すれば自身の精神崩壊を招く、大変な羞恥と危険が伴います。
なお、現実のRTは精神世界で何が起こったのか、一切判りません。それが心を晒す恐怖をさらに煽ります。
そのため、よほど信頼している者同士がダイブを敢行しなくてはなりません。
RTは自らの心を晒す覚悟を決めねばならず、ダイバーはそれと真正面から向き合い、絶対に解決しなくてはなりません。
最初は浅いレベル(Lv1から〜最大Lv9)から始まります。
彼女達はそのレベルの問題を円満に解決し、心が晴れ晴れとならなければより深いダイブはできないのです。
http://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a_045176.jpg オリカの精神世界の浅い部分、すなわち表層意識の部分は、過去に受けたトラウマの数々に満たされています。
http://www.team-e.co.jp/products_new/kdsd-10012-13/1-14.asx この 『傷跡』 という曲はそんなオリカの精神世界で流れる専用曲。
彼女の深い悲しみと寂しさがにじみ出てきます。
<<オリカ・ネストミール@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女>>支援2/2
オリカが自信を取り戻しはっちゃけ娘になる頃には、レベル5以上の高レベルダイブ=深層心理の扉を叩きます。
http://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a_045177.jpg 深層心理とは本人の無意識の部分。本性世界とも言われ、オリカ自身も制御不能な本能と欲望の渦巻く世界です。
しかし、良くも悪くもとても純粋な部分でもあるため、ここで紡ぐ詩魔法は非常に強力なります。
ここまで来ると、いよいよダイブする方もされる方も、命がけでダイブを敢行する必要があります。
ここまで一緒に冒険してきた精神世界のオリカが、今度は自らの最大の矛盾を相手に叩きつけてくるからです。
ここでの失敗は現実の人格を歪めることになり、さらに精神世界の深層でもそれは必ず噴出する結果になります。
そして、必ずしも円満な解決が望めるわけでもありません。時には後味の悪くなることも。
極めつけに、万一何らかの要因で精神世界が崩壊=心が死を迎えれば、ダイバーも脱出不能になり死と同義になります。
深く愛し合っていたカップルがこのレベルに踏み込み、剥き出しの本性を見たがゆえ、見せたがゆえに、
終わってしまったという例も決して少なくありません。
しかしそこは我らが鈍感主人公。そんなことはお構い無しに突撃します。
そして自分の命とオリカの命をチップにした、理性と本能の壮絶な戦争が幕を開けます。
誰の心の底にもある、率直で身勝手な本心。それが精神世界のオリカを暴走させてゆく・・・。
http://shop.salburg.com/product/at_soundtrack/mp3/02_21.mp3 この『魔界・オリカ城』は上の『傷跡』のアレンジですが、別の曲と考えた方がいいです。
勝手に一人歩きを始めるオリカの本能、欲望をうまく表現しています。