第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-031
__
ヽ|・∀・|ノ ``) ブンブン 【古今東西漫画比較シリーズ
ヽ| .ヽ彡ノ `)⌒`) ジャンル別3】よぉぉぉ
ヽ| .ヽ彡ノ ≡≡≡;;;⌒`)
ヽ|_.ヽ| ゴォォォ 男の子っぽいジャンルを
| | 比較するわぁぁぁ
「ドカベン」 水島新司 秋田書店 少年チャンピオンコミックス全48巻
弁当がdでもなく大きいことから「ドカベン」のあだ名を持つ、主人公・山田太郎
と仲間たち(岩鬼・殿馬・里中ほか)の、中学・高校野球での活躍を描く。
続編に、高校3年の夏を描いた「大甲子園」、プロ入り後の「ドカベン プロ野球編」、
現在週刊少年チャンピオンで連載中の「ドカベン スーパースターズ編」がある。
魔球に頼りがちだった野球漫画に、リアルな描写を取り入れた画期的な作品。子ども
時代に愛読し、野球の面白さや奥深さを教えられた、と話すプロ野球選手も数多い。
他にも、個性豊かなキャラたちが繰り広げる群像劇であることや、見落とされがちな
心理戦にも多くの頁を割いたことなど、名作と呼ぶに相応しい作品である。
プロ野球編では、松坂大輔と山田がバッテリーを組み、イチロー(当時はオリックス)
と殿馬が1・2番コンビを組むなど、実在の野球選手と登場人物たちを絡ませる設定に。
連載再開の切っ掛けも、清原和博の「(ドカベンたちと)プロで一緒にやりたいですよ」
の一言だったりする。そのせいか、彼がイケメン(?)に描かれていたのはご愛嬌。
スーパースターズ編では、山田世代がFAの対象になり、多くの選手がメジャー行きを
表明。危機を実感した総裁が、東京と松山に新チームを結成し、彼らを引き止めた。
かつてのチームメイトやライバルたちも参戦する、オールスターキャストとなっている。
「ミスターフルスイング」 鈴木信也
集英社 ジャンプコミックス1〜18巻、週刊少年ジャンプに連載中
好きになった娘は全員スポーツ野郎にとられてしまったという、スラムダンク
の桜木花道と同じような経歴を持つ、十二支高校1年生の猿野天国。
彼は、マネージャーの鳥居凪に一目惚れし、野球部に入部。パワーとギャグ
センスを生かし、個性的な仲間たちと共に甲子園を目指す。
乱発する無意味なギャグパートと、メインのストーリーである野球パートから
なる、分裂症的二層構造が大きな特徴の作品。寿司屋で、シャリとネタを別々に
出された時のような気分になれる。
登場する選手の大半は、超人的な能力や技を持つが、大半は「ドカベン」などで
見たことのある技だったりする。
◆「ドカベン」と「ミスターフルスイング」に関する比較・検証
どちらもテーマは野球だが描き方に大きな違いがあり、「野球」というスポーツ
の見方が、こんなに変わるものか?と思ってしまう2作品である。高校野球を
舞台にし、主人公たちの最終目標が全国制覇であるところは、同じだが。
ちなみに、ミスターフルスイングの野球がおかしい点。
・セカンドが左利き
・ポジションに関係なく、グローブがみんな一緒
・右利きのファーストが送球を受ける時に、右足を前に出している
ドカベンは、作者自らが草野球に熱中している野球狂でもあるため、このような
基本的な間違いはほとんど見られない。
ただ、「ミスフルは高校野球への挑戦状ではないか」という意見もあるので、
「新しい野球」という点では、間違っていないのかもしれない。
また系統としては、以下のように言われている。
・本格派野球漫画 ドカベン → ROOKIES → MAJOR
・超人野球漫画 巨人の星 → アストロ球団 → ミスターフルスイング
確かにミスターフルスイングは、ギャグ漫画として見れば面白い。
「ドラゴンボール」 鳥山明 集英社 少年ジャンプコミックス全42巻
7つ集めて「神龍(シェンロン)」を呼び出すと、どんな願いも1つだけ(後に3つ)
叶えてもらえるという、『ドラゴンボール』をめぐる孫悟空の大冒険。西遊記・
南総里見八犬伝をモチーフにしている(ドラゴンボールについては後述)。
主人公の孫悟空の少年期は、「秘宝を求めて旅する」という冒険活劇の要素が
強かった。亀仙人の下で修行し、宇宙を舞台にさまざまな敵と戦い、仲間を作り、
地球を救って行く話。
青年期以降になると、サイヤ人編・フリーザ編・人造人間編・セル編・魔人ブウ
編と、バトルの要素が前面に押し出され、多くの少年たちを熱中させた。
日本の漫画を代表する大ヒット作品であり、アニメ化されて世界各国に輸出され、
絶大な人気を博した。また、原作やアニメの終了後も、完全版単行本・テレビ
ゲーム・カードゲーム・玩具・菓子が発売されるなど、第二次ブームが起きている。
ブームの再来は、2002年から2004年にコミックスの完全版が出版され、かつての
ファンを中心に購入する人が続出したため。また、2003年にバンダイから発売
された、プレイステーション2専用ゲームソフト「DRAGON BALL Z」の売れ行きが
好調だったため、と推測されている。ハリウッドでの映画化も決定済。
「RAVE」 真島ヒロ 講談社 少年マガジンコミックス1〜33巻<以下続刊>
週刊少年マガジン連載中
聖石レイヴと悪の石ダークブリングの戦争により、世界の10分の1が破壊された
という、オーバードライブが起きてから50年後の世界。
少年ハルは、海で不思議な犬を釣り上げる。仕方なく「しゃぶ太郎」という名を
つけたが、後に老人・シバと出会い、しゃぶ太郎は彼の飼い犬であったと知ら
される。本当の名前はプルー。
レイヴという石の使い手である、初代レイヴマスター・シバの跡を継ぎ、2代目
レイヴマスターになったハルは、世界を救う旅に出るが……?
登場キャラが、唐突に新技や新武器を手に入れ、理不尽なまでに強くなる話の
連続。 伏線を張るのも下手で、前の回からの伏線すら覚えていない時がある。
これらに比べれば、作中の地名に、作者の好きな洋楽の名前を使っているのは
ご愛嬌か。
TBS系列で2001年10月から2002年9月まで、テレビアニメが放映された。大人気に
応えてという理由(真偽は不明)で放送が延長されたが、1話完結ではなくなった
ことで展開の歯切れが悪くなり、視聴者を落胆させた。
◆「ドラゴンボール」と「RAVE」に関する比較
今回の比較はバトル物。しかしバトルといっても、その幅は広い。
この2作品の共通点は、バトルが中心であり、その目的が世界を救うことにある
という点。壮大な目的のため、苦しみながらも戦ったり仲間と協力したりする
姿は、とても感動的だ。
違う点をあげるなら、ドラゴンボールは主人公・孫悟空の少年時代から、その
子どもが成長するまでを描き続けていること。長い年月を描く中で生まれる、
情愛に自然と目が止まる。
RAVEは、主人公が強くなる「成長の姿」を描き続けている。その中で描かれて
いる宿敵との戦いに目が行きがちだが、ヒロインとの間に生まれる愛、戦った
敵との間に生まれる信頼関係など、ほかの注目点も多い。
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
__
ヽ|・∀・|ノ 野球もバトルも
ヽ| |ノ ひらめきが大事よねぇぇぇ
ヽ|__|ノ
| |