第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-031
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−=≡ ヽ|・∀・|ノ みなさんお待たせぇぇぇ
−=≡ ヽ| |ノ 【古今東西漫画比較シリーズ
−=≡ ヽ| |ノ ジャンル別2】の時間よぉぉぉ
−=≡ ヽ| |ノ
「電影少女」 桂正和 集英社 ジャンプコミックス全15巻
1989年から1992年まで週刊少年ジャンプにて連載
外見は冴えないが、心の優しい高校生・弄内洋太(もてうちようた)は、同級生の
美少女・早川もえみに密かな恋心を抱いていた。しかし、彼女は洋太の親友・
新舞貴志に憧れ、洋太の恋の行方は雨模様。そんな彼の前に現れた、不思議な
ビデオショップ「GOKURAKU」は、電影少女・天野あいとの出会いをもたらした――
初めはコミカルで明るい作品だったが、どんどんシリアスな展開になっていく。
それと同時に、絵柄も写実的になっていった。
ストーリーや心理描写なども秀逸で、今だに根強いファンがいるようだ。
桂正和はこの作品で、ジャンプ誌上に恋愛漫画のひとつの形を描き上げ、多くの
少年少女から絶大な支持を得るに至った。
また話数が進むほど過激な、青年誌顔負けの性描写になっていき、読者の心に
鮮烈な印象を残した(賛否両論ではあったが)。
「ジャンプにおけるエロ描写の限界」という話になると、必ずといっていいほど
引き合いに出される作品である。
オリジナルビデオアニメや実写映画にもなった。
「神to戦国生徒会」 原作/あかほりさとる 漫画/高田亮介
講談社 少年マガジンコミックス1〜2巻<以下続刊> 週刊少年マガジン連載中
「私のこと飼ってもいいよ…」
学園一の美少女・神楽魔魅(かぐらまみ)からそう告げられた時、“世界一ついて
いない男”葛城武蔵(かつらぎむさし)の、新たなる運命が始まった!
主人公・武蔵はやたら女性にモテる。しかもその女性たちが、
・幼馴染のショートカット娘 ・ネコみみ ・ロリロリっ娘
・髪の長いメガネっ娘(たまに鎖につながれて「ご主人様!!」と喘ぐ)
他にも女装・男装の麗人(レズビアン)など多過ぎて、ストーリーに集中できない、
という意見ありw
ありきたりであざとい設定、読者に媚びるかのようなキャラクター造形、よくある
ダメな学園伝奇物。一見、ありあわせの要素を継ぎ足した、古臭いセンスのお色気
学園漫画に見える。
しかし1〜2巻を通して読み、本誌を追いかけてみると、「娯楽としての漫画」は
かくあるべし、ということを思い出させてくれる作品だ。
大味でジャンク的なテイストでありながら、近頃の少年誌が失っているものを思い
出させる「何か」がある。間違いなく、今マガジンで一番“アツイ”マンガだ。
◆「電影少女」と「神to戦国生徒会」に関する比較・検証
今回の比較は、美少女もの対決とでも言うべきか?
共通点は、言うまでもなく美少女が出てくること。可愛くて、ちょっとHで、
皆、主人公が好きだったりする。……正直うらやましいw
違う点をあげるとするなら、以下のような点だろうか。
まず電影少女は、ビデオから少女が出てくるというファンタジーな要素が多少
あるものの、正統派恋愛物として当時の少年少女たちに支持された。また、
性表現では少年誌での限界に挑戦していて、単行本で修正されたシーンがある。
神to戦国生徒会は、学園サスペンスものの要素も兼ね備えている。
生徒会メンバーが血に染まっていくのを止めるために、主人公が犯人探しも
やっているのだ。どうやら生徒会メンバーが怪しいようだが、誰なのか?と
いう点が非常に気になる作品である。
「今日から俺は!!」 西森博之 小学館 サンデーコミックス全38巻
増刊少年サンデー・週刊少年サンデーで1988年〜1997年まで連載
今まで大人しく目立たず暮らしてきた主人公・三橋貴志(ワガママでズル賢く
卑怯な金髪のツッパリ)と、相棒の伊藤真司(真面目で正義感も強いトゲトゲ
頭のツッパリ)。2人は軟葉高校転校をきっかけに不良になり、様々な敵と
戦ったり珍事に巻き込まれたりする。ツッパリ格闘漫画でありギャグ漫画。
不良が主人公なのでバトル=ケンカ描写は多数登場するものの、ただの
縄張り争いのような設定ではなく、登場人物一人一人にしっかりした正義や
信念があるため、読んでいるうちにどんどん物語世界にのめり込んでいく。
ケンカに目つぶしは基本・ヒキョー千万の三橋、正義の味方・伊藤ちゃん、
アホ番長・今井、その子分・谷川など登場人物それぞれの、アホだけど
憎めないキャラの立ち具合。上手くできたストーリーも絶妙で、ただの
「ヤンキー漫画」で片付けるには勿体ない、笑いと感動に満ちた作品。
付け加えるとすれば、ヤンキー漫画にありがちな寒い下ネタ、エロネタが
ほとんど無いところも読みやすくていい。
唯一突っ込みを入れたくなるのは、90年代の漫画なのに男はパンチパーマで
ソリを入れ、女はスカートを長くしたスケバン姿と、不良たちのファッ
ションがあまりに古すぎること。
「銀魂」 空知英秋 集英社 ジャンプコミックス1〜7巻<以下続刊>
週刊少年ジャンプ連載中
江戸時代末期、「天人(あまんと)」と呼ばれる謎の異星人が襲来し、地球人との
間で戦争を始めた。地球人側からは侍や攘夷派志士が数多く戦いに参加したが、
敵の絶大な力に弱腰になった幕府は、天人との関係をあっさりと受け入れた。
このため侍たちは廃刀令により刀を失い、世の中に天人がのさばるようになり、
幕府は天人の傀儡政権となった。そんな時代に一人の侍が、愉快な仲間たちと
共に奇想天外な生活をしていく物語である。
主人公は坂田銀時(名前のモデルは金太郎とも噂される坂田金時)。天人を排し
国を護る攘夷活動に参加した過去を持つ、やる気の無さ気な、ジャンプの登場
人物らしくない男だ。愛読書は作品が連載されている週刊少年ジャンプであり、
よろず屋稼業を営む。銀髪の天然パーマが特徴。
ほかに、戦闘民族の生き残りの少女・神楽、侍魂を学ぼうと銀時の元で働く少年・
志村新八(名前のモデルは、新撰組の永倉新八と志村けん)などがいる。
今までにない物語である。キャラにそれぞれ個性があって、しかも絶妙なバランス
の台詞回しをする。少し臭いが感動できる場面も多い。歴史上の人物を徹底的に
いじるという魅力も持ち、たまに下品な所があるものの、元気になれる作品である。
◆「今日から俺は!」と「銀魂」に関する比較・検証
今回の比較はギャグ漫画。いやギャグというより、「笑える漫画」という方が
正しいかもしれない。
この2作の共通点は、作品独特の笑いだと思う。くだらないと思いながらも
笑ってしまう、毎回のストーリー展開には、感心するばかりだ。
他に共通点をあげるなら、たまに入る臭い話が、とてもいい話なこと。
違う点は以下の通り。
今日から俺は!!は90年代の高校が舞台で、やってることは一般のヤンキー
漫画と変わらない。しかし、所々に入るとんでもない笑いが、他のヤンキー
漫画との違いを際立たせている。自転車で人をひくなど、普通ではありえ
ない場面が爆笑を誘うのだ。
一方の銀魂は、宇宙人の襲来を受けた江戸時代末期が舞台。これだけ聞くと、
シリアスなSF漫画かと思うだろう。また数多くの侍や攘夷派志士も出てくる
ということは、時代物か?と受け取ったりもする。
しかし、これらは勘違いであり、とんでもない(ありえない)ギャグ漫画、と
いうのが実態である。
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(⌒⌒;;(⌒〜 ヽ|・∀・|ノ この後もまだまだ
(⌒;; (⌒⌒;;(⌒〜 ヽ| |ノ 走るわぁぁぁ
(⌒;; (⌒⌒;;(⌒ ≡≡ミヽ|__|ノ エンジン全開よぉぉぉ
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