第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-030
「4P田中くん」七三太朗(なみ たろう) 作、川三番地 画
秋田書店 少年チャンピオンコミックス全51巻
同姓同名の別人と間違えられ、野球名門校に推薦入学した主人公の
田中球児は、実は野球には素人同然だった。
このため、監督は球児を退部させようといろいろ画策するが、ひたむきな
努力やあきらめの悪い性格などから、最終的には彼を認める。
球児は野球名門校の、4番打者兼投手になってゆく――
身体的に恵まれていない球児が、いわゆる「死に物狂いの努力」を重ねて
いくという、主人公の成長の過程を丁寧に描いたところが魅力的な作品だ。
なお、原作者と漫画家のコンビは現在、月刊少年マガジンで「風光る」という
野球漫画を長期連載中(現在39巻まで)であり、こちらの作品では1992年に
講談社漫画賞を受賞している。
ちなみに、原作者の七三太朗は、千葉4兄弟(ちばてつや・ちばあきお等)の
末っ子。また漫画家の川三番地は、ちばてつやのアシスタントを経験して
いるという、千葉ファミリーの系譜につながる人間である。