第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-030
為替 (かわせ)ってな〜に?
「為替」は、銀行法の定義で「隔地間において、場所を隔てている者同士が、
直接に現金の送金をなすことなく、資金授受の目的を達成すること」となっています。
つまり、国内、海外を問わずお金を送金することを指します。
しかし、一般的にテレビのニュース等でよく耳にする「為替」とは「外国為替」を指します。
「外国為替」とは、外国の通貨と日本の通貨、または異なる二国間の通貨を交換することをいいます。
たとえば海外旅行をする時、現地でのお小遣いを前もって準備するため、
銀行で旅行先の通貨に両替します。
また、自動車会社(輸出企業)が海外に自動車を輸出して販売すると、
その国での売上は、日本円に両替して本国に送金します。
石油会社(輸出企業)が原油を輸入する際、その代金を米ドル建てで決済します。
その場合、日本円を米ドルに両替して決済します。
これらすべて「外国為替」といいます。
為替と日常生活の関係
自動車のガソリンの価格はどうでしょうか。
ガソリン・スタンドの看板に書かれているガソリンの価格は変動します。
ガソリンの価格は、原油価格の他に為替相場の影響を受けます。
仮に原油価格が上昇していても、為替レートがドル安円高に動けばガソリンの価格は上昇しずらくなります。
場合によっては下落するケースもあるでしょう。
そこで重要なのが為替レートです。
為替レートは外国為替市場を構成する銀行間の取引によって決められて行きます。
基本は買いたいと思う人が、売りたいと思う人より多ければ価格は上昇し、
売りたい人が多ければ価格は下落しますが、
そこにはマーケット・メイカーとなる世界中の銀行が自行のポジションと市場の需給を調整しながら価格を形成して行きます。
世界中のお金の流れは、外国為替市場を通じて行われ、そのお金は魅力的な国に集まります。
テレビのニュース等で耳にしていた為替レートや円高とか円安という言葉は、
実は日本国民の財産の価値が、外国と比較してどれくらいの価値があるかを示していたのです。
やるならパチンコより為替取引!
「為替取引」は異なる国の通貨を外国為替市場の価格(為替レート)で交換する取引です。
その取引を投資(投機)の対象にする場合、基本は価格が安い時に買い入れ、
価格が上昇したら高値で売り抜き、またその反対に価格が高いうちに売り、
価格が下落したら買い戻すといった単純な行為になります。
その売り買いで生まれる利益を為替差益と呼びます。
利益を得ることは、そう簡単ではありませんが、ランダムに動く為替相場を対象に、
上がるか下がるかに賭ける(投資する)という単純な行為であると考えると、
50%の勝率があることになります。
お金を儲ける手段を頭の中で連想すると、「宝くじ」や「競馬」「パチンコ」などが浮かびますが、
それらのギャンブルに50%の勝率を秘めるものはありません。
為替取引は24時間取引いつでもどこでも取引できるぞ!
外国為替市場は、月曜日の早朝から土曜日の早朝までの間、24時間いつでも取引が行えます。
パチンコ店は夜10時には閉店してしまいますが、為替取引は24時間取引できます。
また、「パチンコ」はお店に行かないとできませんが、為替取引は自宅や外出先から、
どこからでも取引できます。 好きな時に、好きな場所から行える取引は他にあるでしょうか。
ただし土日は行えませんが・・ 土日は相場研究か経済の勉強にあててください。
外国為替市場はどこにあるの?
「外国為替市場」とは見えざる市場です。
「市場」と聞くと、青果市場や魚市場、あるいは証券取引所のような場所を思い浮かべられるかと思います。
外国為替取引は、証券取引所のように一箇所に集まって値決めをしている取引ではありません。
貿易や国際的な投資活動により発生する国境を跨ぐ資金移動を、銀行(外国為替を扱う銀行)が仲介して行います。
それらの銀行は、仲介業者を通じて相手銀行と取引したり、または相手銀行と直接取引をしたりもします。
この取引は各銀行内にあるディーリング・ルーム(取引専用の部屋)から電話や電子機器を使って行われます。
そのような取引と取引をつなぐネットワークを一まとめにして外国為替市場と呼びます。
外国為替市場は、世界で最大の市場です。
ロンドンや、ニューヨーク、東京、香港、シンガポール、フランクフルト、チューリッヒなど、
世界の主要な都市ごとに市場はあります。
それらの市場を、地球の自転にそって結ぶことで、24時間機能する外国為替市場の出来上がりです。
大手銀行も、それにあわせ本店にあるディーリング・ルームを交代制で24時間稼動させるのです。
まさに「眠らない市場」です。 2001年4月に国際決済銀行(BIS)の調べによりますと、
外国為替市場の1日と取引高は平均で一兆六千百九十億ドル(約百九十四兆円 )でした。
まぎれも無く世界最大の市場です。
円安(えんやす)
1995年4月、円は円高が進み1ドル=80円を割り込みました。
それが3年後の1998年8月には1ドル=147円になりました。
「80円から147円になったので円の価値が高くなった。」と誤解される方も多いと思いますが、
その反対で、円の価値が下がっていることを示しています。
例えば、1995年は、アメリカで売られていた1ドルのキャンディーが80円で買えましたが、
1998年には147円も出さないと買えなくなった事を意味します。
このように、1ドルに対し、円の価格が80円から147円になると、
相対的価値が下がったということがお分かりいただけるでしょう。
円安が進む(ドル高が進む)と、アメリカで日本の製品が安く買うことが出来るため、
日本からの輸出が増えるのに対し、アメリカからの輸入品の値段は上がり輸入が減ることにつながります。
為替レートってな〜に?
「為替レート」は異なる通貨を交換する時の価格です。
多くの場合、1ドルがいくらで交換できるか、また1ユーロがいくらで交換できるかを示します。
日本国内で見るテレビ等のニュースでは、1ドル=120円50銭とか、
1ユーロ=135円85銭といった具合に、1銭刻みで表示され、また取引されます。
アメリカのドルと日本の円を交換する例をとってみますと、
昨日まで1ドル=120円50銭で交換できたものが、
今日は 1ドル=120円00銭で交換できることになると、50銭の円高となります。
逆に1ドル=121円00銭で交換できることになると、50銭の円安となります。
このように為替レートの数字が小さくなると円の価値が上がり、
逆に数字が大きくなると円の価値が下がたことを示します。
為替取引は、この為替レート(価格)で通貨を売り買いする取引です。
為替レートの表示方法
テレビのニュースでも為替レートはよく目にします。
たとえば、120.30−35といったように表示されますが、
この場合、銀行もしくは業者などが「120円30銭ならば買い取るし、
120円35銭なら売るよ」ということを示しています。
提示された相手となる投資家が買う場合の価格は120円35銭となります。
逆に売る場合の価格は120円30銭となります。
”30−35”といったように2つの価格を同時に提示することを、
「トゥ・ウェイ・クォーテーション(2 way quotation)」といいます。
また、あなたが買える価格を、オファー・レート(右側の高い数字)、
売れる価格をビッド・レート(左側の安い数字)といいます。
混乱するかもしれませんが、その時にはあなたに不利な方の価格が取引できる価格であることを思い出してください。