第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-030
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」 L f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ. へ-ヘ 光り輝くものがすべて金だとはかぎらない
iヾ‐' | ゞ‐=H:=‐fー)r、) | | セルバンテス『ドン・キホーテ』
| じ, ゙iー'・・ー' i.トソ . | |
| ヽ l、 r==;, ,; |' _/ ;|
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ヾ ノ ハヽ |_/oヽ__/ / ,/ @関係ないAAスレより
こんにちは。
「ねぇ、何で学問系の板なほにいっぱいネタスレがあるほー?」「黙れ。」みなさんの世界史板です。
さて今回は、世界史に縁のある漫画として現在週刊少年マガジン誌上で連載中の「ヴィンランド・サガ」について
簡単に紹介させていただこうと思います。
題名にある「ヴィンランド」とは、「葡萄の地」という意味です。
中世欧州を席巻したヴァイキング達が、北アメリカに見出した「ヘルランド」(板石の地)、「マルクランド」(森林の地)より
更に南に位置する豊穣の大地。
この物語の舞台は11世紀のヨーロッパ(風の世界)。
史実では、長きに渡って世界を震撼させたヴァイキングの侵攻がやっと下火になるころです。
ヴァイキングの一員としてフランクへの略奪行に参加する、なにやら訳ありっぽい主人公トルフィンと
遠征隊を率いる老練の首領アシェラッド。
渦巻く因縁と、トルフィンの心に根付く伝説の地、ヴィンランド。
作者は「プラテネス」の幸村誠。
第一回からクオリティの高い攻城戦でぶっとばしてくれます。
これからの展開にも期待させていただきましょう。
以上、ヴィンランド・サガの紹介でした。
まぁしかしこれだけでは味気ないので、ついでにヴァイキングのお話おばいたします。
まず第一印象として、ヴァイキングと聞いて思い浮かぶのは「海賊」ではないでしょうか。
確かにそれも彼らの重要な生業のひとつだったのですが、それと同時に彼らは、貿易商人であり、猟師であり、
農民であり、職人でした。
ヴァイキングの来寇とは倭寇などの単なる海賊の襲撃ではなく、ひとつの民族のヨーロッパへの侵入だったのです。
どちらにしろ迷惑なことに変わりはありませんが。
では、彼らの商人としての側面を見てみましょう。
彼らの商業活動が最も影響を与えたのは、ロシアと呼ばれている地域です。(余計な事を…いや、何でもありません)
当時のロシアは人口密度が低く、また雪解けとともに泥沼になる道や度重なる異民族の侵入などで
強力な国家は誕生していませんでした。
しかしヴァイキングたちはロシアを南北に流れるドニエプル川などを利用し、当時繁栄を極めていた
東ローマ帝国(ビザンツ帝国・現トルコの辺り)への交易を活発化させます。。
当然ながら、人が居ればそこに商売の機会が訪れます。
ヴァイキングが交易路とする川の流域では彼ら相手の商売が活発化し、ロシアは最初の繁栄の時を迎えました。
交易、あるいは武力制圧によって蓄えられたヴァイキングたちの力は相当なもので、ロシアの最も古い歴史書である
「原初年代記」にも彼らの記述があります。
ロシアで最も有名なヴァイキングは、ロシア北方のノヴゴロド公に招聘されたといわれるリューリクでしょう。
彼の一族はロシア南方のキエフ(現ウクライナ)を占領し、ロシアの前身となる「キエフ・ルーシ」を建国します。
現在の「ロシア」という名は、この「ルーシ」が元になっているのです。
リューリクの一族は、モンゴルによるタタールのくびきの間も連綿と続き、かの「ロマノフ王朝」にその座を譲るまで
その権力を振るいます。
以上、ヴァイキング(ヴァリャーグ)によるロシア建国への軌跡(?)でした。
次の機会には、彼らを有名たらしめた原因であるヨーロッパへの侵略についてお話いたしましょう。
∧''"""ヘ、
/∵≡゚ ▼) ヴィンランド・サガのようなマイナーな時代を舞台にした漫画が
`゙''ヽ (,,゚Д゚) < 週刊誌で読める日が来るとは……感無量です。
し 、乂つ 次の個人的支援は、20:00ごろを予定しています。
人::,,,,,ノ 待て、しかして希望せよ! (言ってみたかっただけだろ)
U"U …しかし、文字ばっかりで読みにくい支援ですね。 (それは言わないで)