第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-017

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86文学賞メッ叩き!by文芸連盟(1/3)
【すばる文学賞】
辻仁成氏をご存知だろうか。あるときはミュージシャン、あるときは映画監督、
かつては南果穂、現在は中山美穂の夫であるというナイスガイ作家であり、
映画化された『冷静と情熱の間に』の原作者の一人だ。彼は『ピアニシモ』で
すばる文学賞を受賞し、作家への道を踏み出した。
ほかの受賞者としては、又吉栄喜、原田宗典、金原ひとみなどがいる。
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すばる文学賞は女性受賞者が多いといわれており、過去十年を見ても事実そうだ。
女性は、ちょっとオサレに人間を書くことが巧い(かなりの独断だ)。
実際の受賞作にも、女性の目を通した繊細な作品が見て取れる。
それでは、キーワードは「ちょっとオサレ」となるのか(論旨がずれてるぞ?)。
果たしてそうか? すばるを獲るためにはオサレでなければならないのか?
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「NO」と言っておこう。選考委員には、あの三冠の頼タン=笙野頼子もいる。
彼女のオーラは、オサレなどという生ぬるいものではない。
前回受賞者の朝倉祐弥氏『白の咆哮』は、感情を排した固い筆致で、ある意味
SFともいえる世界を構築し、受賞を勝ち取っている。規定は50枚以上、300枚以内だ。 
87文学賞メッ叩き!by文芸連盟(2/3):2005/04/11(月) 16:32:49 ID:1Mj1NEJ8
【角川学園小説大賞】
角川スニーカー大賞と並んで、角川スニーカー文庫を母体とする新人賞。選考委員を置かず、
角川アニメ・コミック事業部(当初はスニーカー文庫編集部)が選考を行う。現在は応募者の
年齢プロアマを問わなくなっているが、当初は三十歳までのアマチュア限定の賞で「ジャンルは
問わないが『学園』をキーワードにすること」となっていた。これは、先行するスニーカー大賞
の第一回受賞者(特に冲方丁)が「スニーカー文庫向きでなかった」ため、文庫で即戦力になる
若い新人を求めたためといわれている。
しかし結果的には、スニーカー大賞の方から、安井健太郎、吉田直、谷川流などの即戦力となる
人材が生まれ、学園小説大賞受賞者からは、第六回大賞「バイトでウィザード 流れよ光、と
魔女は言った」の椎野美由貴、第六回優秀賞「消閑の挑戦者〜Perfect King〜」の岩井恭平が
出ているが、それ以外の受賞者は大賞受賞者を含め、即戦力というには実績的にかなり厳しい。
その一方で「ネガティブハッピー・チェンソーエイヂ」で第五回特別賞を受賞した滝本竜彦が
スニーカー文庫外で単行本デビューして大ブレイク。賞の成立事情からすると、どうにも皮肉
な結果を出している。また、五つの新人賞を受賞して話題になった日日日(あきら)は、「ア
ンダカの怪造学」で第八回優秀賞を受賞している。
(つづく)
88文学賞メッ叩き!by文芸連盟(3/3):2005/04/11(月) 16:33:37 ID:1Mj1NEJ8
(角川学園小説大賞つづき)
受賞作
・「バイトでウィザード」椎野美由貴(第六回大賞)
 読み手による毀誉褒貶が非常に激しい作品。2ちゃんねるライトノベル板では、ほぼ地雷
 (うっかり踏むと大ダメージを受ける作品)認定されているようだが、続編は快調なペースで発行され、
 売れ行きも好調らしい。(理不尽キャラでも)妹萌えは強し? それともイラストに騙されてる?
・「消閑の挑戦者〜Perfect King〜」岩井恭平(第六回優秀賞)
 勝ち残りバトルゲームというライトノベルにはありがちの設定ながら、キャラクターのアクが
 独特の味を出す。続編は一冊のみだが、次シリーズ「ムシウタ」がブレイク中。
・「ネガティブハッピー・チェンソーエイヂ」滝本竜彦(第五回特別賞)
 奇妙な味の奇妙な作品で、スニーカー文庫に入らなかったのもよくわかる。しかし、それこそ
 奇妙なほど心の奥に響くものがある。作者は講談社等でも活躍し、最近はマスコミ等で
 「ひきこもり世代の旗手」扱いされているらしい。なんだそりゃ? 

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Writen by 名無し物書き@推敲中(【すばる文学賞】)   
and イラストに騙された名無しさん(【角川学園小説大賞】)  

※「文学賞メッタ斬り!」ttp://www.ne.jp/asahi/kaeru/bungei/metta/mettagiri.html    
※とは関係ありません。