第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-017
【KAPPA-ONE登竜門】
2002年に創設。光文社・ノベルス編集部主催。対象は長編小説で応募期間は特になし、賞金もなし。
メフィスト賞(>>**)との違いは原稿用紙の枚数上限の有無とプロの受賞資格の有無という、
もろに2匹目のドジョウを狙ったような賞。
そのため創設が発表された時は否定的な見方が多かったが、
第1期の受賞作4作が地味に佳作ぞろいだったためにわかに注目を浴びる。
翌年発表された第2期はミステリー、SFアクション、伝奇小説と
メフィストとは一味違ったラインナップだけにさらに注目を浴びる。
しかしこの賞の名を不動のものにしたのは第3期の船越百恵「眼球蒐集家」だろう。
この小説、見事に某プロファイリングミステリー漫画をパクっていたのである。
しかもスレ住民がメールを送っても光文社側は黙殺、
またこのまま消えるかと思われていた船越も先月新刊を発売しスレ住民を呆れさせる。
KAPPA-ONEに明日はあるのか。
本格推理とカッパノベルスの哀れな仲間たち2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1089470383/
>494訂正
2行目
メフィスト賞(>>**) → メフィスト賞(
>>427-428)
失礼しました
【KAPPA-ONE登竜門】続き
受賞作紹介
・石持浅海「アイルランドの薔薇」(第1期)
アイルランドで起こった殺人事件。
政治問題のために閉じ込められた状況で、日本人科学者フジが事件の謎を解く。
現時点で受賞者の出世頭。
・東川篤哉「密室の鍵貸します」(第1期)
転落死した死体は自分をふった相手、密室の中で一緒に居るのは先輩の死体。
ピンチに立った戸村流平は知り合いの探偵と共に捜査を始める。
やや上滑りの感が否めないジョーク以外は面白い。
・相原大輔「首切り坂」(第2期)
明治四十四年初夏の東京で、語り継がれていた怪談そのままの事件が起こる。
呪いなのか、そうでないのか。
追記。
今日現在受賞作は9作。そのうち船越の作品以外の8作はどれも佳作ぞろいなのでお勧めです。
ミステリーが読みたいなら1期の4作と上に挙げた相原大輔「首切り坂」がミステリーです。
【日本SF新人賞】主催:日本SF作家クラブ 後援:徳間書店
諸事情により(主に商業的な)長らくSF専門の新人賞が存在しなかったところ、1999年に開始された。
内容はややライトノベル寄り、しかし版型はハードカバー。何故に徳間デュアル文庫で出さないのか。
売り出し方の問題なのか、デビューした作家の知名度がいまいち低く、若い読者の獲得には至らない感じ。
ではSF業界はどこから若手作家を供給しているかというと……小川一水、冲方丁、秋山瑞人、
古橋秀之、桜坂洋らライトノベルレーベルで書いている作家たちに依頼するやり方が
うまくいきつつある。結果オーライ、なのか。
主な受賞作:
三雲岳斗「M.G.H.―楽園の鏡像」
宇宙ステーションの無重量空間で起きた「墜落死」の謎に挑む主人公+萌え従妹。
SF・ミステリ・ライトノベルの中間点に位置する、第1回受賞作。
同時期に「コールドゲヘナ」で電撃ゲーム小説大賞銀賞、「アース・リバース」でスニーカー大賞特別賞も受賞。
(つづく)
(日本SF新人賞つづき)
吉川良太郎「ペロー・ザ・キャット全仕事」
近未来のフランス、若者ペローは意識を猫の体に転送し、気ままな猫ライフを楽しんでいた。
しかしギャングに捕まり抗争に巻き込まれることに。自由を取り戻すことはできるのか?
大学院で仏文を専攻する作者が描く、おフランス+ノワール+ねこ大好きSF
――――――
Writen by 名無しのオプ(【KAPPA-ONE登竜門】)
and 名無しは無慈悲な夜の女王(【日本SF新人賞】)
※「北尾CEOホリエモンをメッタ斬り」
ttp://www.daily.co.jp/gossip/2005/04/04/167731.shtml ※とは関係ありません。
次回は17時頃の予定です。